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「お笑い」から遠く離れて〜2年ぶりにお笑いライブへ行く

1,イントロダクション

 お久しぶりです。カラシニコフです。
 最近、疲労が蓄積していたり、頭の中が矜羯羅がっていて、なかなか上手く表現できていませんでした。
 そういえば、約2年ぶりにお笑いライブに足を運びました。横浜にぎわい座で見た7月の「コラアゲンはいごうまん・春風亭一之輔 二人会」以来のお笑いライブだと思います。純粋なお笑いライブとなれば、6月の新宿のルミネtheよしもとで見た地獄のようなお笑いライブ以来かもしれません。
 今回見たのは、フラミンゴというお笑いトリオのコントライブ(単独ライブ)でした。8月21日に「そうは言ってない。」というタイトルで上演してました。
 今やフラミンゴと言えば、ピンク色の片足で立つ鳥か米津玄師の歌か、そのどちらかを思い浮かべ、お笑いトリオの事なんて、完全に忘れ去られている(そもそも知らない人が多い)ような気はするけど、9年ぶりに復活すると聞き、感染症の影響で、完全に腰が重くなったかつてのお笑いファンの自分は、久々にお金を払って、お笑いライブに行きました。結果足を運んで良かったなあ、と思いました。
 それでは、参りましょう。

「そうは言ってない。」のポスター

2,お笑いトリオ・フラミンゴとは?

 お笑いトリオのフラミンゴを簡単に説明しましょう(もしかしたら、長くなるかもしれません)。
 フラミンゴは、辻本耕志さん、吉田ウーロン太さん、竹森千人さんの三人で組んだお笑いトリオ(ユニット)です。事務所はエフ・エム・ジーというところで、井川遥さんや『拾われた男』が話題の松尾諭さんも所属しています。それぞれのコンビを解散して、2002年に結成されました。俳優事務所なので、どちらかというと当時は異色だったのかもしれません。『爆笑オンエアバトル(オンバト+)』や『エンタの神様』にも出演し、キングオブコントも3度準決勝に進出しております。2013年に単独公演した後、ソロでの活動が精力的になり、解散や活動休止という噂も囁かれるました。各々ドラマやCMに出演したり、脚本を担当したり、演劇に出たりして、トリオの活動がなかなか難しかったのかもしれません。しかし、解散?活動休止?俳優に転身?いや「そうは言ってない。」と9年ぶりに上質なコントを披露する場が出来、3人でコントをしっかりやっておりました。
 一番有名なコントは「フリ先生」や「フリ刑事」などの無茶ぶりシリーズで、「○○みたいに答えてみろ!」とモノマネをさせるコントです。


3,ライブの感想

 ネタのタイトルは以下の通りです(私が勝手につけました)。

  1. 打ち合わせ

  2. コウイチくん

  3. 部長の手料理

  4. コタボン

  5. 田舎の居酒屋

  6. 挨拶

 私は、以前にオンエアバトルやYouTube、DVD等でフラミンゴのネタを見たことはあったが、ライブで見たのは初めてでした。初めて見たネタは、爆笑オンエアバトルのチャンピオン大会で、「滑舌の悪いボーカル」のコントをやってました。結果的に9位(11組中)になっていましたが、妙にこのコントが心に残っていて、いつか見てみたいなあ、と思っていました。
 やはり各々の演技力が良くて、コントというよりは質の良い演劇を見ているようでした。吉田さんの迫力ある演技だったり、辻本さんの普通の感じからラストのコントの「こんな人いそうだなあ」という幅の広さ、竹森さんの普通の時もあるが、まれに奇妙な感じ等、見どころが多くて良かったなあ、と感じました。
 3つ目のコント「部長の手料理」は、様々な仕掛けがあり、部長が外出した後、ビデオを再生する体で部長の若い頃がテレビに映るという構造の演出があったり、脳内に語り掛けるというテレパシーみたいなものも感じたり、凄い面白かったなあ、という感じがしました。前のコントと繋がりがあり、少し伏線回収的なものも感じられました。
 4つ目のコントの「コタボン」は、こたつとズボンを合わせた部下と専務が相手側の企業の特許を絡めた商談に乗り込むというコントでした。その中で、ポケモンの要素が出てきて楽しめました。
 結果、久々にお笑いライブを見に行って、良かったなあ、と思えた1日でした。

4,終わりに

 吉田さんが出演した演劇や辻本さんが出演した小林賢太郎主催のカジャラは見たことあったが、トリオのコントのネタは、生で鑑賞したのは初めてだったので、とても貴重だった。内幸町ホールという170席位の少し小さな箱だったので、すぐに売り切れてしまうのではないか、と思った。ちなみに、知ったのは、公演前の10日くらい前だったので、全くお笑いから遠く離れていた自分は、この公演を知らなかった。チケットが少しあったので、9年ぶりの復活だし、次はいつになるかわからないと思い、購入した。
 吉田さんとは、演劇後に出待ちをして、差し入れをし、一緒に写真を撮って頂いたこともある。その際に、「フラミンゴのネタもまた見たいです」と言ったら、「いや分からないですね」と言葉を濁していた(あの時は失礼なことを言ってしまったと反省している、この場を借りてお詫びします)。
 かつてコントのワークショップに参加し、フラミンゴのコント「女疑惑」を文字起こしして、ワークショップの人と一緒にやった記憶があるが、講師の人から「笑いどころが起きていない」と指摘され、コントの難しさを知り、才能が無いと自覚し、コントをやるのを諦めた記憶がある(ちなみに、自分はM-1グランプリは出場した経験はあるが、キングオブコントは1度も無い)。
 やはり、「お笑い」は見るものだな、と改めて痛感させられました。
 毎週行っていた時期があったり、それをダシにして人と繋がろうとしている変な時期があったりして、その反省もあって見に行ってなかったのですが、たまに見ると面白いなあ、と気づきました。
 少し「これはお笑いなのだろうか、面白い演劇ではないだろうか」という野暮な発想が頭の中を駆け巡ったのですが、まあ、いいや、と思いました。
 月に1~2回見るのがちょうどいいですね。あまり行かないようにしようと思います。
 また、書こうと思います。それでは。

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カラシニコフ
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