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2023年の海運業はこうなる!令和5年度 海事局予算決定概要

2023年の海事局の予算が概算要求129億から84億に決定した。令和4年(2022年)の当初予算87億より減額となった。

今回のキーワードは
・内航船への規制
・企業間連携
・LNG・バイオ燃料が表舞台へ
・造船業DX

内航船への規制

オペレーターへの法令遵守の義務付け、公表制度の創設などが盛り込まれる。内航海運事業者の評価制度構築なども行い、既得権益ばかりではなく、オペレーター、船主ともに質の高い船舶管理会社が正当に評価される仕組みを作っていく。

企業間連携

荷主を巻き込んだオペレーター、船主連携のシステム構築に力を注ぐ。中でもサプライチェーン(供給網)の構築には力を注いでいく様子。船舶機器の情報共有化など新規として630億円を計上した。

LNG・バイオ燃料が表舞台へ

2050年のカーボンニュートラル実現に向けて本格始動していく様子。ロードマップでは2026年にアンモニア燃料船実証、2027年には水素燃料船実証と進むがその前に出てくるのがLNG燃料船。2023年はLNG燃料船建造ラッシュが来る。内航海運としてはバイオ燃料の代替も強制されるかも。

造船業DX

日本造船業の世界的地位奪還のため、本腰を入れていく。秘匿主義がつよい日本造船業の垣根を取っ払う施策が出てくる。献上情報のデータ共有化が促進される。

詳しくはこちら「令和5年度 海事局関係予算決定概要」
https://www.mlit.go.jp/page/content/001580225.pdf


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