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何かを”極める"ために必要な唯一のもの

FROM ボブ・バーグ

何かを”極める”ということは、多くの人の関心事の1つと言える。仕事にせよプライベートにせよ、何らかの分野で自分のしていることを極めたいと思うのは自然なことだろう。

しかし、実際に何かを極められる人というのは、そう多くはないものだ。というのも、極めるということそれ自体が困難であり、困難であるからこそ極めるということに価値があるからである。このことは、だれもが認めるところではないだろうか?

一つのことを極めるのにかかる時間は?


何かを極めるには、ひとつのことに集中してエネルギーや時間を費やさなければならない。そして、天賦の才よりも「何かを極めよう」と心に決めて、それを実行しようとすることのほうがもっと重要なのだ。

これに関連して、以前にも触れたことがあるのだが…。それは、「一つのことに10,000時間を費やせば、それを極めることができる」というものである。

ここで重要なのは、ただ練習や実践の時間を重ねていくだけではなく、極めたい対象についてまず熟考することだ。そうして研鑽を積むことで、のちにプロフェッショナルとして活動できるだけのスキルを身につけることが可能となる。ときにはそれが、「極めた」と言っても過言ではないレベルにまで到達しうるのだ。

特定の分野を極めた人の人生を語る1冊


ところで、ロバート・グリーン氏をご存知だろうか?彼は翻訳者としてのキャリアを始め、後に雑誌編集者を経て、現在は執筆者として活躍している人物だ。そんな彼が執筆した本に、『マスタリー ~仕事と人生を成功に導く不思議な力~』という1冊がある。

この本では、アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリンや、飛行機の発明家であるライト兄弟、そして芸術家のダ・ヴィンチが紹介されている。そう、人類の歴史上、偉業を成し遂げた人たちの生い立ちを分析しながら、これまでに何かを極めてきた人の人生を取り上げているのだ。

この本で述べられているもっとも重要なメッセージとして、次のようなことがある。それは…

「創造力や卓越性は、持つ者が持ち、持たざる者は持たないものであると考えられがちだ。しかし、それは誤解である。この誤解のために、創造力や卓越性というものが不透明になり、それがどのように生まれてどのように維持されるのかがわかりにくくなってしまっている」。

何かを極める上で知っておくべきこと


加えて、このロバート・グリーン氏は、『権力(パワー)に翻弄されないための48の法則』という有名な本も上下巻で執筆している。その中で「何かを極めるというのは、最高の形であらわれているパワーのことだ」とも言っている。

ときに私たちは日々の暮らしのなかで、「これはよく出来た」と感じることがある。しかし、何かを極めた人々にとっては、そういった感覚が当たり前の日常になっているのだ。さらに、ロバート氏はこうも言っている。

「何かを極めるには、極めることにつながるようなプロセスを辿ることが肝要である。それがこの力を発揮するための道筋であり、だれもができることである」。

そう、何かを極めるというのは、つまりプロセスなのだ。そしてそのプロセスを歩むことはだれにでも可能で、何かを極めようと思ったら、まずはそのプロセスを理解することが大切だと言える。

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良い習慣を身につけるときに、失敗を減らし貴重な時間を無駄にしないためには、このプロセスが役に立つでしょう…

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