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未解決事件簿8:「死体検案書」は病院医師によって捏造された偽物と判明

前回の未解決事件簿7では、「偽者警察官」から2つの書類、「死体検案書」と「司法解剖代領収証」を手渡された経緯について説明し、この2つの書類の「おかしな点」について皆さんに考えていただきました。
 
おかしな点、少し考えて分かった方は相当な慧眼です。
この2つの書類の「おかしな点」を見破るには、そもそもその前提となる予備知識が必要です。
 
それでは、まず例の「偽者警察官」から僕たちが受け取った「死体検案書」についてみていきます。

もう一度、この死体検案書を掲載します。

「偽者警察官」から手渡された死体検案書

この「死体検案書」、何がおかしいか、分かりますか?
 
この死体検案書に記載されている内容がおかしい?
確かに内容もおかしいのですが、もっとはっきり分かる「問題」があります。
 
それがはっきり分かるように、この書類の本来の書式を示したいと思います。

死亡診断書(死体検案書)の正式な書式

これと先ほど提示した「死体検案書」を見比べてみて下さい。
何か気づきましたか?この「死体検案書」には何か足りないものがありませんか?
「死亡届の記入欄がない!!」
とこの場で気付かれた方、素晴らしい、ブラボー!!
 
そうなんです。この死体検案書には「死亡届」が付いていなかったんです。
 
本来この書類は左半分が死亡届、右半分が死亡診断書(または死体検案書)となっていて、全体でA3サイズのものです。
 
しかし僕たち家族が例の「偽者警察官」から受け取った「死体検案書」はA4サイズで、その左隣に本来付いているはずの「死亡届」の記入欄がありませんでした。

分かりやすく図解したものをお示しします。

遺族が「偽者警察官」から受け取った「死体検案書」の図解

「じゃあ、役所(役場)にはどうやってこの人の死亡を届け出たの?」
という疑問を持たれた方、ごもっともです。まさにそこなんです。
 
結局、僕たちは役場に死亡届を出すということを誰からも教えてもらえず、
死亡届を出していないんです。
 
本来提出すべきとされる死亡届を提出していない、という事実に気づいたのは、父の死亡から1年以上が経過した2011年12月末のことでした。
 
「死亡届を出していない?それで除籍になったの?火葬、埋葬の許可は?」
という疑問を持たれた方、その通りです。
しかし父は除籍になっていましたし、火葬、埋葬も問題なく行えましたので、間違いなく許可は出ていたのだろうと思います。
 
「死亡届を出していないのに、どうやって?役所(役場)から不備を指摘されなかったの?」
という疑問があると思いますが、そもそも僕たちは誰からも何も言われず、
不備を指摘されるどころか、死亡届の提出を促されることもありませんでした
 
死亡届を提出せずに終わってしまったというご遺族の方はいらっしゃいますか?
もしかしたら、そのような方は何か重大な事件に巻き込まれているか、
何者かから騙されているかもしれません。
 
もう1つ、この「死体検案書」の「おかしな点」は、
直筆の原本ではなく、初めからコピーだったことです。
この「死体検案書」の画像が直筆のものかコピーされたものかは、この画像では判断できないと思いますし、実物を目の前で見なければ分からないと思いますが、実物を見ればコピーであることは一目瞭然でした。
 
こうして、「偽者警察官」から手渡されたこの「死体検案書」のおかしな点が2つ指摘できました。
 
①     医師直筆の原本ではなく初めからコピーだった。
②     本来、左隣にあるはずの「死亡届」の記入欄が付いておらずA4サイズだった。

 
一体、この「死体検案書」は何なのでしょうか?
何故、「偽者警察官」は原本を僕たちに手渡せなかったのでしょうか。
 
実はそのことを調査していく過程で重要な事実に行き当たりました。
それはこの「死体検案書」の記載者についてです。
 
この「死体検案書」を記載したとされる人の名前は、一番下の黒塗りの部分に記載されています。
ここには司法解剖を執刀したとされる○○大学法医学教室・○○教授の実名が記載されています。
 
しかし・・・この「死体検案書」の本当の記載者は、執刀医である法医学教授ではなく、この事件の起こった病院の循環器内科部長の医師であると断定できる情報が手元にありました。

それは「筆跡」です。
 
問題の「死体検案書」の筆跡と、この病院の循環器内科部長の医師の筆跡を抜粋して並べて示します。

死体検案書と循環器内科部長医師の筆跡の比較1
死体検案書と循環器内科部長医師の筆跡の比較2

文字の間隔や角度、跳ね方などの癖がことごとく一致しています。
 
以上のことから、この「死体検案書」は、X病院・循環器内科部長の○○医師が、○○大学法医学教室○○教授(司法解剖を執刀したとされる法医学教授)の名をかたって捏造した偽物であるという結論に達しました。
 
僕たち遺族に「偽物」を渡したからには、「本物」がどこかにあるということになりますが、当然のことながら、僕たち遺族はその「本物」を一度も見たことがありません。
それは一体、どんな形で存在しているのでしょうか。どんな形で眠っているのでしょうか。
そしてその左隣にあるはずの「死亡届」は空欄のままなのでしょうか。
空欄のままで存在することなどあり得るのでしょうか。
空欄でないとしたら、一体、誰が書いたのでしょうか。
 
その疑問に答えるには、更なる調査が必要でした。
 
そしてその結果、父の死から2年以上が経過した2012年10月に、あるきっかけから重要事実をつかみ、最終的にこの「死体検案書」が存在する意味と病院側の意図、完全犯罪を見破りました。
 
これについては後の「未解決事件簿」で詳しく説明したいと思います。

次回は、「偽者警察官」から手渡された「司法解剖代領収証」のおかしな点について詳しくお話ししたいと思います。

追記①:最終目標は病院・医師の実名報道
僕の最終目標はこの事件を明るみに出して、この病院・医師の実名報道を実現することです。
 
追記②:「フォロー」と「スキ」のお願い
この事件に興味がある、この病院・医師が許せない、この病院はどこの病院なのか気になる、実名報道まで見届けたいと思われた方は是非、「スキ」と「フォロー」をよろしくお願い致します。

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