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2023/04/15「本音を話せる相手」#雑な日記

本音を話せる相手

前職時代の友人から急に連絡があった。彼はコーチングスクールを卒業したとかで、「興味があったら連絡欲しい」という内容だった。

コーチングには以前から興味があった。何より、人と話すことが(自分が話すことも聴くことも)昔から大好きだったし、コロナ禍の影響や、自分が子育てをするようになった頃からリモートワークが増え、飲み会や遊びが激減したため「人と話すこと」自体に飢えていた。2021年から『YeLL』のサポーターとして“心から人の話を聴く”経験を積んでいるのも、コーチングへの興味の表れからだろう。

早速コーチングを学んだ友人と30分超のZoomで話して、スクールに入った経緯やコーチングの価値についての説明を受けた。

そして、後日 ためしにコーチングのモニターセッションを受けてみることにした。モニターといっても60ー90分間1本勝負で数千円の費用が掛かるとのこと。

家庭人と仕事人と自分個人、それぞれでの理想的な姿と現実がかけ離れて来ている実感があったので、そんな現状と理想像(ゴール)をアンケートフォームに書き殴った。

数時間後。友人からセッションのお相手が紹介された。とても優秀かつ誠実そうな20代後半の男性だった。第一印象も、Facebookでプロフィールを見た後も「安心感」が消えない素晴らしい方に思えた。

「よろしくお願いします!」という文字を打とうとして、手が止まった。
友人からは「〇〇さんはとても信頼できる人なので本音をぶつけてみてね!」と言う言葉が添えてあった。もちろんその言葉に嘘は無いだろうし、実際に物凄く信頼できる雰囲気と実績を持った方だった。

しかし、自分の心はこう言っていた。「子育てをしながら仕事と家庭と自分自身がやりたいことのバランスに悩んだことがない人に、自分はありのままの本音を話せるだろうか」と。

子どもが居ない人に対して、差別の意識も偏見の意識もない。本当に微塵もない。
ただ、それほどまでに、「子どもの親として社会で生きる」という経験は、私のそれまでの価値観や社会の見え方すべてを根本から変えた。悩みやモヤモヤの種類も次元も圧倒的に変化した。だからである。(気を悪くされた方が居たら本当にごめんなさい。)

友人に自分の“本音”を正直に伝え、そして快く受け入れてくれた。彼もまた、一児の父であった。
紹介された方とのご縁を無碍に絶ってしまったことに申し訳なさを感じつつ、伝えてよかったとも思えた。

またひとつ、自分を知れた日だった。

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