見出し画像

ニューヨーカーを魅了したマグリット・ウェディング

ニューヨークのハーレムに在住していました、トミー・富田さん(note/特別な場所「ハーレム」とTommy & Kimikoをご参照ください)より、ニューヨークで活躍中のミュージシャンを派遣していただいた時期がありました。約2年に渡って、シンガーとピアニストを2カ月おきに派遣してもらっていました。


そのなかに、アイリーン・フランクさんというシンガーがいました。
彼女は、ニューヨーク・ハーレムの「コットン・クラブ」専属のシンガーであり、オフ・ブロードウェイの大ヒットミュージカル「ママ・アイ・ウォント・トゥ・シング」に出演していた女性です。

画像2

“Mama,I Want to Sing!”
夢を持っている人への普遍的なメッセージとともに、黒い教会体験の情熱、自発性、そして感情的な高揚を示したミュージカル。ニューヨークで2,500公演、米国、ヨーロッパ、日本でさらに1,000公演。何千人もの人々の前で演奏され、アメリカの歴史の中で最も長く続いているブラックオフブロードウェイミュージカル。

アイリーンは、ザ マグリットをたいへん気に入ってくれて、一緒にニューヨークから来ていたピアニストのマイケル・ミッシェル氏との結婚式をここで挙げたいと言うのです。
「どうしてニューヨークでやらないの?」と訊ねたところ、彼女は「だって、ニューヨークにはここみたいな場所がないからよ。」と言いました。

「でも、ザ マグリットはニューヨークをモチーフにしているんだよ」と話したのですが、アイリーンが言うには、ザ マグリットの温かみやおもてなし、日本の料理の繊細さなどは、ニューヨークにはないものだということでした。

結局、アイリーンとマイケルは、帰国して一年後に、ニューヨークから約40人の親族や友人を呼び、本当にザ マグリットでウェディングを行ったのです。

画像2

これはモデルではありません。
上記の写真は、挙式のときに撮影したものです。

40人を呼ぶというのはたいへんだったと思いますが、パーティーが終わったとき、ゲストの皆さんから、「なぜ、二人がここで挙式をしたかったのかわかったよ!」と言ってもらいました。

私たちのパーティーが、ニューヨーカーたちに認められたということは、私たちスタッフにとってこんなに嬉しいことはありませんでした。


株式会社マグリット
専務取締役 羽原正人
THE MAGRITTE @partylabo.

▼ 公式HP/YouTube/Facebook


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?