見出し画像

炭酸水と共に

ウィルキンソンの強炭酸。
家の押し入れには、業務スーパーで購入した500ミリ24本入りのダンボール。
冷蔵庫にの中には、4本の冷えたそれを常備している。

1日の終わり、夜ご飯の後、冷蔵庫から炭酸水を取り出し、その炭酸の強さが伝わるペットボトル表面の張りを感じつつ、キャップを捻る。
「プシューッ!!!」
間髪入れず初めの一口、いや三口、流し込む。
その安定の清涼さと刺激が、1日の疲れとストレスを蜜にして、最高の飲み心地へと誘う。


こんな生活を始めるまでは、毎夜のように酒を飲んでいた。依存していた。
日々の疲れとストレスをアルコールで麻痺させて無感化させ、翌朝にはその代償として、雪だるま式に身体的あるいは精神的ダメージを蓄積させていく。その負のサイクルを認め、酒を絶ってみた。

その際、代わりの依存先が必要だった。
代わりの候補として炭酸水が挙がったのは、職場での休憩時間に、炭酸水を飲んでいる人を見て、興味が湧いたからだ。
それまで、炭酸水はハイボールや酎ハイを作るのに使うものという認識で、単体で飲むという概念こそあれ、そうしたいと思うことがなかった。
これを機にデビューしてみよう、安易な発想だった。

気がつくと、お酒を飲む習慣に変わって炭酸水を毎日飲んでいた。
お腹は満たされ、身も心も若返った気分だ。
健康的に生きた心地を実感させてくれる。
炭酸水と出会い、私の人生は絶対的に好転した。

炭酸水に魅了されて3ヶ月。
私の現在は、炭酸水と共にある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?