見出し画像

コロナ禍の世界に送る、ストーンズの意味深すぎる新曲

どうも。

今日、これ、話題でしたね!

ローリング・ストーンズの新曲、「Living In A Ghost Town」ですけど、いや〜、これは

意味深すぎてすごいですね!!


タイトルがまず「ゴーストタウンに住んでいる」って、今の外出自粛の世の中、そのまんまだし、さらに歌詞が

I'm a ghost
Livin' in a ghost town
I'm a ghost
Livin' in a ghost town
You can come look for me
But I can't be found
You can search for me
I had to go underground
Life was so beautiful
Then we all got locked down
Feel like a ghost
Living in a ghost town, yeah

俺は幽霊

ゴーストタウンに住んでるんだ

俺を探してみてもいいけど

見つかんないよ

探してみなよ

俺は地下鉄に潜るほかないから

人生は美しかったよ

でも、今じゃみんなロックダウン

幽霊のような気分だよ

ゴーストタウンに住んでるね

これ、曲できたの1年前だというんですが、多分、歌詞を書き換えて最近、録音し直したんじゃないかな。あまりにも描写が、今の世の中、そのまんますぎて。

ロックダウン、あるいは都市封鎖をしない形での外出自粛(クアランティーン)の中、街が閑散とする中、外にも出れず、でも、いざ外に出るとなったら死の危険性すらあって、生きた心地もしない。しかも、ストーンズって今、全員70代でしょ。罹患しての死のリスクなんて、ほかの年代よりも圧倒的に高いわけですから、そのリアリティもすごくあるわけですよ。

しかも、この歌詞に引っ張られるように、このいかにもミック節の、ストーンズ印のオリジナルのロックンロールが、「こんなに輝いてるの、いつ以来?」ってくらいの輝きを放っています。すごいことだと思います。

ストーンズって、40代を過ぎたあたりから、「不屈のエネルギーを放出するバンド」みたいな言われ方をしてきました。だけどそれは「ライブバンド」として強調されることが長く続いていたような気もしてしまうんですけど、ロックンロールバンドとしての衰えを見せず、しかも今の時代のリアリティを、バンドの平均年齢が75歳を超えているバンドが、地球全体のこの危機を勇気づけるかのように渾身の力を込めて歌いきる。いやあ、壮絶ですよ!

僕なんて、彼らの年齢の3分の2もいかないくらいなんですが、「やっぱ、年とったよなあ」と嘆きたくなる時もあったりもするんですけど、「自分もなんとかあと25年くらいなんとか」と奮い立たせるような、そんな力がこの曲にはあります。

それと同じことは

こないだの土曜日に「One World Together At Home」での、この「You Cant Always Get What You Want」の、これもあまりに絶妙すぎるパフォーマンスを見た時も全く同じことを思ったものでしたが、それを自身のクラシックだけでなく、現在進行形でやれているところがすごいです。

前も言いましたけど、半世紀前のレジェンドが、世紀を超えて、今の時代の危機に音楽でさらに貢献している姿は本当に貴重だし、彼らを親や祖父母の伝聞でしか知らない、うちの子どもたちのような7世代くらい違う人たちの幼い記憶にも残ることができるというのは、本当に感慨深いものがあります。

アルバム、出るのかな?今度こそ、出してもいい頃のような’気がします。













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?