DDV(Deep Dive View)補足

DDVがやはりテキストで分かりづらいと言うことで、動画を上げた

拡大して移動すると新しく表示される部分が遅れて表示されているのがネタばらし。google mapで見慣れているでしょ、という動き。
google mapをローカルに落としてオフラインで見えるようにしてみたことがあったのだけれど、そのときにいろいろ悩んだのが役に立った。

タイル上に表示された画像をiPad内部のストレージから画像読み出すタイムラグが遅れの原因。
贅沢にも非圧縮のPNGでタイリングしているので、jpegにすればタイムラグは減るのだけれど、どうしても色が転けてしまってきれいに行かない。
このあたりはコンテンツにも寄るだろうけれど、むずかしいところ。

もっと大きな問題はUI。
タップ・スワイプが拡大表現の移動に充てられてしまったのでページめくりが出来なくなってしまった。これはWebと電子書籍で致命的にUIの異なるところ。

ちなみにモバイルのgoogle mapではmapの操作を2フィンガーにして対応している。(かなり使いづらい)

「前のページ」「次のページ」ボタンをつけてページめくりの代わりにしたが、
・DDV以外のページとのUIが統一されない
・余計な要素が見えているのは気持ちよくない
ということで却下。
いろいろ悩んで、通常の表示モード(デフォルト)とDDVモードの2つを設け、ダブルタップでその間を遷移する実装に。
それだけだと絶対に操作が分からないので、操作説明をページ追加。

Twitterで購入して下さった方をみていると、どうやら伝わったようだ。
とはいえこれが最前のUIだともおもっておらず(「モード」は極力避けるべきだという基本すら破っているし)。

今回、iPad pro 12.9inchをターゲットに書籍を作った。
大きい画面でこそ面白いコンテンツだと思ったので。
iPhone等解像度の違うデバイスで見ると、タイルの境目が見えてしまうことがあった。
Webと違って表示解像度を固定できないためviewportで指定しても小数点以下のピクセル処理で見えてしまっていた。
これはいろいろやって「ほぼ」解消されたが、まだ時々でてしまうことがある。
これは今後の課題。

もうここまでやるならアプリでやれば良かったのに、というアドバイスも頂いたが、「そこにiBooks storeがあったから」電子でやりたかった。

https://itunes.apple.com/jp/book/id956816965

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