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お客さんの「成功」だけを求める


先ほど
タレントとの打ち合わせが終了。

企画の実施がほぼ決まりました。

アイデアをまとめ、
企画の全体像を構想し始めたのは昨年末。

大きな会社ならではの

各所への説明、調整、ときに根回しに
時間を要しました。

大きな反対、反発、否定
があったわけではなく、

シンプルに関係するスタッフの数が多いこと
に起因するコスト。

いい悪いは置いておいて、

現状の会社組織の論理
を無視した企画はあり得ません。

いたって冷静に、粛々淡々と
作業を進められました。

この膨大なコスト(越えるべき障壁)が
高ければ高いほど、

企画の充実度、ならびにクライアントへの
インパクトが大きくなると信じています。


顧客の課題解決

ビジネスの本質です。

スポンサーセールス担当は、
クライアントと頻繁にコンタクトを取って、

クライアントの課題を引き出します。

「これが課題です」

と明確に言語化できる人もいれば、
できない人もいて、

何が課題なのかもわからないケースだって
稀ではありません。

話を聞いて、クライアントの心境を洞察して、
自分の引き出し(過去の経験)を開け閉めして

ソリューションのタネを探します。

「これが欲しかったんじゃないですかね?」

という言葉とともに

「その発想はなかった!」

というクライアントの
驚きを発掘するところまで。

ときに数か月~1年ぐらいかけて、

一緒に課題を具体化するプロセスの到達点は
成功」に他なりません。

ビジネスを行う人はすべからく皆、

クライアントの成功」のみを希求して、
行動していかなければなりません。


■私は

サッカービジネスを生業にしていますが、
即物的な売上とともにいつも考えているのは、

クライアント、顧客、お客さんの成功。
そのための方法論です。

経営にはキャッシュが不可欠なので、
長期的なビジョンだけを追い求めるわけにはいかず、

短期的なお金もまた必要不可欠。

経営が不振、
もしくは経営を始めたばかりの会社においては、

高尚なビジョンと
(短期)売上の葛藤に悩まされることになります。

ですがその葛藤を乗り越え、
まるで重量感のある車が加速するかのごとく、

膨大なイニシャルコストを原資とした
慣性の力によって

ビジョンに一貫した施策が打てるようになり、

クライアントの信頼を獲得できれば
余裕ある経営にシフトすることができます。

うまくいっている企業では、

一日も欠かさず顧客の成功を目指しています。
自社の成功のことは考えていません。


■吉本興業では、

取り扱うプロパティが巨大すぎて
やっかいなことも多いですが、

とはいえ
やりがいしかありません。

タレント、アスリート、
イベントや劇場といったハコを含めたアセットをいかに、

クライアントのニーズに合わせて
権利化してセールスするか?

ニーズとは課題。

クライアントは何に困っているのか?
売れないのであれば、その本質的な課題は何なのか?

それは弊社のアセットを活用して
解決可能かどうか?

そんなことを試行錯誤する楽しさは、
他に類を見ない深みがあります。


今回は「貧困と教育」にフォーカスした企画。
クライアントは「環境問題」に関心があります。

一見すると強い相関性がないように
思われますが、

抽象度を高く「次世代に豊かさを
と言語化できれば接点が生まれました。

貧しい家庭に生きる子どもたち。
彼らには教育の機会がそう多くありません。

学びたい、サッカーがしたい、習い事がしたい
という気持ちがあるにもかかわらず、

指をくわえてその機会を逸し、
次世代を豊かに生きる術を得られない

そんな子どもたちは
少なくないと思われます。


環境破壊によって、
美しい地球が失われれば、

それは即
豊かな生活が毀損されることを意味します。

いくらお金があって、
知識や情報が豊富だとしても、

生きる環境が汚染されていれば
豊かに生きようがありません。


■「次世代に豊かさを」

この課題解決を、
会社のアセットをデザインして実現できれば、

担当としてこのうえない充実感
を得られることは間違いありません。

かつてのビジネスでは、

すべてとは言いませんが
顧客との終着点は「購入」でした。

ですが今は、
購入は顧客との関係の「始まり」です。

最初の取引における支払いだけではなく、
その後のLTV(顧客生涯価値)がとても大切。

そんな視点を持つビジョンや
人材、組織はこれからのビジネスに求められ、

顧客の成功をもたらすのは
そんな個人や組織に収れんしていきます。

あたらしい原理原則。

顧客が勝利宣言するために
求められる成功とは?

顧客が大成功するのを支援するには、

まず何が顧客にとっての成功なのかを
理解するところから始めなければなりません。

企画の実施が決まり
ほっとしている自分に喝を入れるために

備忘として記してみました。

また本件についての詳細は
引き続きまとめていこうと思います。


今日も最後まで読んでくれて
ありがとうございました。

それではまた明日。
おつかれっした!




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