タイ:デジタル広告市場 in 2020 それでも横ばいの成長見通し
こんにちは!久しぶりにデジタル広告について書きます。そして今回は2020年、タイのデジタル広告市場の現状について、お伝えできればと思います。
元リソースはこちらから:https://www.bangkokpost.com/business/1980231/digital-ad-spending-to-see-flat-growth-in-2020
まず、市場規模
19.6 billion baht, 約663億円。ここ8年の中で初めてデジタル広告市場の成長が横ばいになったという事です。理由はもちろん、Covid-19です。私は2020年6月中旬までタイのバンコクにいたのですが、実体験から3月中旬からほぼ全ての会社が広告出稿を控えるようになり、4月からレイオフも始まった印象で、多くの会社が大きなダメージを負っておりました。例えば、普段滅多に空き枠が出ないような、空港近く&ロードサイドのバカでかいOOHも軒並み真っ白の状態でした。
(OOHのイメージです。参照元:富士電機さんの広告は引き続き掲載中です。:https://www.fujielectric.co.jp/about/company/contents_06_02.html)
こんな中、大きくシェアを伸ばしているのがDigital Channel。いわゆるNetflixやhuluのようなオンデマンドストリーミングサービスで、各主要モバイルキャリアやTV局がこぞって力を入れている&安い単価でユーザーに提供しているので、Stayhomeもあり、ユーザーを伸ばしたとの事です。
2020年1−6月までの業種別の出稿金額
車メーカー&関連業種:2.58 billion baht 約87億円、化粧品、スキンケアプロダクト:1.88 billion baht 約63億円、清涼飲料系:1.64 bilion baht 約55億円、消費財:1.42 billion baht 約48億円と続きます。
媒体別シェア
そんな中、タイのデジタル広告市場のメインは、引き続きFacebook(多分Instagram含む)シェア31%, 6 billion baht 約200億円 wow! 、Youtube : シェア19%, 3.7 billion baht 約125億円、3番手にLINE : シェア6%, 1,1 billion baht 約37億円が続きます。
ここで注目すべきは、2019年の年末から大きくユーザー数を伸ばしたTikTok。新しいコミュニケーションチャネルとして、2020年もの凄い勢いでユーザー&収益を伸ばしました。
タイのマーケター達の方向性としては、広告予算は減ったものの、デジタル広告の予算割合を大きく増やしたそうです。
早く、この状況を乗り越えて回復&さらなる成長を望みます!皆さん一緒に頑張りましょう!!
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