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映画「ゾンビランド ダブルタップ」 面白いけど、時の流れの残酷さも・・・

どうも。

今日はハロウィンですね。ちょうどいいネタがあります。この映画評、行きましょう。これです。

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「ゾンビランド ダブルタップ」。これは2009年に大ヒットしたコメディ・ホラー「ゾンビランド」の10年ぶりの続編です。人がゾンビですっからかんとなった中、まだ10年生きているというのがすごくはあるのですが(笑)、今回はどんなお話なのでしょうか。

早速あらすじから見てみましょう。

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時は前作から10年流れました。タハハシー(ウディ・ハレルソン)、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)、ウィチタ(エマ・ストーン)、そしてリトル・ロック(アビゲイル・ブレスリン)の4人は前作の西海岸から、東海岸、ワシントンDCのホワイトハウスにいました。

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4人巧みなゾンビ・ハントで身を守り続け、家族同然の仲になっていました。タハラシーはリトル・ロックを実の娘のように可愛がっていましたが、大学生相当の年齢になったリトル・ロックは、このグループの独立を求めるようになります。

姉のウィチタも妹のその気持ちが理解できること。そして、求婚までしてきたコロンバスとの仲をどうしようかと迷い、結果、姉妹で離れることにしました。

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その間、タラハシーとコロンバスは冷蔵庫の中に隠れていて生き延びていた女の子マディソン(ゾーイ・トイッチ)と出会います。美人ではあるものの、いかにもなダム・ブロンドの頭の軽い彼女との出会いを最初、コロンバスは喜びますが、そのムダなテンションの高さに疲れます。

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そこを自分一人だけ戻ってきたウィチタに見られ、気まずい空気も流れます。

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ウィチタによると、リトル・ロックはさすらいのヒッピーと恋に落ちて、別々の道を進むことにしたとか。残ったタラハシー、コロンバス。ウィチタは3人でワシントンDCを離れ、タラハシーの個人的な望みで、敬愛するエルヴィス・プレスリーの博物館のあるメンフィスのグレースランドにむかいます。

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そしてグレースランドでは、セクシーな女性、ネヴァダ(ロザリオ・ドーソン)が住んでいました。

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ただ、行く先々で、ゾンビとの戦いは常に待ち受けていて・・・。

・・と、ここまでにしておきましょう。

これはですね。


2009年の最初のヤツは大好きでしたね。ウディ・ハレルソンの乾いた感じの飄々としたギャグ・センスとジェシー・アイゼンバーグの神経質なところに垣間見せるユーモア。そしてジョークのセンスがわかるエマ。かわいいアビゲイルといった感じで、バランスが取れてて絶妙だったんですよね。

今回の第2弾んなんですが

ジョークのセンスそのものは変わらず面白いです!

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ウディ・ハレルソンのボケ役ぶりはいつ見ても期待を裏切らないし、ジェシーのナレーションも冴えてます。エマも大女優になりながらも未だにコメディが彼女の基本からはずれない感じがするし。そこのところは今回も期待していいし、「それさえあれば言うことなし」の人なら絶対満足できると思います。

が!

この続編

ツッコミどころが満載です!

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だいたい、人がほとんどいなくなったところを10年もさまよってて、こんなに洗練されたカッコができること自体がこれ、変でしょ(笑)?まあ、服なんて盗んでるんだとは思うんですが(笑)、ものを売る人も、食べ物を作る人もいないと思われる世界でどう生き延びているのか。仮に生きながらえたにしても、こんな健康体で、こんなキレイでいられるわけがありません(笑)。

特に

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エマなんてこんなにキレイで。「どこの美容院行って、どこでスタイリングしてもらってるんだよ」という(笑)。10年も命からがらさすらっている人で、こんな綺麗な格好してるって、ありえないでしょ(笑)。だから、「これ、話に無理があるなあ」と思って見てました。

ただ、それ以上に「痛々しいなあ」と思ったのが

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アビゲイルですね。彼女、今回、すごく残念なこと、されてます。何せ

メイン・プロットから根本的に外されてるんだから!

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話では、「男性と恋に落ちて別行動」ということにはされているんですが、明らかに製作者側の意図で外されとしか思えません

一つは

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もう、いろんなところで叩かれてる「劣化」ですね。「リトル・ミス・サンシャイン」とか、子役で引っ張りだこだった頃はあんなに可愛かったのに。でも、この子の場合、同情できないと思うのは、「女優としての努力を怠った」というのがかなりハッキリ出てるので。特にファッション・センスの悪さと、ウェイトね。顔がむくんじゃった上に、「こんなメイクでハリウッドがいい役くれると思う?」と思えるケバ仕様で。

それプラス、「この10年」での他の3人との差ね。だって、ウディ、ジェシー、エマの3人、前作から後、全員オスカーにノミネートされてるんですからね!だから、あの3人が絡むと、「うまいなあ」と見入ってしまうんですけど、もうアビゲイルは実力的にそこに絡めなくなってるのは残念ながら事実です。演技が固くてね。もし彼女が前作に出ていない女優さんだったら、まちがいなくオーディションの初期段階で落とされていただろうと思います。

その埋め合わせなのか

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このゾーイ・ドイッチアビゲイルより長い出演時間で話を埋めてます。彼女は最近、いろんな映画でちょこちょこ出てる人なんですけど、かなり話が立って面白い人なのか、レイトナイトのトークショーで引っ張りだこなんですよ。この子はまだ24くらいの年齢なんですけど、ハリウッドの押し体勢も感じるので売れてきそうな気がします。別に役柄でこうなってるだけで、

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普段はこんな感じですしね。かなりいろんなタイプの役で使えそうな感じもいいです。

まあ、全体の感想としてはこんな感じなんですが、えっ

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「ビル・マーレーはどうした」かって(笑)?

前作で本人役として大好評だったビル・マーレーですが、安心してください。出てきます(笑)。期待は裏切りません。ただ、その出番までかなり待つことにもなりますが(笑)。


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