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クリスマスツリー・レシピ 001[基本・ツリーの立て方]

ステキなクリスマスツリーを作る時に重要なポイントは、土台となるツリーの「形」です。ツリーの形がキレイに出来るとオーナメントの見え方はぐっと良くなります。ここでは、Natale流「基本のクリスマスツリーの作り方(立て方)」をご紹介します。どのサイズのツリーでも作り方は一緒ですので試してみてください。

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基本のツリーは二等辺三角形:ツリーの形を平面で表現すると二等辺三角形ですが、ツリーは立体なので、実際には円すい形を目指して作っていきます。ここでは足元がパイプ製のスタンドタイプのツリーを使用します。

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1)ツリーを立てる:まずは足元のスタンドと木の最下部を3箇所金具で留めます。金具の閉め方でツリーが斜めになりがちなので、ペンチなどを用いてしっかりと垂直に立て、締めていきます。その後2段目の枝、3段目の枝、と上へ取り付けていきます。

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2)枝を広げていく下・中段:枝は下から順に広げていきます。下段は写真のようなヒンジ式でぱたんと倒れ、その軸の枝を開いていきます。枝の葉(フィルム)をほぐしながら、花びらが開くようにやや上向きに開いていくのがポイントです。下段を時計回りに一周開き終わったら、中段も同じように開いていきます。面倒なようですが全体を一気に開いてしまうと、開きそびれている箇所が出てきます。

3)枝を広げていく上段:下・中段同様に上段部分も開いていきますが「円すい形」を目指しているので、枝の向きは全体に下方向です。中段で開いた上向きの枝と上段で開いた下向きの枝の重なりをうまく馴染ませます。さらに Nataleツリーの特徴的な「くびれ」を上部に作ります。

なぜ「くびれ」を作るのか?:市販のツリーには必ず、頂点部分に1本だけ長い枝があります。(余談ですが、この枝でツリー高をカサ増ししているのでは?と私は思ってます。組み上げた時に、思ったよりツリーが小さく感じるのはそのせいかと。)私も長い間、この枝の扱いに困っていましたが、この長い1本とすぐ下の段にある短い枝を1周分、上方向へ立てて「くびれ」を作ることでメリハリが出来ます。トッパー(トップオーナメント)の位置がビシッと決まり、ティピ(アメリカインディアンの住居、テント)のような佇まいになり、愛らしく収まります。これで「くびれ」の完成です。

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最後に微調整:「くびれ」も完成した時点で全体を少し遠くから眺めてみます。自分の思い描く円すい形からはみ出てる枝、または凹んでいる枝がないかを確認し、イメージしたラインに沿って直していきます。この時に注意したいのが「完璧な円すい形を作らない」事です。キレイに円すい形を作り込んでしまうと、この後に取り付けるオーナメントでツリーの形が崩れます。もし、イルミネーションのみ、ツリーのみ、のシンプルツリーの場合はしっかりとツリーを作り込むのは楽しいですが、オーナメントを取り付ける場合は「このくらいかな」で留めて、オーナメントを取り付けながら最終的に円すい形を作っていくきます。

Natale流のベーシックツリーの作り方をご紹介しましたが、この昔ながらのタイプのツリーは枝がワイヤータイプなので色々な形にアレンジできるのが魅力です。飾るだけではなく、形にこだわってみるとツリーへの愛着もひとしおです。一人でも家族みんなでも、ぜひオリジナルの形を作って楽しんでみてくださいね。

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