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信頼を集める人の考え方

FROM ボブ・バーグ

拙著『THE GO-GIVER:あたえる人があたえられる』には私とジョン・デイビッド・マンのが提唱している5つの法則がある。改めて、この5つの法則を確認していこう。第1第2の法則は振り返って参照してほしい。

さて、第3の法則は「影響力の法則」になる。この法則は「あなたの影響力は あなたがどれだけ相手の利益を優先するかによって決まる」というものだ。

本当に影響力ある人の振る舞いや行動とは?

とはいえ、「受け取る以上の価値を与えよ」という「価値の法則」と同じようにこの法則もまた現実的でないと感じたりあるいは楽観的な意見だと思われたりするかもしれない。しかし、偉大なリーダーや本物のインフルエンサー。そして、たくさんの収入を得ているセールスパーソンの振る舞いや行動を考えてみて欲しい。

彼ら彼女らはいつも他者の人生をより良くすることを考えている。そう、いつも相手のことにフォーカスしている。言い換えれば、自分のことではなく相手のことを優先しているのだ。これこそが彼ら彼女らの生き方であり仕事のスタンスだと言える。

”相手を優先すること”への誤解

ここで誤解がないようにもう少し詳しく説明しておこう。相手のことを優先するとは相手のために自分を犠牲にしたり身を削ったり、自分を押し殺したりすることではない。ここで、押さえて欲しいビジネスの法則がある。それは「他の条件が全て同じなら、人は知っていて気に入っていて信頼している人に仕事や紹介を回す」というものだ。

これは拙著の中でジョーが様々なメンターから学んだことでもある。繰り返しになるが 「他の条件が同じなら人は知っていて 気に入っていて 信頼している人に仕事や紹介を回す」のだ。では、相手とこうした関係を築いていくためにはどうすればいいのか?

「自分本位」から「相手本位」へと考え方をシフトしよう

それこそが「自分本位」ではなく 「相手本位」に考え方をシフトすることだ。物語に登場するメンターの一人であるサムが言うように「相手の勝利こそが自分の勝利」と考えることが必要になる。そう、相手の人生をより良くすることを考えることでもある。

それと同時に、最も効果的で近道となるやり方でもある。こうした取り組みを続けることで、自分の振る舞いが多くの人に知られるようになる。結果、自分の影響力は高まり、人と人とのネットワークの中において、中心人物となる。結果的に、これはあなたのことを宣伝してくれる “歩く親善大使”が増やすこともつながる。

まさに これが「影響力の法則」なのだ。そう、あなたの影響力は あなたがどれだけ相手の利益を優先するかによって決まるのだから。

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