非在留外国人との婚姻手続きについて

What's up, everyone!
Muse Familyです。

通常、外国籍の方と日本で婚姻する場合、外国人配偶者は母国の駐日大使館で公証を受けた婚姻要件具備証明書、またはそれに順ずるを区役所や市役所に提出する必要があります。

これはアメリカ国籍の方が、日本に不在の状態で、日本で婚姻手続きをするための手順です。

準備するもの

婚姻届

日本人:
身分証明書、本籍でない役所に提出の場合は戸籍謄本
アメリカ人:
公証済みの婚姻要件具備証明書とその翻訳
パスポート
(国籍証明書)とその翻訳

パスポートの代わりになるもの

ここで問題になるのがパスポートです。
パスポート原本を要求する役所もあるようです。
パスポート原本を日本に送ってもいいよ!という方は別ですが、私たちはパスポートを郵送し合うということには抵抗がありました。

<東京都中央区の場合>
パスポートの表紙と証明写真のページのコピー(白黒可)に、配偶者となる日本人が
「この旅券の写しは夫(妻)となるXXXXXXのものに相違ありません」
と一筆書き、署名捺印すればOK

<東京都港区の場合>
パスポート原本以外はNG

<東京都三鷹市の場合> 
公証された婚姻要件具備証明書があれば、パスポート不要。

<神奈川県横浜市青葉区の場合>
青葉区役所オリジナルの申述書の記入が必要

<千葉県香取市の場合>
パスポートの表紙と証明写真のページのコピーを公証したもの

場所によって、これだけ違います。
提出予定先の区役所または市役所にお問い合わせください。

婚姻要件具備証明書と公証

在日米国大使館のページからダウンロードしたものを使用しました。
アメリカ大使館 領事→○○州公証人と変更してください。
記入後、お相手の方の在住州で公証をしてもらってください。
公証人のスタンプに"My Comission Expires 日付"とありますので、"公証人権限の有効期限 日付"も翻訳に加えてください。

日本に在住されていないので、日本国内の住所欄は空欄で大丈夫です。

婚姻要件具備証明書が手に入らない場合は、出生証明、独身証明が代わりになるそうですが、区役所または市役所に問い合わせてみてください。

婚姻届の入手方法

アメリカはA3の紙が主流ではありません。数ミリ大きいレターサイズという独自のサイズが主流です。
婚姻届は戸籍法によってA3と書類のサイズが決まっています。
余白の大きさなどに決まりはないとのことです。(中央区役所談)
私たちは婚姻届を日本から郵送すると同時に、在ニューヨーク日本国総領事館から取り寄せました。お近くの総領事館または大使館のWebページに請求の仕方が掲載されています。
総領事館からの郵送は7-10日程度かかるとのことで、私たちの場合は、日本から郵送したものの到着の方が早かったです。
米国にある婚姻届の宛先は大使または領事宛てになっていますが、それは上から書き直し、提出先の区長または市長宛てにしてください。

A3サイズのある国は郵送せずともプリントアウトしたり、拡大コピーしたりすれば用意できますね。

婚姻届の書き方

<名前>
ミドルネームは名の欄に記載。ファーストネームとミドルネームの間に・は入れない。
Sr.、Jr.、II、IIIなどのsuffixはシニア、ジュニア、セカンド、サードと読み方をカタカナで記載。
例) Barack Hussein Obama II
氏: オバマ
名: バラクフセインセカンド

<住所>
インターネットなどで調べると外国籍の方の住所欄は国名でOKとよく書かれていますが、それも役所によって違うようです。アメリカの現住所の記載が必要という役所もありましたので、こちらもご確認ください。

<印鑑>
私たちの場合は証人が私の両親になります。私と私の両親は3人とも苗字が一緒ですが、捺印に使用する印鑑は3つとも違うものを使用しなくてはいけないようです。

翻訳

翻訳者は日本人配偶者で大丈夫です。
翻訳した日付、翻訳した者の名前、翻訳した者の住所を記載してください。

事前に...

大使館の公証でない場合、受理に時間がかかったり、法務省に照会をかけることがあるそうです。
法務省にも問い合わせをしましたが、その書類をみなければわからないという回答しかいただけませんでした。
米国から公証した書類、サインした婚姻届を郵送してもらう前に、私は全ての書類のコピーを提出先である中央区役所に郵送し、確認してもらいました。
また、本来であればサインは全ての記入欄に記入後にするものなので、大使館や総領事館から請求した婚姻届では記載順序が変わってしまいます。中央区役所の方は「結果的に同じなので、まぁ仕方ないですが」というコメントでした。念のため、これも提出先の役所にご確認ください。

現在、私はアメリカから郵送された婚姻届(彼のサインと証人欄以外記入済みで郵送したものに彼が最後にサインしたもの)と公証した婚姻要件具備証明書が届くのを待っているところです。

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