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【EDH】《夢の巣のルールス》デッキ解説【23/03/25構築】

 2023年3月25日にコマンダーサミットに参加した時の《夢の巣のルールス》のゲームプラン、キープ基準等の解説記事です。


【統率者紹介】

【デッキリスト】


当時のデッキリストおよび100枚解説については別記事をご覧ください。

 

【ゲームプランについて】

この時の構築のゲームプランは「1~2ターン目にアドバンテージを得られる盤面にして、3~5ターン目に周りを妨害しつつ隙を見て仕掛ける」というものです。
(書いていて反省していますが、なんて現実を知らない、夢に満ちたゲームプランでしょう…)
それまでに《ルールス》でいくつかの構築を試した中で、いわゆる「ミッドレンジ」帯で戦うことを意識した構築にしました。
初手次第では1~2ターン目に仕掛けることも出来ますが、それは今回の記事では考慮外とします。

【キープ基準について】

まず、当時筆者が考えていたキープ基準がこちらです。
 
席順が1~3番手の場合≫

A.1~2ターン目に《ルールス》と「《ルールス》との併用でアドバンテ  ージを得られるカード」を場に出せる。
B.1~2ターン目に「単体でアドバンテージを得られるカード」を場に出せる。

AまたはBを満たしたうえで、「3~5ターン目に仕掛けることが出来る手札」が基本的なキープ基準になります。
このキープ基準の理由は、単純に想定したゲームプランを達成しやすいためです。そのため、このキープ基準を満たしたカードに加えて、さらに対話拒否カードや除去カードがあると非常に嬉しいです。
 
≪席順が4番手の場合≫
≪席順が1~3番手の場合≫で書いた、AまたはBを満たしたうえで、「サーチカードが1枚以上ある手札」が基本的なキープ基準になります。

このキープ基準の理由は、まず4番手という席順の不利をカバーするため、アドバンテージが得られる手札であることは必須条件になります。
そのうえで「サーチカード」の有無をキープ基準の判断に入れたのは、4番手という席順は1~3番手の人の行動によって自身の行動を決める必要に迫られる場面が多い「受けの席」という認識を筆者が持っているためです。
そのためアドバンテージを得つつも、「仕掛ける」べきか「アドバンテージ原を増やす」べきかといった判断をして、その判断に沿ったカードを持ってこられる「サーチカード」をキープ基準に入れました。

【キープ基準についての補足】

《夢の巣のルールス》は、それ単体ではアドバンテージを得ることが出来ない統率者です。
このデッキには「単体でアドバンテージを得られるカード」と、「《夢の巣のルールス》との併用でアドバンテージを得られるカード」の2種類のカードがあります。
その2つの分類について、採用カードがそれぞれどちらの分類に含まれるか筆者の考えを紹介しておきます。
 
(単体でアドバンテージを得られるカード)
・《エスパーの歩哨》
・《闇の腹心》
・《師範の占い独楽》
・《ネクロポーテンス》
※《ボーラスの城塞》も単体でアドバンテージを得られるカードですが、コンボパーツとしての使い方が主であり、キープ基準を考えるうえでは無視します。
 
(《ルールス》との併用でアドバンテージを得られるカード)
・《縫い師への供給者》
・《甦りし悪夢、ブレイズ》
・《ウルザのガラクタ》
・《ミシュラのガラクタ》
・《魂標ランタン》
・《写本裁断機》
・《狂気の祭壇》
・《催眠の宝珠》

【勝ち手段について】

このデッキで採用している勝ち手段の紹介です。申し訳ありませんが、本記事ではコンボ自体の解説はしていません。
 
①「白黒版ワールドゴージャーコンボ」による無限ドレインまたは無限切削
 《レオニンの遺物囲い》と《動く死体》による無限ブリンクを利用した勝ち手段です。
《レオニンの遺物囲い》は《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》で代用できます。
《動く死体》は《Dance of the Dead》、《ネクロマンシー》で代用できます。
 
無限ブリンクが出来る状態で《残忍な巡礼者、コー追われのエラス》または《食肉鉤虐殺事件》が場に出ていれば無限ドレインできます。
無限ブリンクが出来る状態で《狂気の祭壇》が場に出ていれば無限切削できます。
 また《エイドリアン》で無限ブリンクをする場合、《写本裁断機》が場に出ていれば無限切削できます。
 
※ちなみに筆者は「白黒版ワールドゴージャーコンボ」と呼んでいますが、正式名称を他に御存じの方がいれば教えてください。
 
②無限マナを生んでからの《歩行バリスタ》または無限切削
無限マナを生む手段は以下の2つです。
・「サルベイジャーコンボ」
・《エイドリアン》を使った「白黒版ワールドゴージャーコンボ」+マナアーティファクト
 
無限マナを生んだ後は《歩行バリスタ》で対戦相手のライフを削り切るか、《狂気の祭壇》で《ルールス》を無限に生贄にして無限切削をします。

【大量ドロー手段について】

勝ち手段につなげるための大量ドロー呪文については、以下のカードを採用しました。
 
・《ネクロポーテンス》
・《むかつき》
・《ボーラスの城塞》+《師範の占い独楽》
 
基本は【ゲームプランについて】で書いたとおり3~5ターン目にこれらのカードを仕掛けることが目標です。
ただし《ネクロポーテンス》だけは異なり、1~2ターン目に出して起動という使い方が強いと考えています。

【最後に】

この解説記事は、筆者の今後のデッキ製作のため、当時のデッキリストを確認しつつ当時の筆者の構築思想を文章化したものです。
この記事のゲームプランと、別記事の対戦レポートを読み比べると、自分の考えたゲームプランどおりにプレイすることがどれだけ難しいか実感させられます。
よろしければ、筆者の考え方に対して皆さんのご意見やご感想をいただけると、筆者がたいへん喜びます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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