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the Pale Fountains

手始めに。ディスクユニオンさんでは売り切れとなっているこの盤のライナーノーツをDUさんの許可を得てここに掲載してみます。(お店に在庫があった場合は是非お買い求めいただけると嬉しいです)

(THERE'S ALWAYS) SOMETHING ON MY MIND

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https://diskunion.net/indiealt/ct/detail/AWS180927OPTICNERVE4 

これを手にしている方は、このオリジナル7インチシングルに4種類あることなどきっと既にご存知でしょう。これで5枚目という方も大勢いらっしゃいそうです。そんな熱いファンが多いのがペイル・ファウンテンズですよね。
 念のためまとめますと、この7インチ(OPT 009)は元々Operation Twilightから1982年7月に発売。オリジナルのジャケットはレーベルのDave Bakerデザインの二色刷りの男の子二人。この方後にphil collinsのジャケットを手掛けるようになったそうです。
今回のジャケットは元々ベルギーles Disques du Crepuscule盤12インチ(TWI118。日本では新星堂三角帯付)のもので、Benoit Hennebertデザインです。近年同じジャケットで未発表ライヴ収録の編集アルバム(TWI 119)も出ています。ブノワさんはCrepusculeのカッコいいデザインの大半を手掛けてます。ペイリーズのベルギーツアーの際にブノワさんのお家にお呼ばれした縁か、「Benoit’s Christmas」を『Ghosts of Christmas Past』に収録しています。
 このあたり1998年の編集盤『Longshot For Your Love』の解説とCrepusculeサイトにとても詳しく、興味深く読めますが、ペイリーズとオペレイション・トワイライトとの蜜月は短くも濃厚なのがわかります。1982年4月26日、ディスロケーション・ダンスのロンドンでのサポートを見て、クレプスキュールのイギリス支社としてスタートしたばかりのオペレーション・トワイライトが即契約。5月このシングルを録音。7月発売。同月ジョン・ピール・セッション録音~8月放送。国内でライヴを重ねるうちにメジャー数社から声がかかり、10月ベルギーツアーとコンピレーションアルバム用の録音を最後にヴァージンへ移籍します。正に青春は一度だけとばかりに1982年を駆け抜けたのです。その一瞬を切り取ったこのシングルは、これからも大切に愛されるのでしょう。(ライナーおしまい)

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↓ココが初期ペイル(ペイリーズと呼んでる)に詳しいバイオ。

日本のペイルのライナーって、小西さんだとか鈴木慶一さんだとか…とにかく大御所感がすごい!のでかなりビビりながら書きました。今作も三角帯は小山田君が書いてるので、十分に大御所感を受け継いでおります。

 ペイルって男性ファンに熱いファンが多いんですよね。オッカケ女子も普通にいたんですけど、同じ年に初来日したアズテック・カメラに比べるとメディアにブイブイ露出していたイメージはなかったです。高橋幸宏氏がお気に入りだったニック・ヘイワードは、ヘアカット時代からアイドル路線だったからか、「笑っていいとも!」にも出たような気がするし、ミーハー女子ファンもしっかりついていました。

 にへーの話題が出たところで思い出した。ライナーに出てくる「1982年4月26日、ディスロケーション・ダンスのロンドンでのサポート」には時のアイドル?パッツイー・ケンジットも見に来ていたとか。ココにはロディ・フレイムもいたとかで、ロディの当時のイケイケぶりがうかがえます。ロンドンのイケてる最先端なひとたちが集ったのが、ペイルのロンドンでのお披露目ライブだったということかと。

 オペレイション・トワイライトとの蜜月ですが、1982年の4月に出会って、10月の録音が最後となると、たった半年だったわけで。青春のキラメキってあっという間。本当にため息が出ます。今度出るthe loftの原稿もそんな感じ。失われたキラメキを追ってます。その後に関していえば、今のアスターのソロはずっと良くって、理想の年の取り方をされてると思います。

 noteの書き方が手さぐり状態なので、また変更とか追加とかするかもしれません。とりあえずこのへんで~~



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