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LVM-CACHEの作り方いろいろ

LVMでHDDのキャッシュをSSDに作る方法のまとめです。 まずVGを作ろうVG(ボリュームグループ)とは、PV(物理ボリューム)をまとめたもので、ここからLV(論理ボリューム)を切り出します。 HDDとSSDの物理ボリュームを一つのVGにまとめます。 $ sudo vgcreate sample /dev/sda6 /dev/sda7 /dev/sdb8 ここではsampleというVGに、/dev/sda6、/dev/sda7というSSD由来のPVと、/dev/sdb

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    • GRUBの設定をカスケード式に読み込む

      GRUBと言うと、update-grubコマンドやgrub customiserで設定を作ることで、Linuxのブートを支えるブートプログラムになります。 普通であれば、os-proberでWindows他のOSのブート設定も作れるんですが、LVMやbtrfsなど、os-proberが読み込めないものもあります。 そんな物を読み込めるようにするカスタム設定というものがgrubにはあります。 そのカスタム設定を使って他のLinuxを読み込む設定を紹介していきます。 まずは、

      • 【ubuntu】LVMの再帰的な利用法とパーティーションのコピーとBCACHE

        論理ボリュームの管理がパーティーションに比べて楽なLVM。 パーティーションをPV(物理ボリューム)に設定して、VG(ボリュームグループ)にまとめ、LV(論理ボリューム)に切り出すやりかたで、必要とあらばVGに新しいPVを登録して拡張することも、LVのサイズを拡大・縮小することもできます。 ところで、LVを新しくPVに設定して、別のVGに登録できるというのは知っていますか? LVMの設定をちょっと変えるだけでそれが可能なのです。 LVMの再帰的な利用法$ sudo na

        • initramfsがlvm-cacheを認識できるようにする。

          今まで使っていたAMDのグラフィックボードが壊れてしまって、Nvidiaのグラフィックボードに買い替えました。 Linux環境では、Nvidiaのグラフィックボード用にプロプライエタリ・ドライバが用意されていて、initramfsの時点からドライバが適用になります。 困ったことに、今までlvm-cacheを認識していたのが、Nvidiaのドライバを適用したことで認識できなくなってしまいました。 そこで、initramfs構築環境をいじって、lvm-cacheを認識できるよ

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        LVM-CACHEの作り方いろいろ

          【factorio】アイテムの流量計測

          factorioで採掘機などから、採掘している範囲の鉱石残数が取得できますよね? でも、資源がなくなって、別の場所に採掘機を移動するときに回路ネットワークも新しく設置しないといけない。 そんな不便さを解消するかもしれない、アイテムの流量を一定時間ごとにスナップショットを取る回路を作りました。 左上の固定回路に、スナップショットを取る間隔RをTick数で設定、流量下限L(これを下回るとアラームが出る)を設定。 左側の算術回路の入力にベルトを接続し、右下の比較回路の出力にスピー

          【factorio】アイテムの流量計測

          【factorio】高度な寿司ベルト

          factorioで、回路ネットワークの代名詞である寿司ベルトを改良してみました。 改良点は、定数回路でベルトに流す各サイエンスパックの最大数Lを指定できるようにしたことと、同じく定数回路で寿司ベルトを稼働/停止させるイネーブラーフラグEを導入したことです。 これにより、Eを指定する定数回路をオンオフすることで簡単に稼働や停止ができ、オフの場合はベルトに流れているサイエンスパックを回収してくれます。 どうです?便利だと思いませんか? ぜひ使ってみてください。 ブループリント

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          freeコマンドをちょっとだけ正確にしてみた

          linuxのfreeコマンド(メモリの使用状況を表示する)で、-h --siオプションをつけたときの表示が、どうにもおかしかった(接頭辞が1000ベースでなく1024ベースで表示される)ので、シェルスクリプトを書いてみました。-h --siオプション以外のオプションがあるときは、freeコマンドを呼び出しています。 #!/bin/bashOPT="$@";OPT1=`echo $OPT|grep -e "-h" |grep -e "--si"`;if [ ${#OPT1}

          freeコマンドをちょっとだけ正確にしてみた

          LVM-CACHEの簡単な構築方法

          Linuxにおいて、LVM(Logical Volume Manager)という、既存のパーティーション/ディスクを統合して切り分けることができる仕組みがあります。 その機能の一つとして、SSDとHDDを利用して、ハイブリッドHDDを作ることができます。 ネット上でLVM-CACHEについて調べると、よくcachepoolを使った方法が書かれています。記事によっては、メタデータ用ボリュームとキャッシュプール用ボリュームを統合する方法から書かれていますが、正直面倒くさいです

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