2024年7月 アルバータ旅行 カナダに友人がいたから海を渡ろうと思えた
カルガリー在住の友だち(日本人)に会いに行った。
絶対カナダに遊びに行くね〜。
と食い気味に言った言葉を嘘にしたくはなかった。
いつかは訪ねようと思っていた。
にも関わらず、今まではなんだかんだ行きたい国があったので、そっちを優先してしまっていた。
リベンジ海外の終焉
コロナ以降の出国は、リベンジ消費ならぬリベンジ海外旅行だった。
年単位に及んだ出国制限で、まだ体力のある若い時間と生きがいを失い、制限が撤廃されてからは、それらを取り戻すことに必死だった。
そして、そのリベンジブーストは多分もう落ち着いた。
海外旅行に限らず、趣味というものは、一時中断のつもりが気付けば十数年ご無沙汰、となっていることも多い。
2023年11月にイスタンブールへ行って以来、海外旅行への意欲が低下気味で、そのままフェードアウトしてしまいそうだった。
友人の住む町に遊びに行くという大義名分があってよかった。
なにか「行く理由」がなければ、海を越えようとは思えなかったにちがいない。
至れり尽くせり
滞在中、友だちは休みを取り、私と一緒に過ごしてくれた。
家にも泊めてくれた。
私のためにスケジュールを考えてくれて、アクティビティを手配してくれて、いろんなところに連れて行ってくれた。
タイムズカーシェア的なサービスを利用して、公共交通機関ではアクセスしづらい観光地にも行った。
友だちは運転が得意だ。
カナダの運転免許証も持っている。
私からすると複雑で理解できない標識に臆さず、ハイウェイに乗っていた。
友よ、本当にありがとう。
自分の頭を使っていない
海外旅行特有の緊張感やサバイバル感。
そういうのが全くと言っていいほどない。
友だちが横にいるから、常に気は緩む。
外国にいるのに楽をしている状態。
大麻が合法なカナダには、そこらかしこに大麻ショップがある。
そのわりに、カルガリーではあまり薬物中毒者を見かけない。
だから、「思ったより薬中らしき人がいない」と言ったら、「いやいや、あそこの人も向こうにいる人も多分薬中だよ」と返ってきた。
公園でピクニックとかトレーニングとかしてる人のすぐそばに、普通にいる。
私が一人で行った場所は、カルガリー中央図書館くらいだ。
席が多く広々としていて快適だった。
YouTubeを見ながら寛いでいる人もいた。
利用者登録をすれば、館内のパソコンを自由に使えるのだろう。
私がカルガリー在住だったら毎週通うだろうなと思った。
が、友人は全然行かないらしい。
実際に住んでいるとそんなものなのかもなと思った。