もう、予想がはじまっている!来年のオスカーの期待作
どうも。
僕の年度のオスカーの話題はいつも、この話題でシメるんですが、もう、いろんな媒体で早くも来年、2020年のオスカー予想がはじまっています。
そこで、気になる作品をちょっとここでピックアップしていきましょう。
まずはマーティン・スコセッシ待望の新作「The Irishman」。これはおそらく最後のかつての名コンビ、ロバート・デ・ニーロとのコンビ復活作ですね。
こんな風にトレイラーもできてますが、デ・ニーロ以外にアル・パチーノ、ジョー・ペシ(!)、ハーヴィー・カイテルと、もうスコセッシおなじみの俳優たちが夢の共演。これだけでもかなり話題ですが、果たしてどうなるでしょうか。
そして
クエンティン・タランティーノも新作、出ます。1969年のチャールズ・マンソンの惨事を描いた「Once Upon A Time In Hollywood」。ブラッド・ピットにレオナルド・ディカプリオ、そしてシャロン・テイト役にマーゴット・ロビーと楽しみ名前が並んでいます。
この2つが圧倒的に注目されてますね。現状では他に差をつけてますね。まあ、監督のカリスマ性からすれば無理もないですが。
これに続くのはですね。
このトム・ハンクス主演の「A Wonderful Day In The Neighborhood」。これ、僕は個人的に期待してます。ハンクスそのものはそんなに好みの俳優ということではないんですけど
ハンクス演じるテレビ司会者のフレッド・ロジャースはですね、昨年、彼の人生がこのドキュメンタリー「Wont You Be My Neighbor」として公開され、ドキュメンタリーではかなりのヒットになったんですね。かなり作品的にも話題を呼んで。その直後なだけに、ちょっと気になるんですよね。
しかも
監督がマリエル・ヘラーと言って、今、インディでもっとも注目されてる女性監督なんですよね。彼女は何年か前に「Diary Of A Teenage Girl」という、非常にサブカル臭の強いインディ・ティーン映画も作っていて、今回のオスカーでもメリッサ・マッカーシーが主演女優賞にノミネートされた「Can You Ever Forgive Me」を監督しています。すごく右肩上がりなので楽しみなんですよね。
あと、女性監督で言えば
昨年、「レディバード」で一躍注目されたグレタ・ガーウィッグは2作目の監督作で、なんと「小公女」のリメイク。主演は前作に続いてシアーシャ・ローナン。そこにティモシー・シャラメやエマ・ストーンも絡むようですよ。
7度目の正直でオスカーを狙いたいエイミー・アダムスはベストセラー小説「The Woman In The Window」のヒロイン。
ナタリー・ポートマンはNASAの宇宙飛行士の不倫事件を題材にしたドラマ「Lucy In The Sky」 に。
シャリーズ・セロンは、失言で局の看板ニュース番組を降ろされた、これ、すごく最近の事件です、ニュース・キャスターのメガン・ケリーを演じた「Fair And Balance」で主演です。
ここ数年強い、黒人監督の映画ですが、昨年のオスカーで、「ゲット・アウト」で話題を呼んだジョーダン・ピール監督の新作はルピタ・ニョンゴ主演の、今回もホラーです。「Us」。これは3月、間もなく公開です。
そして19世紀の、奴隷解放、女性解放運動家、ハリエット・タブマンの伝記映画「Harriet」も控えています。
文学作品だと、2013年の小説の賞を総なめにした「Goldfinch」が映画化されます。主人公は「ベイビードライバー」のアンセル・エルゴート。
そして19世紀のイギリスの文豪ディケンズの「デヴィッド・コッパーフィ_ルド」が「The Personal History Of David Copperfield」として映画化、主演は「スラムドッグ・ミリオネア」「Lion」でオスカーでも馴染みのデヴ・パテル。共演がティルダ・スウィントン、ベン・ウィショー、ヒュー・ローリーとやたら豪華なのが気になってます。
あと、今年「バイス」で主演男優賞にノミネートされたクリスチャン・ベールは来年も「Ford v Ferarri 」が控えています。
・・と、この辺りが、現時点で気にされている映画ですね。
まあ、この企画、毎年この時期にやってますが、本当にオスカー候補にまで上り詰めるのは、これの半分も行けばいい方です。でも、それでも楽しみなもので、毎年このようにやってしまうんですよね。
今後のオスカー予想ですが、5月のカンヌ映画祭で、時折話題の作品が出始め、9月のヴェネツィア、トロント映画祭が最初の大きな波となります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?