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インディ・ロック立て直し傾向の中、勢いのあるレーベルはどこ?

どうも。

一昨日から今日にかけて書いてる内容は、実はテーマは一貫してます。三部作です。この3つの記事を読めば、最近の洋楽のインディ・ロックの趨勢がわかるような書き方をあえてやってます。

 ラストの今日は、おこ最近、インディ・ロックが巻き返し傾向にある中で、どのレーベルに勢いがあるか。それについて語りたいと思います。実、はかなり、勝ち組、そうでない組、はっきり分かれてる話でもあります。

まず、最初に皆さんに覚えていただきたいレーベル、それが


deddo

デッド・オーシャンズ!

ここ、今、勢い、ダントツじゃないかな。何せ

ミツキ、フィービー・ブリッジャーズ、ジャパニーズ・ブレックファストの3人娘、いますからね。

あと、イギリスからはシェイムもこのレーベルです。これだけ揃ってたら、さすがに強いです。

2010年代の後半から’急速に力伸ばしてきてますよね、ここ。そういうところがなぜ、売り上げまで伸ばしているのかは研究の必要がありますが、すごく興味あります。

それから

老舗中の老舗ですよね。4AD。80年代から強いです。バウハウス、コクトー・ツインズ、ピクシーズを輩出してますけど、最近でも


ビッグ・シーフやドライ・クリーニングがここですね。

3月25日にニュー・アルバムが出るアルダス・ハーディングもここです。前作も売れ始めてるし、今作で一気に売れるんじゃないかという予感がしてます。

それから

パーティザンですね。

アイドルズやフォンテーンズDCなど、勢い良いロックンロール・バンドを抱えてますね、このレーベルは。

それからイギリスだと、ここも忘れちゃいけない。

ダーティ・ヒットですね。

ここはThe1975とウルフ・アリスを輩出できた時点で勝ちなんですが、最近でもペイル・ウェイヴス、ビーバドゥービーと続いてますからね。

あと

老舗マタドールも復活傾向ありますね。ジュリアン・ベイカー、ルーシー・デイカス、スネイル・メイルと昨年、一気にヒット続きましたからね。

トランスグレッシヴも安定してますね。フォールズで当てた印象ですけど、最近だとアーロ・パークス、レッツ・イート・グランマもありますからね。

このローマ・ヴィスタってとこも気になってます。ここ最近、移籍でいいアーティスト獲得し始めてます。セイント・ヴィンセント、サッカーマミー、新作出たばかりのゴーストがここです。


このAWALも勢いでてきてますね。売れないレーベルのイメージあったんですけど、去年リトル・シムズ、ガール・イン・レッドをヒットさせて勢いでてきてます。

 では、今度は逆に、「このレーベル、良いんだけど、もうちょっと商業的に頑張って欲しいんだけど・・・」というところをピックアップしましょう。


はい。ジャグジャグウォー、サドル・クリーク、ラフ・トレード、ATO。いずれも歴史、知名度はあるんですが、このあたりが最近ちょっと勢い落ちてる気がしてます。

ジャグジャグゥオーは一時、Bon Iverとかエンジェル・オルソンとかで勢い凄くあったんですけど、モーゼズ・サムニーとジャミラ・ウッズがものすごく批評的絶賛を受けたのにチャートにかすりもしなかったあたりから、なんか勢い落ちてますね。モーゼズとジャミラがウケなかったの、ショックでしたもん。目立った新人も聞きませんしね。

サドル・クリークもですね、インディゴ・デ・ソウザとかスピリット・オブ・ザ・ビーハイヴとか、良いの出してるんですよ。でも、最近、いかんせん売れない。ビッグ・シーフがここに在籍していた時代に評判良いのに全然売れず、4ADに移籍して以降に売れ始めたのを見るに、やっぱサドル・クリークの売り方に問題あったのかなあと思うことはありますね。

ラフ・トレードも愛すべき老舗ですけど、ブラック・ミディ、ゴートガール、そして今年のキャロラインが商業的にみんなコケちゃったんですよね。「なんか、配給システム的になんかあったんじゃないか」と、ここも僕、疑ってますね。

それからATOもいいアーティスト抱えてるんですけどねえ。去年、アミル&ザ・スニッファーズは売れましたけど、あれはオーストラリアで好調だったからなのかな。マイ・モーニング・ジャケットとかアラバマ・シェイクスを売ってた頃は好調だったんですけど、ハレイ・フォー・ザ・リフ・ラフ売り損なって移籍されて、今、売り出してるニルファー・ヤンヤもファーストで全英チャートでチャートインせず、セカンドも中間発表で38位だから、正式なチャートではトップ100に入るか入らないか、ってとこだと思います。ニルファーはこないだ所属レーベルを知ったんですけど、「ああ、ATOじゃ売れないわ」と思ったら、案の定、でしたね。

 あと、現状トントンな感じなのは


この辺りの老舗どころですね。サブポップにドミノ。ともにこのところ大きな動きはないんですけど、サブポップはワイズ・ブラッド、ビーチハウスで順調に動いてますし、「アークティック・モンキーズ」という大看板のあるドミノは今年はその看板が動くのと

https://www.youtube.com/watch?v=8qWHthLQ1Uw

期待値の非常に高い大型新人のウェット・レッグが控えてますので、また盛り上がるかもしれませんね。

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