Quinary -第五紀-

今、第五紀にいます。旅の途中。ここはそのかけら。 よい旅を!       http:…

Quinary -第五紀-

今、第五紀にいます。旅の途中。ここはそのかけら。 よい旅を!       http://www.thequinary.com/world_top.html https://thequinary.tumblr.com/(旧ブログ)

最近の記事

帰国しました

あ〜、マスクが鬱陶しい フランスなどでは満員電車でもマスクなしです 成田のゴースト•タウン状況もヨーロッパ各国の空港とは全く違う景色ですしコロナ検疫も初体験でした(笑) 想定外のイギリスでの天気待ちから始まりアルプスの山々、南仏、スペイン、ポルトガル、最後に駆け足でオランダ、パリを廻った3ヶ月 数え切れないほどの美術館ではお気に入りの印象派に12枚のフェルメールや世界3大絵画をはじめとする星の数ほどの名画も 少し欲張り過ぎたような気もしますし、今後に積み残してしまった

    • 混沌と失望のパリ、そして深夜

      いくつかの店に断られ、立ち飲みの客が道路まではみ出しているパブに突入しました できればこういうところは避けたかったのですが仕方ありません パリにいます 今回の旅も今日が実質的な最終日 明日は飛行機が出るチューリッヒに移動して明後日の便で帰国するだけ そのタイミングでのワールドカップ決勝フランス対アルゼンチン 4時間も前から試合を流す全てのパブは長蛇の列 さすがに0℃の気温の中ひとりで4時間も列に並ぶ気にはなれなかったので最後の観光にステンドグラスの教会を見に行って出てきた

      • 驚愕のファド

        マドリードのフラメンコに感動し、本場アンダルシアのセビーリャでも見に行きました ところがセビーリャ随一の老舗のフラメンコは明るくモダンで美しく、マドリードで感銘を受けた土着性とは全く異質のフラメンコでした ここポルトガルにはファドと呼ばれる民族歌謡があり、哀愁、悲しみ、懐かしさを基調に持つとされます なんとなく演歌とか中島みゆき系を想像してましたが全然違ってました ファディスタと呼ばれる歌い手と12弦ギターにクラッシックギターの3人構成、ファドは歌謡なのでフラメンコとは違っ

        • 大陸横断

          ポルトガル本土最西端ロカ岬 ポルトガルの最西端ですからヨーロッパ大陸、ひいてはユーラシア大陸の西の果てです ここで大地が終わり海が始まるんだそうです 学生の頃に旅を始め、中国の上海からキルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、イラン、トルコ、ギリシャ、イタリア、フランス、スペインそしてついにポルトガルのロカ岬です 大半の国境は陸路で越えてますし一応国伝いではユーラシア大陸横断ってことで(笑) 目指していたわけでもないんですが随分と時間がかかったものです 「先進国なんか年を取

          ラランブラ

          スペインにとってグラナダはかつてはイスラムの王様が治める外国でした なのでその宮殿Alhambraはもともと外来語 スペイン語ではこうしたものには定冠詞を付ける決まりなのでLaがくっついてLa Alhambra そしてここではHを発音しないこと、アの音が重なって省略されてしまうことから「ラランブラ」と発音されます さてこのラランブラ、当然スペイン様式ではなくイスラム建築 それはもう美しいのは間違いなしです イランの宮殿やモスクそして庭園もたくさん見ましたが、それらのいいとこ

          まじか〜

          ワールド•カップ、グループ•リーグ最終戦、相手はスペイン スペインにいるわけですが、さて、どこで観戦するか(笑) まぁ、大丈夫とは思うけれど万が一、日本とコスタ・リカが勝つと地元スペインは敗退してしまう状況ではあります って、まぁ普通はあり得ませんよ でも念のため外国人が多いと聞いたアイリッシュ•パブにしました(笑) やっぱりサッカーはわかりません 試合の途中では日本とコスタ・リカがそろって勝ってる時間帯もあり、微妙な雰囲気にもなりかけました しかし終盤ドイツがコスタ・

          時差

          ヨーロッパではyahooが大人の事情で繋がりません DAZONも放映権の問題でやはり繋がりません ときはワールドカップたけなわ、さて、ABEMAはどうか 最初に試したときはダメでした 裏技のVPNでもダメ YahooはVPN経由だと大丈夫でDAZONはダメなので、まぁ仕方ないなと諦めていましたが、ネットで検索すると大半のVPNではブロックされるけれど可能なものもあるとのことで早速試してみると見事繋がりました もちろん日本戦を見るためです ビルバオの宿に着いてまず最初に

          復帰

          しばらくスペイン在住の同級生の家で沈没していましたがツーリスト•モードに復帰しました マドリードのフラメンコ 興行としてはタブラオと呼ばれる小さな劇場で演じられます 哀愁溢れる歌とギターの演奏にあわせて云々と言われますが、受けた印象は兎にも角にも「豪快」でした ブエノス・アイレスで見たタンゴは2拍子のキビキビしたリズムがスタイリッシュな印象でそれと近しいのか思っていましたが、こっちはもっとずっと無骨な感じです まぁ、アコーディオン(バンドネオン)がないなって思うくらい何

          バルセロナ観光事情

          国際的観光都市バルセロナ 恵まれた気候に美味しい食事、サッカーやガウディ、ピカソ、ミロと観光資源にはいとまがありません でもなのか、だからなのか観光客には難しい面もあるようです まぁ京都も似たようなものかもしれません バルセロナで難物なのが観光スポットの時間指定の予約制 コロナ前のオーバー•ツーリズム対策として導入されたのでしょう、他国でも同じシステムが増えています 訪問者を混乱なく捌けますし観光客にとっても延々列に並んだりせずに済むので便利ではありますが、観たい場所が複数

          バルセロナ観光事情

          黒い米

          卒業旅行でバルセロナに来たことのある息子におすすめを聞いたなかに「イカ墨のパエリア」ってのがありました レストランに入るたびに探していたのですが見つかりません パエリアはどこにでもあって種類も魚介系のものも必ずあるのですがどうもイカ墨ではなさそう そのうち行き当たるだろうと思っていたらとうとうバルセロナ最終日 このままでは父として沽券にかかるので仕方がなくネットで調べました すると「イカ墨のパエリア」の料理名はパエリアではなく”Arroz Negro(黒い米)” メニュー

          バルセロナの夕食

          バルセロナにいます 5日目にしてパエリアも安いところで食べるとそれほど美味しくないことにようやく気づき、今日は観光も一段落したので自炊することにしました そういえば今回の旅では初めてですね、キッチンのある宿も少なかったですし パエリアはせっかくなので魚介系を選んでいた反動で肉にしました アンガス牛的な(スペイン語で書いてあるのでいまいち自信がない)のをカルフールで買って来ました って、ここどこでしたっけ?(笑) スペインの物価はこれまで通ってきた国と比べると魔境スイスの数

          バルセロナの夕食

          哀しみのアルル

          日本に憧れたゴッホが目指した街アルル この時点で既になにかがおかしいのですが、画家達の共同コロニーを作ろうと努力します しかしやはり上手くはいかずだんだんと心を病んでいきます 常軌を逸した行動を見せ始めたゴッホにアルルの人たちは連名で立ち退きを要求したんだと、現地の人が話してくれました この街にゴッホの絵は一枚もありません もしかすると彼を追い出してしまったという負い目を感じているのかもしれません 自室を描いたアパートは焼失し、観光のために再建したと思われる跳ね橋もいまは

          哀しみのアルル

          画家のアトリエ

          予想してなかったんですがちょっと感動してしまいました まぁ、有名なものではあるんですがここに来るのに手こずったのが一因かもしれません この街に着いたのは土曜の午後 バスを降りて目の前にあったツーリスト•インフォメーションで目当てのアトリエに行きたいと言うと「人数制限のある予約制で今日は満杯、明日の日曜もダメで月曜は休館日なんです」 え?今日は土曜だから、え〜っと?一番早くて火曜?一泊の予定だったのに3泊しなきゃダメってこと!? 激しく動揺してインフォを出て宿にチェックイン

          画家のアトリエ

          山にもいろいろありまして

          山モードは終わったはずなんですがまた山ですね(笑) でもここではトレッキングも展望台もなしです やや霞がかった遠景を眺めるだけが目的です サン•ヴィクトワール山 画家セザンヌが生涯描き続けた山です それにしてもかなりの距離があり実際に画家が描いた場所に立っても近景の糸杉に邪魔されずに見るのが難しいほど もう少し眼前に迫る感じかと思ってました 人付き合いが得意ではなかった彼はパリに馴染めず地元に戻って来ます しかしここでも周囲から敬遠されていたようで地元の美術館の館長は「

          山にもいろいろありまして

          太陽がいっぱい

          秋たけなわのウィーンから飛行機でアルプスを越えてわずか1時間45分 到着したのはたくさんの人々がビーチでまだまだ夏を楽しんでいるコート•ダ•ジュールあるいはリビエラ海岸のニース ここはまさに太陽がいっぱいです 日本で言えば距離的•地理的にはちょうど秋田から日本アルプスを超えて高知へやって来たくらいの感じなのにこの落差 ヨーロッパってなんというか便利ですね(笑) 豪華なホテルが立ち並ぶセレブな海岸をイメージしていましたが、狭い路地が入り組んだ趣のある旧市街が隣り合わせにあっ

          太陽がいっぱい

          ウィーンの休日

          ウィーンにいます 遊山からモードを切り替えて物見に勤しんでいます 天気予報を見ながら予定を調整する気忙しさから解放され、魔境スイスから見れば物価も格安、気候も予想外に寒くなく快適で言うことなしです あ、イギリスで天気待ちをしていた時と違って美術館にお金がかかるのが玉に瑕ですかね(笑) そしてたまたま明日はオーストリアのほんとのナショナル•ホリデーなんだそうです 数日前から王宮の中庭にテントが設営され始めていたのでなにか面白いイベントでもあるのかとツーリスト•インフォで聞いて

          ウィーンの休日