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デザイニウム TECHブログ

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デザイニウムのテックブログをまとめたマガジンです。
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#Unity

Lens Studio開発で注意すべきポイント

こんにちは、MIZUTANIKIRIN (@mizutanikirin)です!XR開発を手がけるデザイニウムでエンジニアをしています。 普段は主にUnityでアプリ開発を行っていますが、今回は初めてSnap社のLens Studioでの開発に挑戦して、Lens(アプリ)を作成・公開まで行いました。この記事はUnityエンジニアの視点からみたLens Studioの使用感と、初心者が開発時に注意すべきポイントを中心にまとめました。 「Camera Kit Web開発で注意す

【Lightship ARDK3.0を使ってみた】エンジニアが語る!実践デモで見るARDK3.0の新機能と活用術

こんにちは!デザイニウムの佐久間(@ppengotsu) です。 Niantic Lightship ARDKの最新バージョン”3”に追加された機能や変更点を紹介する連載記事(全3回)の最終回です。 過去記事 本記事では、弊社の2人が実際にARDK3を使ってデモを作成した経験を共有します。それぞれが使用した技術や工夫点について詳しく聞いてみました。 デモ1: 「AR Fishing」 こちらのデモは、デザイニウムのMao(@rainage)が作成しました。 ARD

【Lightship ARDK3.0を使ってみた】エンジニアが解説!最新バージョンの魅力とは?

こんにちは!デザイニウムの佐久間(@ppengotsu) です。 Niantic Lightship ARDKの最新バージョン”3”が正式リリースされました。 追加された機能や変更点を紹介する連載記事(全3回)の第1回目です。 開発者(クリエイター)の視点で、気になる変更点をさらっと見ていこうと思います。 気になる変更点 サポートするUnityバージョンの変更 ARDK 2までは、Unity2020LTS , 2021LTSを公式サポートしていました。 ARDK 3は、U

【Lightship ARDK3.0を使ってみた】ARDK2利用者必見!ARDK3.0への移行手順とアドバイス

こんにちは!デザイニウムの佐久間(@ppengotsu) です。 Niantic Lightship ARDKの最新バージョン”3”に追加された機能や変更点を紹介する連載記事(全3回)の第2回目です。 本記事は、ARDK2からアップデートする際に知っておいたほうが良い情報を弊社メンバーに聞いてみたものをまとめたものです。 第1回の記事はこちら 【Lightship ARDK3.0を使ってみた】エンジニアが解説!最新バージョンの魅力とは? できるなら、新規Unityプロジ

Sonyのモーションキャプチャー「mocopi」をつかってみた(後編)〜徹底検証!mocopiで出来ること

こんにちは、デザイニウムのCGクリエイターの秋山です。 Sonyのモーションキャプチャーmocopiを使用しておおよそ1ヶ月と少し経ちました。この間に、様々なモデルにmocopiを適用して動かしてみました。 はじめにどんなキャラでも、頭と手と足があるキャラクターであれば簡単にセットアップし動かす事が可能なので、苦労せずにすぐに試せるのがmocopiの面白い点の1つですね。 こうして動かしていると、段々と出来ることと苦手なことも分かってきました。この記事では、mocopiを

Sonyのモーションキャプチャー「mocopi」をつかってみた(前編)〜Unityで動かすまで

はじめにこんにちは、デザイニウムのCGクリエイターの秋山です。 早速ながら、弊社にもモーションキャプチャー「mocopi」がやってきました。 mocopiとは 「mocopi」は、ソニーの独自アルゴリズムを用いた小型&軽量なセンサーとスマートフォン(専用アプリ)のみをつかって、どこでもリアルタイムにモーションキャプチャーやVRへモーションを取り込むことができるデバイスです。 いろいろ試している最中ですが、すぐ試せてどこでも持ち運べるので、様々なモーション、環境で試すこと

【技術解説】 Niantic Lightship VPS新機能 『Remote Authoring』を試してみた

1. Article summary - 記事概要Hello, this is Matt from the Designium. Through this article, I will explain the Remote Authoring, one of the new features of Niantic's Lightship VPS, which was announced in 2022. Previously, when creating AR conte

【技術解説】ARアプリ『Finding Serendipity』実現への道

どうも、デザイニウムのMIZUTANI KIRINです!今回、自分が開発に関わったLIFULL HOME’Sさんの「Finding Serendipity」を技術面からどうやって実装したのかなどを紹介していきます。現在(2023/01)このアプリはパブリックテストとして公開していますので、是非ご参加ください。 「Finding Serendipity」とは?Finding Serendipityは、ユーザーがAR上に残した街の魅力やその時の感情を蓄積し、風景と重ねて表示する

【Niantic Lightship VPS for Webをつかってみよう!#3】 VPSをつかって簡単なアプリをつくってみよう!

こんにちは、デザイニウムの桐井です。 前回の記事では、8th WallのWayspotやWayspotの追加方法、既存のExampleについて解説してきました。 今回は、実際にVPSを利用して簡単なアプリを作成してみましょう。 前回紹介した8th Wallの公式のExampleは、A-Frameを利用したものとなっています。私が使い慣れているという理由から、今回はThree.jsを利用して実装していきたいと思います。 アプリ作成の準備はじめに、以下のプロジェクトをクロー

【Niantic Lightship VPS for Webをつかってみよう!#2】 Wayspotって何?

こんにちは、デザイニウムの桐井です。 前回は、VPSの概要や8th WallのVPSである、Lightship VPS for Webについて解説しました。 今回の記事では、実際にLightship VPS for Webを使った開発をはじめるにあたり、提供されているexampleやWayspotについて解説していきたいと思います。 Wayspotとは?まず、前回の記事でも少し書いてきたWayspotについて説明します。 Wayspotとは、Lightship VPS f

【Niantic Lightship VPS for Webをつかってみよう!#1】 Lightship VPS for Web って何?

はじめまして、デザイニウムの桐井です。 今回から3回にわたって、8th Wallに追加された新機能、『Lightship VPS for Web』についての概要や開発方法、実際のアプリ開発についてご紹介していきたいと思います。 VPSとは?VPSについては、弊社エンジニアの記事がとてもわかり易いので下記を参照していただきたいのですが、こちらでも簡単に説明させていただきます。 VPSとは、Visual Positioning System の略称で、スマホを通して得た視覚情

【技術解説】Robloxのユースケース紹介とRoblox Studioをつかったゲーム開発

こんにちは!デザイニウムのウィリアム チェンです。 みなさんは、Minecraft(マインクラフト)やFortnite(フォートナイト)など子供たちの間で絶大な人気のメタバースゲームと並ぶRoblox(ロブロックス)という無料のオンラインゲーミングプラットフォームを聞いたことがありますか?この記事では、Robloxの解説とユースケース、さらにRoblox Studioをつかったゲーム開発から公開までに得た知見やTipsを共有したいと思います。 Robloxとは?Roblox

【技術解説】UnityとPhotonを使ったマルチプレイ開発

こんにちは!デザイニウムのウィリアム チェンです。 今回は、2022年7月に株式会社LIFULLさんが提供を開始したAndroidアプリ「空飛ぶホームズくんBETA」のマルチプレイ開発ついてお話します。デザイニウムは、ホロラボと共に本アプリの開発を担当させて頂きました。 「空飛ぶホームズくんBETA」とは 「空飛ぶホームズくんBETA」は、最大8名のプレイヤーが同時にデジタルツインの世界中に飛び回ることができます。この記事では、使っているマルチプレイに関しての技術と課題点

Google ARCore Geospatial API をつかったデモとAR活用事例

はじめに2022年5月、GoogleのARフレームワーク「ARCore」のSDKに「ARcore Geospatial API」が追加されました。デザイニウムでは、ARとVPSを組み合わせたコンテンツ開発にいち早く注目し、様々なVPSサービスを使ったR&Dやコンテンツ開発をすすめてきました。もちろんGeospatial APIも発表直後からメンバーが続々とデモ開発を行っており、この記事では今までに制作したデモ動画と合わせてGeospatial APIの機能や活用案などをご紹介