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カンヌ映画祭2022年の結果発表! パルムドールを受賞したのは?

どうも。

カンヌ映画祭の結果、決まりましたね。

ざっと言っていくと

大賞にあたるパルムドールにはスウェーデンのリューベン・オストルンドが監督した「Triangle Of Sadness」。


リューベン監督は「スクエア 思いやりの領域」に続いて2作連続でパルムドール。喜びを爆発させてました。


監督賞には韓国の鬼才、パク・チャヌクの「Decision To Leave」。チャヌクは前作「お嬢さん」がカンヌで物議を醸して賞がなかったんですが、今回見事に監督賞でした。

監督賞の方が上なのか、グランプリの方が上なのか、今ひとつわからないところがあるんですが、グランプリは2作品。ひとつはベルギーのまだ30歳の監督ルーカス・ジョントの「Close」。そしてもう一作がフランスのベテラン女性監督クレール・ドゥニの「Stars At Noon」。主演はアンディ・マクダウェルの娘でネットフリックスのドラマ「メイドの手帖」のヒロインで話題となったマーガレット・クォーリーです。


そして主演男優賞が韓国きっての名優ソンガンホが是枝裕和監督が監督で作った「ベイビー・ブローカー」で受賞。主演女優賞はイランのアリ・アバシ監督の「Holy Spider」のザー・アミール・エブラヒーミが受賞しました。

そして、審査員特別賞に、ポーランドの伝説の監督イェジー・スコリモフスキーの「EO」が選ばれました。下馬評では、これが最有力という声も聞こえてたんですけどね。

今回のカンヌなんですが、「一般のレヴューで高評価の作品が選ばれなかった」という不満の声も多いようですね。まあ、カンヌの場合、一般批評の高い作品ではなく、審査員にあたったチームの意向が反映されるものですからね。それは、いざ仕方がないといったところでもあると思います。

 ただ、パルムドールが4年連続でNEONという配給会社の作品になったことは僕も少し気になります。あと、批判の中にあった「社会問題を描いたものが優先的に選ばれてる」ということに関しては、僕もこないだのオスカーにそれ強く感じていたことです。ちょっと、この傾向は僕も見方をいったん冷静にする必要があるのかなと思っています。

 あと、オスカーに向けての材料にはつながらなかったかな。ジェイムス・グレイ、ケリー・ライカート、デヴィッド・クローネンバーグといったビッグネームがいずれも評判は良かった作品で臨んだんですけど、オスカーに対してはどうなるか。

 でも、いずれにせよ、これらの映画がブラジルにやってきたら、僕は楽しみに見たいですけどね。









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