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バルセロナ観光事情

国際的観光都市バルセロナ
恵まれた気候に美味しい食事、サッカーやガウディ、ピカソ、ミロと観光資源にはいとまがありません
でもなのか、だからなのか観光客には難しい面もあるようです
まぁ京都も似たようなものかもしれません

バルセロナで難物なのが観光スポットの時間指定の予約制
コロナ前のオーバー•ツーリズム対策として導入されたのでしょう、他国でも同じシステムが増えています
訪問者を混乱なく捌けますし観光客にとっても延々列に並んだりせずに済むので便利ではありますが、観たい場所が複数ある場合はそれぞれの予約時間に拘束されて自由な観光は難しくなります

複数の施設を回ろうとすると移動時間も含めて余裕を持たせて予約を入れておかなければならず食事の時間も必要
そうすると1日で回れるスポットはせいぜい3ヶ所程度、それに対して行きたい場所はそんな数では済まなくて...
週末は混み合うようですし休館日があるところもあります

例えば人気の高いガウディ関連の施設はサグラダ•ファミリアやグエル公園まで含めてほとんどが予約制
その場で空きがあれば入れますがオフ•シーズンと思われる今の時期でも多くの施設はそんな感じではありませんでした

う〜ん、パズルは複雑でタイパは最悪(笑)

もちろん予約のHPはスペイン語で日本語などあろうはずもない
かろうじて英語ページはあってもどうも出来が悪くて、チケット購入が完了出来ず結局スペイン語ページで予約し直すことも一度や二度ではありませんでした(涙)
チケット業者のHPなら日本語で手配できるものもありますので、手数料を払ってもそっちの方が楽って判断もありかも

ガウディ作の邸宅については入場料が二極化しています
高い方が観る価値があるかと言うとそうでもなく、それらは最新テクノロジーでARのガイド•システムや映像技術が導入されているぶん高額になっている印象を受けました
正直、なくてもいいかな

そしてこのガイド•システムがまた曲者
流石にここまで高額だと日本語がないなんてことはありませんが、倍速視聴(笑)なんか出来ませんので結構時間がかかり次の予約に急かされる羽目に

あ、話はそれますが音声ガイドやパンフレットは日本の国力の趨勢的な退潮を如実に示し、今や中国語はもちろん韓国語はあっても日本語はないってところも普通です
残念ながらこれが日本の現状、むしろ昂進中のように感じました

さて、予定を一日延長してなんとか観たいものはコンプリートしました
まぁ、当初想定した通りには回れなかったとも言います

以下、個人の感想です
順不同、順不同ですからね(笑)

カタルーニャ音楽堂 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
グエル公園 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
サン•パウ病院 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
コロニア•グエル ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
カサ•ビセンス ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
カサ•バトリョ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
カサ•ミラ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
グエル邸 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
ピカソ美術館 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
ミロ美術館⭐︎⭐︎⭐︎
カテドラル ⭐︎⭐︎
モンジュイック城 ⭐︎⭐︎
サグラダ•ファミリア ⭐︎⭐︎

ps. サグラダ•ファミリアについて
この意匠、この規模、そしてなんと言ってもこの独創性、世界のどこにもない建造物だと思います
ただ、完成度は...
知り合いの言葉に頷いてしまいました
「完成が近づくにつれて残念になっていく」

見所のファサードは高所を見上げるので入場料を払わなくても見られものにほとんど変わりはありません
内部の構造やステンドグラスを見ないわけにはいかないので、結局、高額の入場料を払うんですけど率直に言って金額はその価値に見合わないと思います
構造は唯一無二ですがステンドグラスは他でいくらでも見られる程度(失礼)のものです
完成のための寄付だと思うことにしました

キャパが大きく直接行っても比較的待たずに入れるようでした
ただ、ここにはそもそもチケット売場さえなくてその場でチケットを買うにしてもネット購入です

*写真はカタルーニャ音楽堂です、この立体ステンドグラスはずるい(笑)

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