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シェイムにヴァイアグラ・ボーイズ。2021年、年明けからロックンロールが熱い!

どうも。

今年、2021年、みなさんにとって音楽的にはいかがでしょうか。

僕は幸いなことに、さっそく2枚も愛聴盤があります。これです!


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右がシェイム、左がヴァイアグラ・ボーイズ。両方とも、ポストパンクをベースにした、かなり熱いロックンロールを聴かせてくれるバンドです。

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まず、1月8日にリリースされたヴァイアグラ・ボーイズのアルバム「Welfare Jazz」ですが、こんな感じです。

彼らを生んだスウェーデンと言う国はもともとかなり一本気なパンク・バンドを生む気風があるんですが、彼らもその系譜ですね。強面とスタイリッシュさを合わせたファッションに、荒削りさと最新鋭のレコーディング技術、といった二つの一見相反するものをうまいぐあいにあわせてますね。

これは数日前にアップされたスタジオ・ライブですけど、華ありますね。ヴォーカリストのセバスチャン・マーフィーの歌いっぷりにはキャプテン・ビーフハートを感じさせるし、サックスやフルート担当がこのバンドのサウンドにジャズやソウルの、ちょっとモダーンズな雰囲気をあたえているところもかなりおしゃれというか。60sのモッズ好きには、こういうテイスト、くすぐるんですよね。

このアルバムですが、スウェーデンのバンドとしては国際進出が早くも可能な感じになってます。イギリスでは初登場で41位。こういう感じになると本国が追いつかなくなることも珍しくないんですが、スウェーデンでも11位。これはこの国の大きなカリスマになる可能性を感じさせます。

そして、続いてこれですよ!

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このシェイムのセカンド・アルバム「Drunk Tank Pink」ですが、これ、この時期のリリースですが、早くも2021年の年間ベスト作候補ですよ、これ!

もう、アルバムの冒頭2曲でかなり持っていかれます。3年前のデビュー・アルバムのときは「クラッシュがエコー&ザ・バニーメン」歌った感じというか、「暗く、エッジィかつメチャクチャ熱い」感じだったんですけど、今回はよりポストパンク色が濃厚になりましたね。特に驚くべきはドラムの細かいスネアの刻みですね。これで曲調がかなり立体的になって。1曲目の「Alphabet」なんて「ナンバーガールにこうなって欲しかった!音頭とかじゃなくて!」と思わせる名曲ですよ。2曲目もXTCをすごくハードにかっこよくした感じでね。

 アルバムの他の曲もいいんですよ。アナログのB面になると曲間がすごく短い感じになって「組曲?」みたいな瞬間があったり、ラスト・ナンバーが6分超える大曲だったりね。勢いで面白い曲のアイデアをすごく試せているというか。それでいて考え込みもせずに、彼らのデビューのときからの疾走感やグッド・メロディも全く損なわれていないしね。

このアルバムは15日に出たんですけど、現在、全英チャートの中間発表で6位。前作が32位だったかな。それからすると大躍進にはなりそうなんですが、なんとかトップ10、入らないかな。この週、えらいロックっぽい週になりそうなんで、シェイムもそこにもう1曲、すごくいい曲があるのでとっておきましょうね。

 今月は末にシェイムと同じくサウス・ロンドンのシーンを代表する顔にもなっているゴート・ガールのリリースもあります。こちらも先行曲聞く限りはかなり期待できるので、楽しみにしてます。


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