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ミドルネームのいろは

みなさん、こんにちは。

次に人として生まれるならイギリス貴族がいいな、と思っている著者です。

ミドルネームに憧れるミーハーな僕は、勝手に名乗るためにミドルネームを作ろうと思いました。


ミドルネームをつける意味合いとは

ミドルネームって何の意味があるのか。まずはWikipediaで検索してみました。しかしWikipediaには簡単なことしか書かれておらず、為にも参考にもなりませんでした。

ミドルネーム (英語: middle name) は、名字と個人名の中間に存在する名前。中間名とも。
イニシャルで略記される場合が多い。

(Wikipediaより引用)

で、同じページ内に日本でのミドルネームについて掲載されていましたが、これも微妙な内容しか書かれておらず、見た解釈でいうと、「日本では法律的には認められていないということで、個人名(First name)に片仮名で入れてしまう人もいる」ようです。笑

日本人が日本の法律に則り名前を付ける場合は、平仮名・片仮名や常用漢字(※1. 戸籍法第五十条、※2. 戸籍法施行規則第六十条)のみ指定する事が可能ですが、そもそもミドルネームが付けられている国々で利用されているアルファベットは日本語ではないので認められておりません。となると、漢字や平仮名ではなくて、英語を日本語で表現される際に利用される片仮名で抵抗するしかありません。が、これがまたダサい。いや、ミドルネームだけアルファベットだっていうのも微妙ですかね。

例:山田 Christmas 太郎
  山田 クリスマス 太郎

更に調べていくと次のような解釈も出てきました。

ミドルネームはローマ時代には既に使われています。当時は出身先を示すためにミドルネームが使われていました。そして、このミドルネームを付ける伝統は18世紀に西欧で急速に広がり、スペイン系やアラブ系の諸族ではミドルネームをつけることが習慣化されます。

ミドルネームをつける意味として、以下のようなものが多いです。

キリスト教の洗礼名
 ミドルネームの中でも特にキリスト教の洗礼名をつけることが多く、この場合は「クリスチャンネーム」と呼ばれます。キリスト教徒の子,または未入信者が入信して洗礼を受けるときにつけられます。

先祖の名前
 家系を継ぐために、特に長男は先祖や祖父の名前をつけることが多いそうです。

自分の旧姓(既婚女性の場合)
 日本でも女性が結婚する際、名字が夫の姓に変わりますよね。海外では、その際にミドルネームとして元の姓を残す人もいます。

母方の姓
 子供の名前に母方の姓をミドルネームとしてつけています。

尊敬する人物の名前
 こんな人物になってほしい、という親の想いがミドルネームに込められていることも。また、海外は日本よりも改名しやすい国が多いため、自分の尊敬する人物の名前を本名にすることも可能です。


推察

キリスト教信者でもないので洗礼名は持っておらず、
先祖の名前なんて曽祖父くらいまでしか覚えておらず、
旧姓は無いのでダブル名字になってしまう。

となると「尊敬している人の名前」。なるほど。参考になります。

日本でも氏名変更については、お金と名前を用意すれば家庭裁判所で名前を変えることが可能です。簡単に変える事ができますが、戸籍謄本等にはしっかりと記載されるので、全くの別人になると言う意味合いでは変更する事はできません。映画とかで良くある、一回消えて居なくなるしかないようです。

そもそもなんでミドルネームなんて付け始めたのかと言うと、以下の説明が出てきました。

ミドルネームをつける理由は、氏名が同じ人を区別するためです。日本人の苗字は20万種類ほどありますが、外国ではどの国も1万種類前後が多く、姓と名前のバリエーションが少ないため同姓同名になりやすいです。さらにアメリカでは親の名前をそのまま子供につける場合も多く、近い間柄で同じ名前というケースも多くあります。

ジョン・コナーを求めてターミネーターがきて、目の前に何人ものジョンが居た時に見分けがつかないから、とかそういう感じですかね。(ターミネーターなら全員殺して終わりそうって話ですけど。。)


実は昔の日本にもミドルネーム制があった?

実は古代の日本にも、ミドルネーム制があったようです。古代と言っても江戸時代くらいまでの比較的最近のようで、字(あざな)や諱(いみな)というミドルネーム制度があったようです。

明治時代以前は戸籍制度が確立されていなかったことから、改名や名付けにルールがなかったそうです。その為、何度も繰り返して変えたり、付けたい人の好き勝手な名前をつけていたようです。これは海外のミドルネームと同じ感じですね。子供の頃に嫌な思いした人とか、真っ先に変えそうですね。

しかも、もっとひどい話が出てきて、江戸時代には数々の名前の部位があったようです。

(名字)(通称)(氏)(姓)(諱・字)

それぞれに意味合いがあるようです。しかしながら、どれがどれかと言うのは簡単に検索した程度では良くわかりませんでした。それこそ、もっと深く探して見ないといけないようですね。


ミドルネームを付けるデメリット、ハードル

公的書類にミドルネームを掲載しようとすれば、認められていない事なので、それなりのハードルがあります。まず、先にも記載した通り、日本の戸籍でミドルネームは設定する事ができません。

その為、ミドルネームを無理矢理公的の書類に掲載するには、

「ミドルネーム(Middle name)欄がないので、個人名(First Name)欄に連ねて記載しなければならない」

という事です。いやいやこれはちょっと、連ねてって。流石に。

次にパスポートについて。

実は日本の戸籍にミドルネームが記載されていなくてもパスポートに記載する事が可能との事です。やったぜ!

じゃあどうやって記載するかと言う疑問ですが、その点に関しては、「アルファベットで記載する氏名に括弧書きで掲載する」ことができるようです。

例:Yamada Taro(Christmas)

なるほど。これは思っていた以上に自然ですね。これならもうゴール寸前ではないかい?

そう、ガッツポーズをするも、そもそもパスポートを申請すると言う行動の時点でハードルがありました。

パスポート申請の時にミドルネームを持つという何かしらの証明書を持参しなければいけません。

何も公的証明書類がないまま申請をすると、余裕で不備になりますね。

となるとやはり公的書類に非公式なミドルネームを掲載することができないということである。

日本の戸籍に記載すると名前が長くなるのと、周りと違うために同調気質のある純日本人なのでデメリットですね。会社員ですので書類にまいどまいど片仮名でミドルネームを書くわけです。見られたくないですよね。笑


ミドルネームをつけるなら?

半端なミドルネームを付けて恥ずかしくなるくらいなら、ピカソみたいに長くして紛らわせてみるかと言う案もありそうですね。(※)

それともオバマ元大統領みたいな意外なものにしてみるか?

※ピカソのフルネーム:パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ファン・ネポムセノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアノ・デ・ラ・サンテシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ

あるいは、アナグラム的な何かを入れて、神秘的なものにするとか?

Harry Potterで出てきた名前を言ってはいけないあの人、トム・リドルとか。

Tom Marvolo Riddle > 'I am Lord Voldemort'

自分のフルネームからとなるとアルファベットを並び替えてみる?

または物語で出てくる人物からとってみるとか?

Tom Marvolo Riddle
Harry James Potter
Albus Percival Wulfric Brian Dumbledore

どれも日本語に当てはめるにはダメな気がするな。笑


ということで、名乗るだけなミドルネーム

決定できず、 結局名乗らない(名乗れない)事になりました。

ちなみに、元TBSアナウンサーであり、フリーアナウンサーである田中 みな実氏は「エミリー」がミドルネームのようで、戸籍には「田中 エミリーみな実」と書かれているのではないかと予想されています。

エミリって日本語でも結構名前でも使われていますので、違和感ないですね。

Fin.

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