オステオパシーの診断

『Art of Osteopathy』より。

「解剖学の彼の知識からのオステオパスの所以。彼は正常な身体と異常な身体の働きを比較する。」

 「診断」という言葉は、根掘り葉掘り、ギリシャ語のルーツから「完全な」と「不可欠な知識」を意味する。

 治療を始める前に、まず患者に外傷が刷り込まれた方法を知る必要がある。この診断の過程は不可欠である。明らかに私たちは治療しているものを知らずに治療することはできない。私たちは触れることを通じて学ぶ。Dr.サザーランドは、「考え、感じ、見て、知る指」と語った。

 オステオパシー的診断の性質は、施術者が疾患過程のラベルを提供する場合に、私たちが通常考えているものとは異なる。私たちが手を通して受け取った情報を使用して、身体全体の張力(緊張)のバランスに注意を払う。私たちは解剖学的構造の機能的整合性を決定する。どのくらい組織が動くか?臓器、膜、筋肉、骨に適切な血液の流れと静脈排液があるか?血液、リンパ液、脳脊髄液の質はどうか?

 最も一般的なオステオパシー的診断は「体性機能不全」である。体性機能不全は次のように定義される:「体性系(身体骨格系)に関連する構成要素及び関連する血管、リンパ、神経要素の機能の障害または変化」。体性機能不全の古い名称はオステオパシー的病変であった。

 オステオパシーの特有の側面の1つは、診断と治療を分離することが困難な場合が多いことである。診断と治療は、ある意味で互いに混和する。治療過程を通して私は患者について学んでいる。診断過程全体を通して患者は治療されている。フィードバックは一定である。

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