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薬を作る魚、感染症防ぐアリ 「医療」で生き抜く
2022年2月27日 日本経済新聞
自然界の激しい生存競争を生き抜いてきた生物たちは、巧みな戦略を身につけている。
私たち人間は、具合が悪くなれば薬を飲み、感染症が流行すればワクチンを打つ。医療を手にしたヒトは他の生物よりも優れていると思いたいが、生物たちも負けてはいない。
メキシコに住むグーデアの仲間は、10~20匹の赤ちゃんをおなかの中で育てる。赤ちゃんは卵巣の中をぷかぷかと漂いながら、卵巣の壁から染み出た栄養分を吸収する。おなかの中で育つと、大きくなってから外の世界に出ていくため生存率が高い。一方で赤ちゃんのフンや栄養分で雑菌が繁殖しやすい。抗菌薬はリスクを減らす知恵だ。
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