不屈のラブレター

殺されかけても結局君が一番面白い。

偶像と付き合ったり、金持ちと付き合ったり、なんか変なやつとセフレになったりしてきたけどさ、結局ひとりでは生きていけないけど、死ぬこともできない、私の心と体をバラバラにして遊んでいる君といるのが一番面白かった。

金持ちなんて一番つまんなかった。
偶像も外面はよくても内面は割と気持ち悪かった。

君は金もなくて、肌が異様に白くて、骨張ってて、でもその骨格があまりにも整ってて、目が死んでて、死と絶望をその身に纏っている綺麗なひと。

今も誰かの膝の上で頭を撫でられているのか。わからないけれど、やっぱり君が好きかもしれない。

そんなこと、信じたくないけど。

私のこと滅茶苦茶に壊した君を、まだ好きだなんて、考えたくないけれど。

もし、君の人生を奪うなら、長期戦に持ち込もうかな。どうせなら、手に入れたい。負債でも。

一緒に鎌倉に行こうよ。全部嫌になったら一緒に全部終わらそうよ。早くここから出たい。好きだよ。きっと、好きだ。きっと。

終わらない、退屈。独り言。つまらない。
一人ぼっち。

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