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THE MAGRITTE Museum vol.14『光の帝国』ルネ・マグリット

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弊社マグリットの空間づくりをはじめとする、料理を含むすべての商品づくりは、この『光の帝国』をヒントにしています。
光の帝国は、全27作品あり、最初の光の帝国はマグリットが51歳(1949年)のときに描かれました。『光の帝国』は、シュル・レアリストの仲間、ポール・ヌジュによって命名されました。
一見普通の絵に見えるかもしれませんが、半分から上は青空が広がった『昼』、半分から下は街灯(がいとう)が灯った『夜』を描いています。現実にはあり得ない風景ですが、何の違和感もなく、見事に一枚の絵にまとまっています(昼と夜/光と闇)。
私たちマグリットがお手伝いさせていただく挙式やパーティーも例外ではありません。挙式はより感動的に。そしてパーティーは徹底して楽しく。進行や演出に単なる意外性を求めるのではなく、対照的でバランスのとれた価値ある挙式&パーティーであることこそ、私たちが本来目指す、理想のウェディングの形です。
実は、最初の『光の帝国』を描いた一年前の1948年には、光の帝国の逆バージョンといわれている作品(半分から上が夜、半分から下が昼という)『神のサロン』というタイトルの絵が存在していました。10年後にマグリット自らコピーして作成したのが、下の絵です。

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1974年12月日本で公開され、第46回アカデミー賞 脚色賞・音響賞を受賞した映画『エクソシスト』。この広告ポスターは、ルネ・マグリットの『光の帝国』から着想を得たイメージが導入されています。

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森耕冶先生の見解によりますと、この『光と闇』の着想は、ドゥグーブ・ド・ヌンクの『秘密の家』という説と、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』の一節、

日はキラキラと海にかがやき
力のかぎり照りつけていた
精こんつくし、大波までを
すべすべピカピカ光らせていたー
とはいえ、これはおかしな話
夜の夜中のことだったから。

これをヒントにしたという2つの説があると言われています。


マグリットは晩年追い求めていたテーマは、『光と闇』。1967年、ルネ・マグリットが68年の人生に幕を下ろしたとき、彼のイーゼルの上には、27作目の光と闇をテーマにした『光の帝国』が未完成のまま残っていました。後に友人たちによって「騎手のいる風景」というタイトルがつけられました。

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ルネ・マグリットが最後に描いた未完成作品 騎手のいる風景 1967年

株式会社マグリット
専務取締役 羽原正人

THE MAGRITTE @partylabo.

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