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新商品開発物語(見波亭)#3

試作編

  1. 究極にやわらかいバウムクーヘン

  2. 餅を使った、モンブランクリームをかけるスイーツ

今回はいよいよ2つ目の新商品開発に入ります!

1つ目は究極に柔らかいバウムクーヘン。
2つ目のこちらはある程度イメージのようなものがあり、あんこ餅で有名な○福のように餅が敷き詰められていてそこに厳選した素材をベースとしたクリームを作り、上に飾ります。保存の長さや、お客様が食べたい時にベストな状態で召し上がって欲しいので冷凍保存して販売できるようにします。

見波亭の目の前に広がる、海と鋸山(のこぎりやま)


石を切り出し、石材にした跡が残る石の壁


見波亭らしさをどう表現するか?

見波亭は目の前に海が広がり、鋸山との親密性からも波や木の年輪をイメージできるようにクリームを飾りたいと思っています。
餅はプレーンで行くのか、中に見波亭らしさを入れるのか、とても重要な部分になるので、そこをどう試作していくか慎重に決めていきました。

何味にする?

アイディアを出し合いながら、次に取り掛かったのは味をどうするか?
モンブランという話がタイトルからも出ていましたが、決まりではなくやるからにはスタートが大事です。なんせクラウドファウンディングで皆様にいずれ食べていただきたい商品を作りたいのです。
よく考えたらものすごく大事です。

根強い人気を持つ素材で行こうと味は抹茶でスタートを切ることに決定しました。
さっそく試作班が作ってくれたのがこちらです。

試作第一弾 


き、筋斗雲や〜い〜!

思わず私の心の中はそう叫んでいました。
清き心を持つ者でしか乗ることのできないアレです。
(脱線しました、すみません)

試作の感想

しかしよく見てみると
色々な部分で試行錯誤しているのがよく分かります。

まず餅の部分は求肥(ぎゅうひ)を使い、とても柔らかい食感です。
実はこの中に生クリームとバウムクーヘンが入っているとのこと。
バウムクーヘンとは、見波亭らしい!

その上にはさつま芋ベースのペースト餡に抹茶をふんだんに混ぜていて、苦味がありながらもとても美味しい餡に仕上がっています。
土台の餅部分はひんやり冷たくて、餅の優しい柔らかさでプレーンのショートケーキを包んでいるかのよう。
ガツンと苦味のある抹茶餡が口に広がるのですが、生クリームと混ざりながらまろやかになり、ずっとモグモグしていたくなる至福の時間です。

新商品開発とハードルを上げていたので、内心ハラハラとしていましたが、試作第一弾から非常に美味しかったです。(ありがとうございます)
とても完成度が高い試作でしたが、その中でも強いて挙げるとすれば

  1. 上に乗った抹茶餡はもう少し試作を繰り返し「波や木の年輪」をイメージできるくらい完成度を上げる。

  2. バウムクーヘンがジューシー感がなく、パサついていたことでバランスが悪かった。

  3. 抹茶の苦味をどれほど強くするか。

この3点です。
次回の試作の課題になります。

第一弾が形になり、とても良いスタートになりました。
ちょっぴり安心。また進捗ありましたらご報告いたします。

この記事を見てこんなバウムクーヘン作って欲しい。
こんなバウムクーヘン食べたかったなど、ご意見いただけますと嬉しいです。それでは。

見波亭セレクション(オンラインショップ)
バウムクーヘンを中心としたスイーツを取り揃えております。
ぜひチェックしてみてください。

現在販売している、季節限定の甘夏バウムクーヘンです。

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