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遂に全米アルバムTop10! チャペル・ローンのブレイクがなぜ今、重要なのか?!

どうも。

いや~、うれしい!!!

チャペル・ローンのアルバム「The Rise And Fall Of A Midwest Princess」

これがビルボード・アルバム・チャートのトップ10に入りました!!


いやあ〜、ヒットチャート追ってこんなに嬉しいこと、すごく久しぶりです。

だって、今のご時世、どんなアルバムでも、もう発売週のプロモーションが全てみたいなアルバムばかりじゃないですか。新人でもデビューのタイミングでお金かけて売るような世の中。レーベルのお気に入りじゃなかったら、
もう夢がないかのような、なんか世知辛い感じがして嫌だったんですよね。

このアルバムですが、表面上はチャート・イン13週目。3ヶ月かけてのトップ10入りです。

ただ、これ、注目してほしいのは「発売してから3ヶ月でトップ10」ではないんです!

これを見てほしいんですけど

この二つ目の投稿に書いてあることをよく読んでほしいんですけど、「発売から約9ヶ月かけてトップ10」と書いてあるでしょ?

そうなんです。このアルバム、ビルボードのアルバム・チャートの200位に入るのに半年くらいかかってたんですよ!

だって、このアルバムのリリースって、オリヴィア・ロドリゴの「Guts」の次の週とか2週後とか、そんなもんですよ。そんな前に出た作品が今こうやってビルボードのアルバムのトップ10に入ったわけです。

いやあ、今、そんな、昔の有線で受けるタイプの演歌みたいなヒット、出ないもんですよ。本当にアメリカでこんなヒット、いつ以来なんでしょう。

僕が子供の時の全米チャートでは、こういうチャート・アクション、普通によくありましたけどね。僕が覚えている範囲で、シンディ・ローパーも、ガンズ&ローゼズも、ニルヴァーナも、最初はみんなこんなチャートの上がり方してましたよ!僕らはそういうところに本当の音楽の力を感じたし、「宣伝費じゃない、人々の支持に支えられた本当のヒット」を実感していたものです。

では、そのチャペルがなんでウケたか、というのは

なんで彼女がウケたのかは4月に書いたこの記事でも伝えたように、2月から3月にかけてやってたオリヴィア・ロドリゴの全米ツアーでのオープニング・アクトでのライブがバカ受けしたからなんですね。

それで4月の頭にビルボードのチャートに入ってきて、そこで

そのタイミングで、アルバムに入ってなかったこの曲をシングルとして出したらSpotifyのアメリカでトップ10入ったんですよ。そのタイミングで

コーチェラに出演したら、小さめのステージでのライブだったのに、これがコーチェラ全体を通じて目玉になるくらいバカ受けしたんですよ。

実際、コーチェラのあと、目立っってチャート上がったのってチャペルしかなかったですからね。

そのあとにテイラー・スウィフトとかビリー・アイリッシュと言った大物がアルバム出して、その影響でシングルのランクなんかは下がっていたわけですけど、それが落ち着き、さらに夏フェスの季節が近付くにつれ、また上がってきた、というわけです。

とりわけ

2週前の週末にやったニューヨークのガヴァナーズ・ボールのライブで、ニューヨークということで自由の女神に扮してライブやったら、これがバカ受けして、チャートにグッと上がってきたわけです。

先週末はテネシーでのボナルーだったんですけど、そこでもウケてましたね。

それでもう、今、アメリカのSpotifyですごいんですよ、彼女。

「Good Luck Babe」がトップ10に返り咲いて最新のデイリーで9位になってるんですけど、ライブでのアゲアゲ曲で有名な「Hot To Go」がライブでウケているというだけの理由で、こちらも最新で20位まで上がってきています

こんな形でのヒットっていつ以来なんだと思いますよ。これ、音楽としての本来の理想です。70年代にロックバンドってライブ盤が売れてたりしましたけど、その時の高揚感があるというか。チープ・トリックat武道館んお世界ですよ!

いやあ、本当に健全すぎて最高ですよ。時間をかけてのロングヒットがライブに支えられてのものとは。これ、本来のロックのあるべき姿ですよ!

それを取り戻してくれたのが今はチャペルです。本当に彼女には感謝してます。

この先、これがどうなるかにも、皆さん注目してください。











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