『羽原俊秀の最終章』後編
「コミュニケーション」がすべての鍵を握っている。
「愛」をテーマとした複合施設『DESTINO(ディスティーノ)』を20万人に一つの割合で世界のあらゆる都市につくること。
この構想は2007年に、弊社社長の羽原がある大手企業に向けたプレゼンテーションで公表したものです。
10年以上の時を経て、改めて、今、考えたいテーマとして述べさせて頂きます。
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▼ 前編
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まず、「コミュニケーション」についてお話しします。
「人間には完璧な人はいない」、だから、いろんな事情を抱えています。
例えば、離婚の増加によって、婚礼の打ち合わせで安易に「両親」という言葉が使えなくなってきています。
私自身が離婚経験者ですので、そんな気持ちが良く分かるのです。
共働きの子供たち、おじいちゃん子、おばあちゃん子、シングルマザー、シングルマザーの子供たち、離婚経験者、両親離婚経験者、
そんな家庭環境や個人的な事情により、精神的なストレスを抱えた人たちはますます増えてくると思います。
そんな様々なストレスや問題を解決できるのは、やはり、日ごろから運命的に出逢った周りにいる人たちとの「コミュニケーション」をいかに円滑にするかということにかかっているということです。
その「コミュニケーション」をうまくやっていくためには、付き合う相手もちゃんと選ぶということです。そして、人とうまくやっていける力を養うことだと思います。そしてなにより、自分自身に自身を持つことです。
「忘れる」という能力。
そして、「信じる」という能力。
次に「情報を捨てる力」についてですが、こんなことを経験したことがありませんか?
自分に悩みがある時に、それを考えるための十分な時間もあって、相談できる相手もたくさんいる…
でも、そんな時ほど、どうしたらいいのか、かえって分からなくなり、決断できなくなる…
考えれば考えるほど、相談すれば相談するほど、出口が見つからず迷宮入りする…
まさに、現代社会はこれの連続です。今の時代、インターネットがそれを助長しています。
インターネットの普及により自宅にいながら、まるで図書館にいるかのごとく、そしてたくさんのカウンセラーがいるかのごとく、自分の持つ課題にたくさんの情報を集めることが出来ます。
多くの人はここに大きな間違いを犯しています。
それは、情報をたくさん得ることによって正解を探そうとすることです。
しかし、便利がゆえに深みに入る。
情報が多いから思考回路が壊れる。
そうではないでしょうか?
昔は信頼できる人に相談することからすべては始まっていました。
それは人と人とが直接「コミュニケーション」をとる、いわゆる「アナログ・コミュニケーション」です。
人が、間違いなく自分に合った相手を探し、人とうまくやっていく力を身につければ、世の中は確実に変わっていくと思うのです。
そのためには、人は日ごろから他人に対してやさしい気持ちを持ったり、感謝する気持ちを忘れないようにしたりすることです。
そして、何より大切なのは、そのやさしさや感謝の気持ちを実際に相手に伝えていくことです。
それを実際に実行していくために作られる複合施設がこの『ディスティーノ』なのです。
『情緒』をテーマにした複合施設
例えば、その機能をホテルが備えても良いかもしれません。
今まであったテーマパークとか、複合施設のように、単なる文化とか、スタイルとか、食とか、キャラクターなどをテーマにするのではなく、「情緒」をテーマにしたものです。
その代表的なものに「愛」があります。
なかでも「家族」に関する「愛」は私たちの仕事にとって最も身近な「愛」です。
「結婚」の結果できあがるものは、「家族」という世界最小単位の社会です。
これをうまくいくようにするために作られる複合施設です。
そこには何があればいいと思いますか?
映画館?本屋さん?CD屋?レストラン?カフェ?バー?バンケットホール?パーティールーム?キッチン?リビング?ダイニング?公園?バスルーム?コンサートホール?ミュージカルシアター?美術館?それともライブハウス?…
何があってもかまいませんが、それらの空間に共通していることは、破壊的なもの、否定的なもの、挫折的なものなどは一切存在させてはならないということです。
何か感情に訴えながらも、「家族」の「コミュニケーション」を具体的に且つ直接的に支援するものが存在している。
それが『ディスティーノ』なのです。
今、私たち婚礼業界が持つ使命は、結婚後に誕生した「家族」のために貢献すること。
そして、「家族」をうまくいかせること。
そこに私は今回の人生をかけて、このプロジェクトを成功させたいと思います。
日本の殺人事件の7割は身内で起こります。
『ふたり』から『家族』へ。
私は、この構想こそが、世の中を救う救世主になると信じています。
羽原 俊秀
この構想は、2007年に弊社代表の羽原が公表したメッセージです。
今(2020年)から、13年も前の話しです。
そして、上記画像にあるメッセージは2016年。
余談ですが、今回の記事を編集している私が入社したのも、この構想の発表があった、丁度そのころでした。
当時、アルバイトだった私も、このメッセージは強く記憶にのこっていました。
あれから、
たくさんの出逢いがあり、別れがあり、失敗があり、悲しみがあり、
そして、いまがあります。
そのひとつひとつがなければ、いまはないでしょう。
今回の世界的なできごとについて、以下note記事で語りましたが、大きな逆境があったときに、人は、大きな進化を遂げます。
ただし、変わるべきところと、
変わってはいけないところとを、
しっかりと見極めなければなりません。
2020年、
改めて、我々、ザ マグリットは、
大きく前に進んでいきます。
株式会社マグリット
代表取締役 羽原俊秀
THE MAGRITTE @partylabo.
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