【オーダー1人目のお客様(前編)】
こんばんわ!THE MOON遠藤です。
前回の末尾で少し触れましたが、
ついに初めて個人としてお客様のオーダースーツを作らせていただくことになりました。
個人として初めてお金をもらいサービスを提供するので
「とにかく不安、失敗したらどうしよう、、、」
という気持ちがとにかく強かったです。
そのために採寸動画を何回も見返したり、イメトレを何回も繰り返し、約束の時間ギリギリまで予習復習をしました。
ここでお客様のことをご紹介します。
お名前は中学からの親友Sさんです。
(ここからは敬意と愛情を込めてSさんのことを 〈こーちゃん〉といつもの呼び名で書きます。)
こーちゃんとは中学2年生から出会い、今年で17年目の付き合いになります。
当時お互いの元カノ同士の繋がりで仲良くなり、学生時代は用がなくても暇さえあれば会って遊んだり、社会人になって環境が変わっても年1回は必ず会う仲です。連絡は月1絶対にします。
いっしょにいると落ち着くしもう本当に良いやつで常に家族や周りの人のことを考えて行動するGIVERな持ち主なんです。
そして奥さんも素敵な方で今回こーちゃんのスーツを作りたいって話した時もいっしょに考えて下さってお心遣いが本当に素晴らしくて。。。
あ、あと子どもたちも本当にかわいくてかわいくて会ったら抱きしめずにはいられないほど愛おしいんで、、、
(こーちゃんの話をしだすと止まらないので強制終了しますね。笑)
今回ご案内した場所はこちら
初めはTHE MOONのブランドコンセプトをご案内し、着用するシーンや今どんな業務をしていて、
どんなことを大事にしながら仕事をしているのか、なぜその会社に入社したのか、今後仕事を通じてどうなりたいか、幼少期の人柄などなどディープな内容もいろいろ聞かせていただきました。
ちなみにこーちゃんはこの1年で職を転々としていました。
理由は職場環境や業務内容など理由はいろいろあったのですが、
1番の理由は『優しすぎたから』でした。
家庭を持っているんならまずは子どもたちや妻のことを考えなきゃいけない。
業務内容や職場環境を多少妥協していても土日休みや給料が高いところじゃないといけない。
こーちゃんが以前言っていた言葉でした。
ご家族や大切な人がいる人はこの言葉の意味がわかると思います。
それは自分だけの生活ではないから。
でも私は「それは間違っている」と言いました。
もちろん家庭は大切。でも自分のことを差し置いてでも頑張らなきゃいけない、そんな無理して働いてる姿を見て奥さんと子どもたちは本当に幸せと言えるのか。
そしてこれまでその自己犠牲な考え方をしてきたが故に会社が嫌になり、継続できない自分も嫌いになり全てが嫌になったんじゃないかと。
だからこそパパとしてのこーちゃんじゃなくて、個人としてのこーちゃんは何が大切かどうしたいかで考えてほしい。
この言葉を伝えて、最初はこーちゃんは驚いていました。しかし、私の言葉を信じて自身と向き合い、その後転職した会社では180°変わりました。
これまで仕事に対して受動的だったのが、自ら進んで主体的に取り組むようになったり、初めて今後こうしていきたいというキャリアビジョンを掲げるようになったとのことでした。
それはこーちゃんが自己理解した上で気付いた自分の本当に大事なことは
「大切な人と過ごせる自由な時間」でした。
これまでは誰かが決めた土日休みが良いという固定概念に縛られていたり、営業をやっていたから次も営業がいいという社会や過去の経歴に因われていました。
そこから大切な人との時間に融通が利くシフト制にしたり、自分の得意なことを活かせる営業アシスタントという環境に身を置いたことで今は輝くことができているそうです。
だからこそみなさんも自分が大事にしている価値観をまずは満たすことを最優先にしてください。
その上で周りの大切な人たちを幸せにするにはどうすれば良いかを考えてください。
せっかく一人一人素敵な個性を持っているのに自分を押し殺してそれを自由に活かさない人生なんてものすごくもったいないです。
こーちゃんを通じてこのnoteを見て下さっている方々に伝えたいことでした。
それでは8月初旬にこーちゃんのスーツが完成するので楽しみにお待ち下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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