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ソフィアの闘病日記④

2021/8/31

「今日、9:00に慢性腎不全の病院に行きます。ソフィアが痛い思いや嫌な思いをしないよう、良い先生達であるようお祈りください。」とFacebookに投稿すると、沢山の祈りのメッセージが届きました。


タクシーで、朝9:00に投稿すると、なんと、病院の入り口に行ったらドアが閉まっていました。ドアの横のインターホンには、火曜日は休診日と書かれていました。それでもインターホンを押してみると、「今日は、休診日ですが…」と言われ、確かに看板にも火曜日は休診日と書かれていました。インターホン越しに、昨日電話をして、猫も連れて来ており、紹介状を持ってきましたと伝えると、「話を聞きますので、入ってください」と言われ、ドアを開けてくれました。看板には、火曜日は予約診療と手術のみと書かれていて、時間は12:00~となっていましたが、先生がいて、紹介状を渡し、待合室でソフィアと待っていました。

籠に入っているソフィアの背中越しに言葉にならない祈りをしました。

しばらくして、診察室に呼ばれ、先生がソフィアを診てくれました。

まず、透析について説明してくださいました。
・.猫の場合は腕ではなく、首からシャントを入れるので麻酔で行う必要があること。
・その費用が20万円。透析は1回8万円。
・今の数値を正常に戻すには3回くらい回す必要があり、24万円。
・それをしても1日で数値が戻る子もいて、翌日透析しなければならず、週3回くらい、一生透析することになると、コスト的に破綻する。
・透析の機械は、猫用のものはなく、人間の子ども用で、15kgを想定しているので、猫の場合、回すごとに血液量が減って貧血になってしまう。
・透析が効くケースは、急性腎不全で腎臓の機能がまだ落ちていなくて、何らかの事態で血液の毒を取る必要がある場合で、そのようなケースは1回で治るそうです。

よって、コストの面、シャントの設置、貧血の点からも慢性腎不全にはオススメできないとのことでした。

先生は、ソフィアの背中を掴み、また血液検査の数値を見て、ソフィアは、脱水しているので、今はしっかり毎日点滴して、脱水症状を治してから、また血液検査をして、数値が下がっていれば大丈夫とのことでした。まだ点滴して3日なのと、点滴はここでも近所の病院でも同じ点滴なので、近所の病院に毎日通ったほうが良いと言われました。入院してしっかり点滴を入れることもできるけど、寂しいと思うので、毎日通いでも大丈夫と言われました。

尿素窒素の数値が117(正常値16~34)だけど、240くらいのひどい子もいるので、まだ大丈夫。これが50くらいに下がれば大丈夫と言われました。

また、スコティッシュフォールドは、奇形で耳が垂れているので、元々病気をしやすいので、16歳のこんな長生きした子は見たことないと、ソフィアは、見た目は10歳くらいにしか見えないと言われました。

慢性腎不全の場合は、点滴で数値が戻っても治るわけではないけど、これで数年寿命が2~3年伸びれば儲けものと言われました。最後は点滴をしても数値が下がらなくなるので、そうしたら眠るように亡くなることができるのが理想と言われました。

そして、こんなに丁寧にソフィアを診て、説明してくださったのに、今日は、「無料で良いです。今日は休診日なので、受付も閉まってるので、もし本当に悪くなった時に来られた時で結構です」と言われました。この磯崎先生が休診日なのに居てくださったこと、ドアを開けて話を聞いて、ソフィアを診てくださったこと、神様の導きに感謝しました!

その後、近所の病院に行って、報告をし、点滴をしてもらいました。本当に良い先生方に恵まれて感謝です!

診察が終わって、ソフィアに「良かったね!」と言うと、しっぽを振って応えてくれました。

今日は、2つの病院に行って疲れたのか、帰ってきてからも、しばらく籠の中で休んでいました。

本当に全ての神様の素晴らしい導きに感謝です。腎臓の数値が良くなるよう、引き続きお祈りします。

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