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バグった「1年」の時間感覚

From 安永周平

クリスマスが終わり、今年も残すところ1週間を切ってしまった。一昨日から昨日と…もうすぐ3歳になる娘へのサンタ業で『パウ・パトロール』のおもちゃを無事に渡すことができた。

そりゃもうなかなかの喜びようで、昨日はひたすらそのオモチャで遊んでいた。よいクリスマスとなった。しかし、今年は家業の社長に就任したことをはじめ色々とあり過ぎた。月日が流れるのは本当に速い。

昨年の大晦日、仲のよい大阪の同業の方と会っていたのを思い出す。今年も年末は妻の実家がある関西に年末帰るので再度連絡してみたら…また今年も大晦日に昼飯一緒に行こうということになった。2年連続だ(笑)

しかし何より…去年の大晦日が”つい最近”のことのように感じる。それが日数で表すと1年前のこと。あれからもう1年経ってしまっているのかと思うと…早過ぎまる。アッという間に大晦日になってしまった。これ、もう一歩踏込んで考えると少し怖くなる。何かというと…

2023年の大晦日までどれくらいある?


もうすぐ2022年の大晦日だ。そこであなたに質問だが…2023年の大晦日までどれくらいの時間があるだろう? 何を意味の分からない質問してるんだと。1年に決まってるだろと。あなたは思うかもしれない。その通りだ。1年ある。物理的な時間としては1年ある。これは事実として間違いない。ところが、その1年ってどれくらい長く”感じられる”ものだろうか?

24時間365日あるから長いと思うだろうか? 確かに1年あれば色んなことができそうだが…この時に参考になる感覚が「今現在あなたが1年前からの時間をどれくらい長く感じているか?」だ。あなたがどのように感じているかはわからないが、私の感覚は先述の通り「早過ぎる」だった。アッという間に大晦日になった感覚だ。もしあなたも1年前を思い出した時、同じように感じるなら…

2023年の大晦日はすぐに来る


体感としてはこうなる可能性が極めて高いはず。終わってみれば1年はアッという間だと思うのに、私たちは今から始まる1年はすごく長いものに感じてしまうもの。だから1日くらい過ぎても何も感じない、1週間過ぎても「2022年はまだ始まったばかり」なんて思ってしまう。実際にはもう1月の4分の1が過ぎていたとしても。

「一年の計は元旦にあり」とも言われますし、年始は2023年の目標を掲げる人も多いでしょう。ところが、その目標を2023年大晦日まで覚えている人はどれくらいいだろうか? 2022年の貴方の目標は何だっただろうか?年始に立てたはずの目標が、いつのまにか風化してしまっている人は多いもの。現に私も年始に立てた目標はよく風化する(また今年も痩せられなかった…)

というより、もし今日の時点で新年の目標が決まっていないのなら…おそらく年始に、無理やり目標を立てたところでそれは「魂の入っていない目標」になってしまわないだろうか? 言うまでもなく、そんな目標が達成される可能性は残念ながら低いはず。だったら、無理やり達成したい目標を考えるよりも、別のアプローチで新年をよりよいものにしてはどうかと思う。

超ハードルの低い行動を始める


たとえば、超ハードルの低い行動を初めてみることだ。何でもいい。毎日本を10ページ読むとか。毎日10ページでも厳しそうなら5ページに減らそう。なんなら1ページでもいい。いや、むしろ1ページにしよう。目標を立てる時ってどうしても気が大きくなって大風呂敷を広げてしまい、結局は続かないということがよくある。

そう、10ページなんて高いハードルを課すから続かない。1ページにしよう。机に座って本を開くだけでOKにしよう。それならやるだろう。というより、騙されたと思ってやってみてほしい。本を開きさえすれば1ページくらい読むから。これは私の実体験としてそうなっている。読まないと逆に気持ち悪いから。そして1ページ読んだら自然と5ページ、10ページとか読むから。

自分が積み上げた行動は自信をくれる


だから、最初の行動のハードルをアホみたいなレベルに下げる。これだけで結構続く可能性が上がる。それに続かない日があったって全然いい。自己嫌悪など全く感じる必要はないので、何食わぬ顔で翌日から再開しよう。また机に座って本を開こう。続かない日があったらまた始めればいい、それだけだ。それでも回数が積み上がっていくから、それは自信に繋がる。

小さな行動を続けることは、1年でとても大きな自信につながる。安永はコンサルティングを請けている方や大変お世話になっているお客様のおかげで、ありがたくも今年は確実に前進を感じられる年となった。まだまだ課題はたくさんある。しかし、それでも今年は自分にとって大きな意味を持つ年となった。40歳という節目の年は、忘れられない1年となった。

そして私がそう感じられるのは、いつもこのメルマガを読んで応援していただいているあなたのお陰でもある。 改めて2022年もありがとうございました。次の私のメルマガは年明けになるので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

PS
今年、この書籍を読み返したことは自分が社長になるうえで必要だったと思う。よろしければ年末年始のお供に

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