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ポーキュパイン・トゥリー大躍進にグラスト浮上組は? 最新全英チャート(22/06/24~06/30)

どうも。

では、全英チャート、いきましょう。

SINGLES
1(1)Running Up That Hill/Kate Bush
2(3)Afraid To Feel/LF System
3(2)As It Was/Harry Styles
4(21)Break My Soul/Beyonce
5(5)Green Green Grass/George Ezra
6(4)Go/Cat Burns
7(6)About Damn Time/Lizzo
8(8)Massive/Drake
9(12)IFTK/Tion Wayne &La Roux
10(9)Late Night Talking/Harry Styles

はい。ケイト・ブッシュの「Running Up That Hill」、これで3週目の1位です。ちょうどこの週末で、シーズン4の残りがリリースされたばかり。こちらでもこの曲、かなりフィーチャーされているので、来週また人々の聴く機会増えるんじゃないかな。

https://www.youtube.com/watch?v=FW4Xg3hl3rE


そして、お待ちかね!ビヨンセ待望の5年ぶりの新曲「Break My Soul」入ってきました。4位です。

この曲、ハウス・リバイバルにトライしてます。ちょうど今、「ストレンジャー・シングス」「トップガン マーヴェリック」と1986年づいてる世の中ですけど、ハウスも80s後半のトレンドじゃないですか。だからタイミン的にバッチリじゃんと僕は思うんですけどね。ちなみにこれはオフィシャルのゔぃでおではありません(笑)。

では、アルバムに行きましょう。

ALBUMS
1(1)Harry's House/Harry Styles
2(-)Closure/Continuation/Porcupine Tree
3(4)=/Ed Sheeran
4(2)Honestly.Nevermind/Drake
5(6)Gold Rush Kid/George Ezra
6(-)Breezy/Chris Brown
7(9)Sour/Olivia Rodrigo
8(-)Superache/Conan Gray
9(-)Growin'Up/Luke Combs
10(28)Happier Than Ever/Billie Eilish

1位はハリーだったんですが、最後の最後に逆転されて2位がポーキュパイン・トゥリー。聞いてみましょう。

90年代以降に台頭してきたプログレの次世代バンド最大の大物ですね。ポーキュパイン・トゥリー。これが実に13年ぶりのアルバムではあるんですが、活動休止する2000年代半ばくらいからヨーロッパ全土でウケはじめ、活動休止の頃には全英でトップ30、独仏でもトップ20に入るくらいの人気になってたんですね。で、2010年代に入ってフロントマンのスティーヴン・ウイルソンのソロ作が評判でして、2017年のアルバムではじめて全英トップ5入って、ヨーロッパでもこれが当たったんですね。昨年も彼、ソロ出して、それもそんな感じで。

この最中でのポーキュパイン・トゥリー再始動だったので期待値は高かったのですが、もう少しで1位になるところまで来ていて、当の本人たちもツイッターやフェイスブックで大騒ぎしてました。よほど嬉しかったんでしょうね。結局最後はハリーに抜かれて2位だったんですけど、それでもドイツやオランダでは1位、イタリアでは4位ですから、大ヒットになってるわけです。

彼らの中にはですね

キーボードを担当しているのがリチャード・バルビエリといって

かつてジャパンでシンセを弾いてた人です。いわばセカンド・キャリア。今年で65歳なんですけど、そんな彼がこの歳でついに全英1位のチャンスが訪れていたわけです。すごく夢がある話ですよね。

あと今週は6位にクリス・ブラウン、8位にコナン・グレイ、9位になんとアメリカのカントリー・シンガーのルーク・コームズなどのエントリーしていました。彼らは全米チャートで語りましょう。

 さて先週末はグラストンベリー・フェスティバルが行われていたわけなんですが、そこで注目のライブをやってそれがランキングに反映されていた人たちもいます。ちょっと紹介しておきましょう。


まずサム・フェンダー。彼のライブ。聞いてもらえるとわかるんですけど、会場大合唱なんですよね。新たなロック・アンセムの歌い手であることがここで証明されたわけなんですが、昨年全英1位の彼のアルバムが63位から19位に44ランクアップ。この曲、「Seventeen Going Under」、これも今年最初の方のトップ10ヒットだったんですけど、60位から20位に再浮上しています。曲終わったのにずっと合唱しててしすごいです。

そしてWe Leg。今年4月に1位を取ったデビュー・アルバム。これがグラストでのライブ効果で77位から29位に48ランクアップ。これも歌詞の間じゅう、ずっと合唱。とくに「Excuse Me?」「What?」の掛け合い。野郎の声がでかいですね。女性のロック系のアーティストは英米だと同性に人気のある傾向強いんですけど、彼女たちは野郎のファンもかなり多そうです。

そしてビリー・アイリッシュもすごい。セカンド・アルバムの「Happier Than Ever」が28位から10位、ファースト・アルバムが61位から25位、デビューEPが81位から39位と、すべて合わせて96ランクアップですよ!

チャート上ではこの3組が人気あったようですけど、こういうの見るとイギリスらしいなと思うと同時に、ライブが本格的に帰ってきたなとも思います。

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