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旅館の一室が私の部屋~温泉が自分のバスルームになる日常を味わうワーケーション~

The Workeアンバサダーによる
『ワーケーション体験記』をご紹介します!

今回体験記を書いてくださったのは、
温泉トラベラー cocoさん

今回、cocoさんがワーケーション先に選んだのは
秋田県にある 小安峡温泉 旅館 多郎兵衛
天然秋田杉を使用した大浴場と4つの趣の異なる浴場の名湯と、
女将自らこだわりの食材で作る手作り料理が自慢のお宿。
ここで、どうやって過ごされたのでしょうか。
どうぞ、お楽しみください✨


自宅を離れて4日間を旅館で過ごす。
日常を非日常空間で味わう醍醐味\ワーケーション/

訪れたのは2月、雪の壁をくぐり抜けカーナビの目的地は、
秋田県湯沢市小安峡温泉『多郎兵衛旅館』様
大きな家紋が目印の12代続く温泉旅館。
今日からここが私の居場所。
エンジンを止めると……暮らすように旅をしたい! 旅するように暮らしたい!が叶うと思うとワクワクが止まらなかった瞬間。

各地の温泉や温泉旅館巡りをしている私、今回は溜まったレポートをお部屋で、そして新たな秋田の温泉に出会う事も目的。
3泊を同じお部屋というのは、本当に暮らしているかのよう。
荷物のパッキングをいちいちしなくてもいいし、簡単な物もお洗濯できちゃう。

お出かけして帰ると、「お帰りなさいませ」といって下さる。
お嬢様になった気分と新しいタオルや浴衣。
希望すればお部屋のお掃除もしてくださる。
景色や温泉以外も“快適”という非日常。
煩わしい事は人任せで、自分の事だけできるなんて夢のような一時でした。
そんなワーケーションの旅先多郎兵衛旅館様をご紹介

«館内で湯巡り»
先ずは、多郎兵衛旅館様ご自慢の温泉から……

コの字型した館内には、湯処が7つ。
100m程の源泉地からの引き湯で個性豊かな湯舟にかけ流されています。

1つめは、男女別大浴場
暖簾をくぐり脱衣場へ、、、広くてゆったりした脱衣場。
温泉を利用した暖房で冷っとしない空間。
ここで私が気に入ったのが、ドレッサーの椅子。
ふんわりとクッションが効いていて心地よい。
天井を見上げると「薬師の湯」の提灯
秘湯ムードも漂う。

衣類を脱ぎながらも、気になるのがその浴場。上半分が硝子窓。赴きある湯殿の雰囲気を感じながら、早く入りたい!と何故か焦る(笑)

その、戸を開け目に飛び込んできた重厚で整然とした美しい湯殿。
内湯なのに開放的なのは、高い天井とデザイン性のあるアーチ型の窓のせいなのでしょうか。
立派な秋田杉の梁と綺麗に並べられた天然石の床。
そして、見劣りがしない木製の風呂桶と木の風呂椅子。
余計な色がない統一された美しさにうっとり。

赴きある天然石の湯舟にかけ流されている湯の音が、広いコンサートホールに響き渡っているみたいで目からも耳からもリラクゼーションのカプセルが破裂! お湯は肌触りよく、大きな湯舟は湯温が高い所と低い所があるので、快適な湯温を求めてその中だけでも湯巡り出来るんです。

次に露天風呂「風の湯」を味わいました。
こちらは、「多郎兵衛」の文字が印象的な「陶器の湯」と男女が入替え。

チェックインから朝5時までが女性です。
夕食前の空の色が移りゆく時刻に入ることが出来ました。
辺りには、灯されるあたたかい灯篭の燈と、内湯のアーチ型の窓からこぼれる光がとても優雅で綺麗。

湯舟の縁辺りには腰掛けながら湯浴み出来る所もあり、ついつい長居。夜風も気持ちよく究極の頭寒足熱!

次の日の朝は、こちらの旅館の代名詞のようなお風呂「陶喜の湯」
ガラリと引き戸を開けると、目前に迫ってくる『多郎兵衛』の文字と湯へのリフレクション!

湯舟は、粘土で造られているような感触に、陶器の欠片が埋め込まれているユニークな造り。少し薄暗い中に浮かぶ多郎兵衛の文字も味があり落ち着く。

そしてもう1つの湯処は、これらの湯処からは少し離れた宿泊棟にある。以前は男女別利用だったらしいのですが、今は1回50分の貸切制。
こじんまりとした湯殿にも、木製の風呂桶と椅子。温かみとこだわりを感じます。こちらの貸切風呂にはベビーバスも備えてあり、赤ちゃんがいる御家族も気兼ねなく温泉を楽しめる計らいが素晴らしい。

チェックインから夜は21:30までと、翌朝6:30から楽しめる。

最後の湯処は、冬季は閉鎖の「三宝の湯」
中庭の上方にあるらしく、こちらも人気の湯殿のようです。
次回は、是非ともこちらの湯にも入ってみたい。

«館内とお部屋»
フロントでは、身長2mという大きなこけしがお出迎え。
フロントだけでなく館内の至る所にコケシや布でこしらえた小物が飾ってある。一つ一つの表情や雰囲気も違い作家さんの心意気が伝わる。
昔は野馬が沢山いた地域なのか、野生の生き生きとした馬の絵もとても印象的。
館内は、ゆったりとした中にも遊び心を感じどこに居ても落ち着きます。

今回滞在したお部屋は、玄関を入ると御手洗と広々とした洗面所。小さめだが冷蔵庫も備えてある。襖を開けると、広々とした10畳の和室と縁側のような次の間。こちらには応接セットも配され、事務仕事も出来そうなスペースです。

お部屋にも温泉利用の暖房機があり、快適な暖かさ。エアコンの備えもありましたので極寒の日や夏場も気持ちよく過ごせそうです。
又、空気清浄機とファンヒーターまで備えてありました。

陶器のお洒落な洗面台は2つもあり、アメニティも充分。
3人で利用させて頂きましたが気兼ねなく使う事が出来ました。

お部屋で私が気に入ったのは、何とトイレ!!(笑)
何の変哲もないトイレなのですが…お気に入りポイントがあったのです!
何だと思いますか?

こちらのトイレ、5センチ程低く造られているんです。内側に開くトイレのドアにトイレのスリッパが引っかからないのです! そんな事〜?って思われるかもしれませんが…私にとってはストレスなくトイレを使えるとっても大事なポイントだったのです!(笑)

«温かいおもてなし»
ゆきすぎる事無くさり気ない丁度いいおもてなし。
子育てしながら旅館を切り盛りする若女将は元気はつらつ!テキパキと仕事をこなしている様子。女将や旦那様方も温かく心地いい。
中居さん達は、秋田訛りでお話してくれて遠い地に旅に来ている事を実感! お食事を運ばれる頃合もよく、方言で地元の事も教えてくださいました。お食事も楽しい一時となりました。

«手作りのお食事に舌鼓»
旅館のもうひとつの楽しみは、お食事。
こちら多郎兵衛旅館様、何もかもが手作りという拘り。
春には山に山菜採り、秋にはキノコ採りから始まり調理するそう。
お禅にはそんな貴重な山の幸が沢山!
お味に工夫があり、3泊しても全く飽きない。
秋田の地酒と頂きました。
3泊のうち1度だけ、「お宿のお任せ定食」を注文しましたが、このお値段で本当にいいのですか!という内容。大満足でした。

朝ご飯、私は旅館の朝ご飯が大好き!!
多郎兵衛旅館様の朝ご飯もサラダから副菜メイン魚は、紅鮏や岩魚の甘露煮など日によってお魚も変わり美味しくいただきました。
地元の拘りヨーグルトや納豆もお好みで頂く事が出来ます。

多郎兵衛旅館様のお食事は手作りの拘り!と前述しましたが、お漬物も手作り!中でも私がめちゃくちゃ気に入ったのが秋田名物のひとつでもある「いぶりがっこ」自宅の大根を燻してもらっているそう!あまりの美味しさに、無理を言って分けて頂きました。

夢のような4日間、選んだ地での温泉三昧の滞在は身体も喜び芯からリフレッシュ出来ました。
このThe worke の宿泊システムでお気に入りの地の、快適なお宿で暮らすような旅を続けたいし是非とも体験して

【coco(@coco.icotto)さんのInstagram】
https://www.instagram.com/coco.icotto/


今回 cocoさんが滞在した
【小安峡温泉 旅館 多郎兵衛】は👇こちら👇

住所:〒012-0183 秋田県湯沢市皆瀬湯元121-5
TEL:0183-47-5016
◆1泊からの短期滞在ならコチラ→ToCoo!.
◆3泊からの長期滞在ならコチラ→The Worke

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