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「猿まねエリート」の夢のあと

最近、日本のいわゆるエリート層が下してきた策の問題点が、各所で噴出するようになってきました。

例えば税制がその代表です。インボイス制度の施行は、「消費税」という名を借りた、全く預かり金などは発生しない“事業付加価値税”のおかしさを浮き彫りにしました※。
※ 法律には預かり金などとはどこにも定義されていないようです。しかも財務省がそれを認めて裁判で負けたという判決も出ているようです。すでに各所で報道されていますが、全商連が2006年に公開した記事がわかりやすいのでリンクを張ります。https://www.zenshoren.or.jp/zeikin/shouhi/060904/060904-1.html

これをきっかけに、この先数年で、日本国民と日本政府との間で、相当な戦いが起きそうな気がしています。また、この戦いは、もし施政者側が是正しなければ、象徴的な意味ではなく本当に物理的な戦いに及ぶ危険性も否定できないと思います。私は争いは望みませんが、もし本当に起きたとしたら、それは新しい日本のために避けられない試練なのかもしれません。

各所で指摘され続けている通りですが、日本は戦後の教育システムにおいて、「あらかじめ用意された問題の模範解答を高速に答える能力を最重要視する評価制度」を是とし、試験で人材をふるいにかけ選抜してきました。10代にも満たない小学生くらいから模範解答をすらすら答える人間が「偉い、頭がいい、おまえはエリート候補だ」とほめそやし、優越感を植え付け、「いい大学・いい就職先」へと誘っています。

こうした優越感を植え付けられたエリートは、「上」の命令を無条件に受け入れ、すぐに実行に移します。上がまともな善人であればいいですが、悪意のある支配者であればたまったものではありません。いやむしろ、先に述べた教育システムは「若者をコントロールしたい政治家」によって巧みに設計されたものであり、我々はずっとそのシステムに洗脳・支配されています※。この構図は日本の「失われた30年」を招いた一要因になっていることでしょう。

※ 経営コンサルタントの大前研一氏は、次のビジネス・ブレークスルー大学のブログ記事にて、かつて元首相の中曽根康弘氏が主導した、若者たちに適用された偏差値システムの意図を明かしています。「学力偏差値」導入の狙いは、国民の”洗脳支配”だった!?|オンラインMBAなら『ビジネス・ブレークスルー大学大学院』 (ohmae.ac.jp)

教育システムについてさらに言えば、そこで得られる点数の高さは、幼少期の家庭環境が大きく影響します。「都市部の高学歴の親の元に生まれた子どもは(学習塾や予備校など教育環境に恵まれやすいため)、テストの点数は統計的に有利」という研究結果も出ており、公平のようにみえる受験システムはかなり前から公平性を失っています。つまり、生まれた環境による差異があまりにも大きいわけです。

にもかかわらず、世間では相変わらず高校・大学の偏差値ブランド偏重主義がまかり通っているわけです。教育の当事者も、そしてそれをとりまく大衆も、「評価基準が間違っている」「競争環境がそもそも公平でない」ということを認識できておらず、二重の意味で正常な評価力を失っています。

たとえ都市部の高学歴家庭に生まれた子どもであっても、幸せとは限りません。子どもの成績表は、親による投資対効果を表した単なる資産評価表へと落ちぶれています。要するに子ども本人の意思や個性はまったく無視されています。転じて、引きこもりや暴力事件などの「子どもが壊れている」状況は、子どもを無視した親と教育界がつくっているのではないか、と疑わざるを得ません。そのうえで親は「壊れた子ども」に原因を求めているわけですが、これは狂った構図です。そして親による極めて巧みなハラスメントであり、ダブルバインドであり、マッチポンプそのものです。

先の話に戻しますと、「たまたま生まれた家庭環境が恵まれていたためにテストの点数が有利に取得できるようになった模範解答第一主義のエリート」が、「不公平な状態を維持・助長しながら市民を支配している」のが、日本の現状です。

エリートが市民を支配するその根拠は、「おれは努力をした結果“頭が良くなった”、だから、おれはほかの人間よりもあらゆる面で優れている。おれは優遇され権力を与えられてしかるべきだ」という「勘違い洗脳」です。そうしたエリートたちの考え方には、市場原理第一主義・資本主義信奉者が固く信じている「競争に勝った者こそが生き残る価値がある」主義が交わっています。その競争とは、先にも述べたような、そもそも土台から間違っている偽りの競争です。そして偽りの競争で勝ち残ったエリートたちが国家を破壊へと導いています。元をたどれば極めて滑稽です。

しかし、過去の日本はもとより欧米文化圏も、いや今戦争で非難され続けているロシアでさえも、元々は「神のため」「コミュニティのため」「家族のため」という利他意識が強い文化だったそうです。私は現状の宗教が良いとは思えませんが、キリスト教はイエス・キリストの言葉として「汝の隣人を愛せよ」と語っており、この点はわれわれが今こそ最も注目すべき点でしょう。

転じて、私自身にも、教育環境などの影響はあれども、過去に「間違ったエリート層」への「誤った憧れ」があったことは否めません。それは自分よりも持たざる人々への優越感につながり、おそらく彼ら彼女らに対してネガティブな印象を与えてしまったことは間違いないでしょう。この点については強く反省するしかありません。

この世界においては、危機的な状況の経験が、失われつつあるものの重要性を浮き彫りにするという側面があります。そして誰しも生身の人間である限りにおいては、内側に暴力性、支配欲、自己顕示欲を持っています。だからこそ、私個人としましては、自分のネガティブなものを受け止めて、来るべき理想社会に向けて粛々とすべきことをしていきたいと思っています。日本という国の将来を、外側から押しつけられた偽りの知識を狂信的に掲げた「猿まねエリート」の夢のあとにならないように。

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