最新全米チャート(24/07/27)

どうも。

では、全米チャート、行きましょう。

SINGLES
1(2)A Bar Song(Tipsy)/Shaboozey
2(3)I Had Some Help/Post Malone feat Morgan Wallen
3(1)Not Like Us/Kendrick Lamar
4(4)Million Dollar Baby/Tommy Richman
5(5)Espresso/Sabrina Carpenter
6(6)Please Please Please/Sabrina Carpenter
7(8)Too Sweet/Hozier
8(10)Lose Control/Teddy Swims
9(9)Beautiful Things/Benson Boone
10(18)Houdini/Eminem 

シャブージーが１位取り返してますね。

返り咲きトップ10のことを語るとアルバムの話できなくなるので、アルバムに行きましょう。

ALBUMS
1(-)The Death Of Slim Shady/Eminem
2(-)Romance:Untold/Enhypen
3(2)The Great American Bar Scene/Zach Bryan
4(1)The Tortured Poets Department/Taylor Swift
5(3)One Thing At A Time/Morgan Wallen
6(4)Hit Me Hard And Soft/Billie Eilish
7(5)The Rize And Fall Of A Midwestern Princess/Chappell Roan
8(-)Charm/Clairo
9(-)Am I Ok?/Megan Moroney
10(7)Stick Season/Noah Kahan

ということで、エミネム、初登場１位です。聞いてみましょう。

エミネムという人は一時ほどもてはやされなくれも固定ファンの大きさは巨大です。未だに彼の代表曲はかなり聞かれているし、Spotifyのマンスリー・リスナー、8600万人います。全体の６位。本当に根強いんです。

それ知ってたので、今回のアルバムも出るやいなや、チャートの上位独占するだろうと思ってました。ビルボードだと10位の「Houdini」が最高位でしたけど、それ以下に続々と入ってました。Spotifyでもリリース日は収録曲のほとんどがトップ50に入ってましたからね。

ただ評判はこれ、今回も散々ですね。僕も聞きましたがトラックがもう古臭い。そこに中途半端にトラック加えたりしてるから尚更。あと、リリックも親爺時ギャグ化してるみたいな話を聞きますねただ、それだけけなされながらも「聞いてすぐエミネム」と分かる個性があるのは間違いなく、そこが強みにもなってるなとは思います。

2位初登場はエンハイフン。

そして8位！これ聞いてみましょう！

クレイロが３枚目のアルバムにしてトップ10入りです。本名がクレア・コトリルなので僕はクレア呼びしてるんですけど、いやあクレア、ステップの踏み方が本当に痛快ですね。デビュー時はヴァンパイア・ウィークエンドのロスタムのプロデュースでインディ色は強かったもののちょっとロウファイが過ぎたかなあと思っていたところ、前作がジャック・アントノフで華やかさと、彼女自身の歌唱力の力強い成長が加わった。そして今作は、時の勢いに乗るアントノフ組の代表格として売るかと思いきや、そこから早くも脱皮し、別のプロデューサーとともに、70sのキャロル・キング、ローラ・ニイーロ、ジョニ・ミッチェルのような王道女性SSWの路線を、ソランジュあたりのオルタナティヴR＆B的なフィルター通して再構築したみたいな、「普遍」を一歩前進させた作りになってます。これは僕も年間トップ１０の有力候補ですね。

最近、ビリー、チャペル、チャーリとトップ10入ってきてすごく嬉しかったんですけど、そこにクレアまで加わって、優れた女性たちに然るべきスポットが次々と当たって「いい時代だなあ」と実感しているところです。

続いて9位のメガン・モローニーという人ですが、これも聞いてみましょう。

彼女はカントリーに分類分けされている人なんですけど、路線としてはケイシー・マスグレイヴス寄りの、ちょっとインディ・ロックにも寄った、飾りすぎないけどギターのエッジちょっと強めみたいなタイプの音の作り方してて、インディ・フォーク聞くタイプの人でもすごく心地よく聴ける感じで、僕は好感持てましたね。

カントリーの人なので思想が気になるところなんですけど（笑）、特に何の粗も見つからないので、気にして行こうかなと思ってます。