前の持ち主に謝罪
今日は出勤でした。苦手な人と仕事をするとき、武装しちゃうのがギャルの鉄則なのですが、例に漏れず私もギャルしかしないような派手な指輪やら、カラコンやら、キラキラのアイシャドウやら何やらを詰め込んで武装していた訳です。
が、私のストレスは限界でした。ギャルだけでは足りない……もう私はこのまま壊れてしまうのだろうか……
諦めかけたその時、先日購入した岩波文庫の哲学史序論が目に入りました。
正直、内容は難しいですが前の持ち主がとても丁寧に出典元の原文(私が単位を2回も落とした因縁のドイツ語)だったり、参考文献の一文だったりを書き込みしてくれていたのですよね。
私は書き込みはあまり好きではない派ですが、これに関しては一緒に勉強しているみたいで心強いぞ!と思いまして。
発売年を見るに、恐らくこの本のはじめの持ち主はかなりの老人か、もしかしたらもう亡くなってしまっているかもしれないくらいの古い本で、書き込みをしたのがその方なのか、もしくはまた別の方なのかは分からないですが、私は大切に読もうと思い購入したものでした。
そんな大切な本を、私は車で出勤して、働いて、退勤する、という絶対に本を読むタイミングがないことを分かっていながら、荷物チェック(鞄の中身を全部出す退勤時のイベントです)でマウントを取る為だけに持っていってしまいました。
めっっっっちゃ心強かったけど、これ書いててめっっっっちゃ罪悪感わいてきた。
余談、罰かなのかしらないですけど、職場で愛用してるペンギンの絵が書いてあるボールペンなくしました。くそショック。
いろんな意味で心が痛いです。
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