巧みすぎてビックリ!サマーソニック2024、第1弾発表
どうも。
サマーソニックの第1弾出演アーティスト発表されましたね!
こんな感じです。
いやあ〜、これは絶妙ですね〜。
だって
ヘッドライナーにマネスキンとBMTH!!
これはうまいことしましたねえ〜。両者とも、国際的に見てヘッドライナーを任されるようになって間もないですけど、そのフレッシュな両者がヘッドライナーっていうのがカッコいいじゃないですか!
その名前聞いただけで、若い人が足を運びたくなるじゃないですか。世間に対して「今、世間で人気のロック、こんなです」とわかりやすく紹介できる感じが。これ、世界的にキッズ受けいいと思いますよ。
しかもマネスキンって、まだ最年長のダミアーノでも25でしょ?ロックに待望久しかった20代のヘッドライナーですよ!ある時期からロックの不振が叫ばれ、ニュースターがなかなか出なかった。そこについに新たな若い人気者が加わった。これは本当に頼もしいことだと思いますね。
BMTHも、これからできつつある新世代のメタルのシーンのトップじゃないですか。前も話しましたけど、バッド・オーメンズとか、次に人気の出そうなフォロワーも見えてきてる中で、その先頭のバンドがヘッドライナー務めるのはそっちのシーンの今後にとっても良いことだと思います。
まあ、こういう言い方はしたくはないですけど、やっぱりヘッドライナーがクラフトワークやノエル・・というよりは未来に対してのエネルギーの量が違うじゃないですか。
あとダンス・ミュージック枠にアンダーワールドとメイジャー・レイザーと、実績ある手堅いとこ抑えてるし、オーロラが随分高い位置でびっくりしてるんですけど、彼女あたりも着実に育てたいとこですしね。
そこに、人気プロデューサー、ジャック・アントノフことブリーチャーズに、なんかセレブ人気も出てきてるジョン・バティスティ、そして安定固定ファンのベル&セバスチャン。中堅ベテラン、痒いとこに手がとどく感じですよね。
ただ、僕がちょっとびっくりしてるのが、この辺りですね。
グレタ・ヴァン・フリート
ラヴジョイ
ナッシング・バット・シーヴス
この3つ抑えてるのもすごいでかいんですよ!だって何気に、まだ派手じゃないですけど、全部向こうにいきゃすでにアリーナ・クラスの人気バンドですからね。
どれもみんなが思ってる以上にストリームでの数字が高く、サイレントに伸びてるバンドなんですよ。そういうとこ、ちゃんとよく目を付けたなと感心しててですね。
それから
レイヴェイ(Laufay)
Tyla
ピンク・パンサレス
オリヴィア・ディーン
この辺りの、これまたSpotifyで人気に火がついたタイプの女性シンガーもバランス良く揃えてますよね。ストリーム人気ってことで言えばマジソン・ビアもそうだし、野郎ですけどスティーヴン・サンチェスもそう。こういうとこ、日本側からだと気がつきにくいんですけど、将来のことも見通してか、うまく拾えててびっくりしてます。
批評的な部分で人気のとこだと、フジがフォンテーンズとかターンスタイル、The Last Dinner Party、ガール・イン・レッドと持って行ってはいるんですけど、その代りサマソニもイヴ・トゥモアなんて渋いとこ抑えてもいます。
ということでこれ、若々しくて今っぽいんですよ。今年、世界のどこの国もラインナップが弱いと言われがちです。それはパンデミック明けてのフェス解禁3年目だから、そりゃ1、2年目ほどでかいアーティスト残ってないのは自然な成り行きでしょうがないじゃないかと思うんですけど、その代り、こういう若手主体のフレッシュな路線が多いんですよね、今年って。そのトレンドをうまい具合に日本向けに消化したなあ、と感心しますね。
ここ数年のサマソニって、他の近隣フェスとの出演アーティストとの共有ができなくて、なかなか苦労してるように見えてました。邦楽やKポップ多めにしてたのはその対策ゆえかなとも思ってましたけど、今年、洋楽だけでこれだけ掴めてるの、大きいですよね。
僕、個人的に今気になってるのは
今年初めて開かれる、サマーソニック・バンコク。これのラインナップですね。
もし、これが日本のラインナップに似てたとしたら、かなり大したものです。というのは、近年、フェスって、地域ブロックで出演決めてるところがアーティスト側にあるから。
アーティスト側もワールドツアーするような気分でフェスを回ってるんですよね。だったとしたら、旅程上、近いところを回りたいわけじゃないですか。実際、南米のブラジル、アルゼンチン、チリを結んだロラパルーザってそのやり方で成功したわけです。その方式を果たしてサマーソニックがアジアでフランチャイズ展開するのか。もし、それができるのだとしたら、今後アジアに強固なフェス・ブロックができることにもなるので、この動き、ちょっと気にしてるんですけどね。
まあ、何はともあれ、楽しみですよね。
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