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【救急搬送】娘(3歳児)が熱性痙攣になったときの話

このnoteは…
・子どもの熱性痙攣について知りたい
・痙攣が起こったときの対応がわからない
など、子どもの熱性痙攣についてお悩みの方にぜひ読んで来ただきたい内容となっています。

もし、痙攣が起こったそのときに、このnote辿り着いた皆さんのために

冒頭からになりますが、まずは一般的な対応をまとめました。

実際の痙攣時のエピソードは後半になります。

初めての痙攣が起きた際は【119】してくださいとのことです!
その手前の相談であれば「救急安心センター事業【♯7119】」で相談窓口につながります

熱性痙攣とは

熱性痙攣は、高熱が引き起こす小児期によく見られる発作の一種です。

一般的に、6ヶ月から5歳の子供に発生しやすく、熱が急激に上昇するときに起こりやすいそうです。

ほとんどが3歳までにはじめての熱性痙攣を起こし、約30%くらいは再発もあるようです。

症状としては

・手足を固くして突っ張る
・手足をピクピクさせる
・目の焦点が合わない
・嘔吐
などです。

通常は2~3分でおさまり、意識も次第に戻ります。

5分以上の痙攣が続いたり、1日に何度も繰り返す場合などは、救急車を呼ぶことを進めています。

痙攣が起こった時は

・唾液や吐物を誤嚥しないように、子どもを横向きに寝かせる。
 (舌をかまないように物を噛ませるのは呼吸を妨げるのでしない。)
・痙攣が止まっても、意識がしっかり回復するまでは呼吸や顔色などの様子の観察する。
・30分以上たっても意識が戻らない場合には、病院を受診する。
・けいれんが持続している時間や、けいれん中の様子をスマートフォンなどで記録しておく。
 (救急車や病院での説明でとても役に立ちます。)

痙攣の様子は本当に怖くて、冷静ではいられませんが、慌てずに対処することが、とても大切です。

【参考ページ】

【救急搬送】娘が熱性痙攣になったときの話

「お父さん、よく3回も様子見れましたね」

搬送先の病院で担当医師に言われたことです。

初めての痙攣、初めての救急搬送。

振り返ってみると、初動については正しくないことばかりだったと思います。

本当に情けないですし、最悪の事態を想像するとゾッとします。

痙攣している最中の様子は本当に怖いですし、なるべく経験したくないことですが、この記事を読んでいただいたすべての親御さんにとって有益な情報となるように振り返ってみたいと思います。

インフルエンザのときに痙攣

日本中でインフルエンザが流行っていて、我が子も保育園からもらってきました。

体温は39度まで上がっていましたが、これまで解熱剤はあまり使ってこなかったため、このときも解熱剤は使用せずに様子をみていました。

でも、振り返ると辛そうで、ぐったりしていました。

今思えば解熱剤を使うべきだったと本当に反省しています。

1回目の痙攣

そしてインフルによる発熱から3日目、土曜から日曜にかけての夜でした。

深夜2時ごろ、ふと目が覚めると

「ウッ、ウッ」と隣で寝ている我が子から聞こえてきました。

何事とかと隣見たら痙攣していたというわけです。

熱性痙攣は、保育士時代に見たことがあったので、すぐにわかりました。

娘の場合は、両手をあげた状態で痙攣していました。

目はうっすら開いていて、口はグッと閉じていました。

こんな感じ(娘の場合)

呼びかけても反応もなく焦りましたが、とにかく痙攣の時間を測って、様子をみました。

私は保育士時代に見た子のときは、咳が止まらずぐったりとしていました。

泡拭いたり、白目剥いたりする場合もあるようです。

2、3分ほど痙攣が続き、意識が戻りました。

「辛い?」と聞くと「うん」と反応がきたので意識が戻ったということが確認できました。

何度も言いますが、この時に解熱剤を使えばよかったと反省です…

別室で寝ていた妻にも報告しました。

妻との相談の結果「週末だから明日休日診療に連れて行こう」ということになりました。

2回目の痙攣

私も眠くて横になってはいましたが、安心できずに眠れませんでした。

ウトウトしながら様子を見ていると、3時ごろ2回目の痙攣がおきました。

次は1分ほど続きました。

1回目に比べて時間も短く、痙攣の様子も軽く感じましたが、熱性痙攣が初めてでかつすでに2回目です。

さらに心配になってきたので、救急車を呼ぶかどうかの検討し始めました。

3回目の痙攣、そして救急搬送

そうこうしているうちに3時半頃、3回目の痙攣です。

2、3分続き、目がグッと上を向いて、手が上がっていました。

意識が戻った時に泣き出していました。

怖かったのでしょうか。

その泣き声を聞いて妻も見にきてくれました。

救急車を呼ぼうか、明日病院行こうか、そんな時我が家では

【#7119】に連絡してます。

各地域の相談窓口につながり、応急処置や救急車を呼ぶ前の相談ができます。

そこでは

・初めての痙攣であること
・3歳で初めての痙攣というのが比較的珍しいということ
・1時間おきに計3回の痙攣が起こっていること

以上のことから、至急救急車を呼ぶべきだという判断をいただきました。

この判断を自分でできなかったことが本当に情けないです。

すぐに119に連絡しました。

救急車のサイレンって遠くにいても聞こえるんですね。

夜中だったので近所の目も気になりましたが、それよりも「サイレンが聞こえる」というだけで安心できた。

妻はインフル疑惑だったので、救急車には私が付き添いました。

娘も意識が戻って、落ち着いている様子でした。

【重要】救急車の中でのやり取り

出発から病院まで、色々聞かれます

・痙攣は何回、何秒続いて、そのときの体温は?
・保育園で流行っている感染症は?
・生まれて何回目の痙攣?
・子の年齢(何歳何ヶ月)
・保険証などを見せる

たくさんのことを繰り返し聞かれます。

このときに痙攣の様子を撮影した動画などがあれば見せましょう。

私は時間帯やタイミング、痙攣時の体温などをメモしていたのでそれを見せました。

無事に病院について診察を受けました。

坐薬を入れてもらい、解熱剤をもらいました。

担当の医者からは「熱性痙攣ですね」との診断を受けました。

そして最後に「お父さん、よく3回様子見れたね」と一言

…俺もすぐ救急車呼びたかったよーーーーー

保育園で働いていた頃は、熱性痙攣自体は珍しいことではないので、様子見たけど、我が子となると話は別です。

本当に本当に焦りました。ここでようやく一息ついた感じです。

【後日】かかりつけ医と保育園に連絡

月曜日にかかりつけの小児科行って改めて診察をうけました。

3~5%はてんかんに移行したり、他の病気が疑われる可能性もあったりするようなので、初めての熱性けいれんの場合は、医療機関を受診するようにしましょう。

インフルだったのでもちろん保育園はお休みでしたが、熱性痙攣が起きたことについて連絡をしました。

これは子どもの症状や園によって対応が違うのですが、保育園に解熱用の頓服薬を渡す場合があります。

「〜〜ちゃん、37.5℃以上で保護者に連絡、38.0℃で坐薬投与」など個別の対応が必要になる場合があるからです。

小児科の指示に従って処方され、保護者から園にお願いする形になります。

我が子の場合は、小児科と保育園それぞれと連絡を取り合い、結果的に薬は預けないことになりました。

発熱のたびに痙攣が起こっても、成長にともなって小学校低学年までにほとんどみられなくなるようなので、関係各所と相談して対応していくのが良いようですね。

【終わりに】余談ですが…

後日、消防士をしているの友達と街でばったり会いました。

そのとき「この前お子さん大丈夫だった?」と言われました。

「なんで知ってるの?」と話を聞くと

我が子の救急搬送で対応してくれた救急隊員の方が

「今付き添いで乗っていたパパ、めちゃくちゃ手際が良かった。」

とのことで、記録用の書類を見ると私の名前が書いてありわかったようです。

「パパが乗ると、症状を話せないことや、アレルギーについてしらない、保険証が出せない等で,結局ママに連絡することになり時間かかる場合が多い」とのことです

救急搬送の時は焦って無我夢中でしたが、対応はちゃんとできていたようです(笑)

実は我が子も私もお互いに初救急車で、救急車の中ではじーっと観察して少しウキウキしていました。

以上が、我が子の熱性痙攣で救急搬送された話です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

すべての親子が健康で、安心してくらせますように。

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