【ホームセンターで揃う】真鍮アクセサリーを作りたいならこれだけで始められます!
こんにちは、イタタニです。
真鍮製のアクセサリーや銀製の小物を作りたいと思っている方に、かれこれ6年ほど制作してきた私が作り方や最低限必要な道具をご紹介いたします。ハードルをできるだけ下げるためホームセンターで揃う道具を中心にまとめていきたいと思います。
今回は初心者向けに一番簡単な流れをご説明いたしますので、ご了承ください。
この記事は最後まで無料で読むことができますが、応援するよといっていただける方は購入していただけると、大変励みになりますのでよろしくお願いいたします。
製法の紹介
金属アクセサリーを制作する方法として一般的な方法は以下の2つです。
・彫金
・削り出し
これらの方法が一般的です。作業自体は単純ですが、コツを掴んだり繊細なデザインのものを作るには何度も練習する必要があります。ですが、簡単なものであれば初めての方でも形にはなりますし、練習次第で難しいものも作れるようになるので、自由度も高くなっていきます。
さらに、もっと自由な形状で制作するには専門的な道具が必要になりますが、以下の方法がオススメです。
・ロストワックス
・銀粘土(シルバークレイ)
これら2つの方法ではより高度なデザインを形にすることができますが、ホームセンターによっては置いていないこともありますのでご注意ください。
一般的な彫金
最もポピュラーな彫金です。基本の流れはこちらです。
①切り出し :真鍮板や銀棒から必要なサイズに切り出します。
②なまし :バーナーで熱します。赤くなるまで熱したら水で冷まします。
③やすりがけ:不要な部分を大まかに削り取り除きます。
④成形 :指輪などの形に叩いたり曲げたりし形を整えます。
⑤ロウ付け :パーツや、つなぎ目をロウ付によってつなぎます。
⑥酸洗 :やすりで削ったり、希硫酸溶液により、酸化被膜を取り除きます。
⑦磨き :形を再度整えたのち、磨きをかけることで輝かせたり滑らかに整えたりし完成です。石をつける場合はここで付けます。
基本的にはこの流れで、細かい装飾などは繰り返して付けていく形になります。
必要な道具は多く、最初に揃える道具が多いためハードルは少し高いかもしれません。しかし、一度揃えてしまえば、しばらく使い続けることができるので、必要に応じて買い替えていくのも良いかと思います。
彫金に必要な道具は以下の10個
・材料となる板や棒
真鍮の板や銀の板または丸棒や角棒があり、サイズもさまざまです。作りたいものに合わせて購入してください。真鍮板なら0.3mmから2.0mmの厚みの板がありますが、切って曲げて指輪やバングルを作るなら0.8mmから2.0mmくらいの厚みが良いかと思います。デザインによりどの厚みにするか決めてもらえると良いと思います。
ホームセンターにも真鍮の棒材は売ってるとこが多いと思います。
・ハンマー
金属を叩いて薄くしたり、折り曲げたり、模様を入れたりと使い方はさまざまです。ハンマーは何種類かありますが、ゴム製のハンマーだと傷がつかずに叩けるのですが、金属ハンマーの方が強くインパクトを与えられます。
・糸鋸
板や棒を切り出すのに使います。軟金属用で十分です。細かく見ると専用のものもありますが、ホームセンターで売っているものではあまり種類がないと思いますので、真鍮や銀などの軟金属用の糸鋸を購入しましょう。あまり大きくなくて大丈夫なので、使いやすそうなものを選んでもらって大丈夫です。
・やすり
金属用のやすりであれば大きめと小さめの2種類ほどあれば大丈夫です。細かい部分に使うのであれば細めのセットもあると良いと思います。
・紙やすり
バリを落としたり、曲面を落とすのにあると良いです。
180番〜800番くらいがあれば成形から仕上げまでカバーできます。鏡面仕上げなどにするのであれば、コンパウンドもあるとかなり綺麗に仕上がります。
・ラジオペンチ
なましの際、材料が高温になるので、それを掴んだり、材料を曲げたりと色々と使い勝手が良いので一つは持っておくと便利です。
アクセサリー用にギザギザがないものもありますが、ホームセンターには一般的なギザギザがついたペンチが売っていると思います。挟んだ時に傷がつきやすいですがそちらでも問題ありません。
・銀ロウ
ロウ付けする際に使用します。3分付、5分付。7分付などがあり、数字が小さいほど溶ける温度が高いです。
いくつかのパーツをつけるときは3分付から使っていき、3回や5回などパーツごとに分けてロウ付することができます。
通常1回のロウ付では5分付を使用します。
・バーナー
金属素材をなましたりロウ付けするときに使います。専用のものもありますが、売っている安いものでも代用できます。
倒れやすそうなものは避けたほうが良いと思います。使用後は火が出る部分がしばらく高温になりますので、立てたまま置けるものは便利です。
小型のものでしたら、値段は上がりますがプリンスというメーカーのものでしたら間違い無いでしょう。
・耐火レンガ
バーナーを使うときにかなり高温になるため、下に置いておくだけで熱を遮断できるので安全面を考えると必須です。私はキッチンのコンロの上にレンガを置いて使用しています。
耐火シートのようなものも同時に使用するとより安全かと思います。
以上の8つがあれば彫金をすることができます。
さらに完成度を上げたり、効率よく作業するのであればホームセンターでは売っていないところもあるかもしれませんが、以下の道具があると良い作品が作れます。
彫金にあると便利な道具
・リューター
ペン先が回転するので、やすりがけや、削り出しがとても楽になります。ペン先のビットを交換することで削る、磨く、切るなどができるようになります。少し値段が張るので、最初から用意しなくても良いかもしれません。
私は6年ほど前に購入してから使用していますが、いまだに現役で使えています。ビットも3.2mmまでのビットだったら使えるので、非常に使いやすくオススメです。
・希硫酸溶液
ロウ付けする際に表面が酸化し黒ずみます。これはやすりがけでも取れますが、この溶液を酢買えば細かい部分まで酸化部分を取り除くことができますので、細かいデザインの際は必須です。Amazonでは取り扱いがないようですので、彫金専門店で入手するか、代用品としてクエン酸で溶液を作ってする方法もあります。
・万力
素材を固定し、ハンマーで叩いて曲げたり、切り出しの時に使ったりと強く固定することができるので、使う機会が多く、あれば作業効率が格段にアップします。小さくて机などにクランプで固定できるものがありますので、制作品がアクセサリー程度の大きさのものであれば一つ買っておくと非常に便利です。
・スリ板
V字に切れ込みが入った板です。ここに当てて材料の切り出しや削り出しがやりやすいです。また、机などに固定するために、クランプ付きか別途用意するようにしましょう。
板に切れ目が入っているだけなので、自作する方も多いです。これ自体はホームセンターではあまりみないので、Amazonなどで購入するのが早いかと思います。
削り出し
削り出しはロウ付けすることなく、真鍮製のナットや、真鍮のブロックなどから削り出して形を成形し完成させる方保です。必要な道具は少なく、低コストで制作できますが、手作業になり非常に時間がかかります。
とにかく作ってみたい人や、安く作りたい人、真鍮製や銀製のものがあったので何かにしたい人におすすめです。
削り出しの工程はシンプルです。
①削り
②磨き
この2つしかありません。
削り出しに必要な道具
・加工したい素材
鉄や真鍮、銀は加工できます。ステンレスは手作業だと硬すぎて不向きです。真鍮のナットなどは大きさにもよりますが、M18(18mmのボルトが入るナット)だと1つ¥500くらいで購入できます。私はAmazonでは見つからなかったので、モノタロウで購入しています。ホームセンターによっては置いている店舗もあるようですので、最寄りのホームセンターをお探しになるかモノタロウで購入されると良いでしょう。
・やすり
金属用のやすりであれば大きめと小さめの2種類ほどあれば大丈夫です。
・紙やすり
バリを落としたり、曲面を落とすのにあると良いです。
180番〜800番くらいがあれば成形から仕上げまでカバーできます。鏡面仕上げなどにするのであれば、コンパウンドもあるとかなり綺麗に仕上がります。
本当に削るだけであればこれらの道具だけで制作できます。実際に私も初めは家にあったやすりで削って制作しました。しかし、いくつか作っていると効率化や、完成度を上げたくなり以下の道具を徐々に買い足していきました。
削り出しにあると便利な道具
・糸鋸
大きく削りだす際、糸鋸で切ってしまう方が削るよりも早く済みます。
・リューター
ペン先が回転するので、やすりがけや、削り出しがとても楽になります。ペン先のビットを交換することで削る、磨く、切るなどができるようになります。少し値段が張るので、最初から用意しなくても良いかもしれません。
・希硫酸溶液
なましをする際に表面が酸化し黒ずみます。これはやすりがけでも取れますが、この溶液を酢買えば細かい部分まで酸化部分を取り除くことができますので、細かいデザインの際は必須です。
・万力
素材を固定したり、ハンマーで叩いて曲げたり、切り出しの時に使ったりと強く固定することができるので、使う機会が多く、あれば作業効率が格段にアップします。小さくて机などにクランプで固定できるものがありますので、制作品がアクセサリー程度の大きさのものであれば一つ買っておくと非常に便利です。
・ラジオペンチ
なましの際、材料が高温になるので、それを掴んだり、材料を曲げたりと色々と使い勝手が良いので一つは持っておくと便利です。
・銀ロウ
ロウ付けする際に使用します。3分付、5分付。7分付があり、数字が小さいほど溶ける温度が高いです。いくつかのパーツをつけるときは3分付から使っていき、3回に分けてロウ付することができます。通常1回のロウ付では5分付を使用します。
・バーナー
なましたりロウ付けするときに使います。専用のものもありますが、売っている一番安いものでも代用できます。
・耐火レンガ
バーナーを使うときにかなり高温になるため、下に置いておくだけで熱を遮断できるので安全面を考えると必須です。私はキッチンのコンロの上にレンガを置いて使用しています。
その他の製法
・ロストワックス
専用のロウで完成形を制作し、それを元に型を作ります。型に溶けた銀などを流し入れること(鋳造ともいいます。)で細かい装飾や造形を施すことができます。
自宅でするためには専門的な機械が必要になりますので、大抵の場合はロウでデザインを作ったあとは業者に頼んで鋳造してもらい、帰ってきた作品を仕上げるといった流れになります。
・シルバークレイ
銀が混ざった粘土で専用の粘土が売っています。銀粘土を使って造形し、焼き入れることでシルバーアクセサリーなどを作ることができます。
こちらは専用のキットを購入することで自宅でも制作できますので、シルバーアクセサリーを作りたい場合は最もお手軽に凝ったデザインも作れるのでオススメです。
まとめ
高度な作品を作ろうと思うとやはり色々な道具が必要になってきます。しかし、最初から必要なものは意外と少なく、必要に応じて増やしていくことをお勧めします。あまり使わない道具にお金をかけるよりも材料にお金をかけて一つでも多く制作するほうが技術も上がります。
またレザークラフトと組み合わせたりと、可能性は広がっていく一方ですので、いろんなものが作りたくなっていきますよ。
その他の活動はコチラからご確認ください↓
Twitter
https://twitter.com/thekinkysticker?s=11
Instagram
https://instagram.com/thekinkysticker?utm_medium=copy_link
オリジナルグッズのオンラインショップ
https://thekinky.stores.jp
TikTok
www.tiktok.com/@thekinkydesign
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?