見出し画像

ゆず

晩秋のこの季節は、ゆずの季節です。
ゆずは、薬膳では気の巡りを良くしてくれる理気類の食材です。

気とは、正しく元気の気であり、生命の原動力です。
気の働きによって、呼吸や発声、血脈、心拍、経絡に流れ込んで肢体が動き、血の生成と血が流れ、各臓器や組織を営養し、体温が保たれ、水分の調節、排泄が促進されます。
気の力により内臓の位置が固定され、血が血管から漏れないようコントロールされ、体表、臓器、全身を巡り、発汗を管理し、ウイルスなど外邪の侵入を防ぎます。
また、気が詰まることで、咳、喘息、げっぷ、痛み、生理不順、便秘、鬱になったりします。

ゆずは、胃と肺に作用し、食欲不振、消化不良、咳、痰を解消するほか、血糖値を下げる効果があります。果汁は、お酒の飲み過ぎ、つわり、食欲減少にも効きます。

ストレスが溜まった時や気が詰まりには、ゆず湯でリラックスがおすすめです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?