ペーパードライバー未だ脱却ならず

20歳の時に運転免許を取得して、以来20年ほどペーパードライバーでした。

「一生車の運転をすることなく生きていけたら良いなぁ」と思っていたのは、極度の怖がりだからだと思います。人を殺してしまうことの恐怖。

でも、これまで経験した仕事の中で、運転ができたら役に立てたのになぁ、と思うことも多かったので、一念発起。ペーパー教習に通いました。

運転中は、歩行者や自転車が急に飛び出してきたらどうしよう、とか、私が減速して止まっても、後ろの車は気付かずに、ぶつかってくるかも、等の、想像で頭がいっぱいになり、緊張の連続。

それでも、「慣れたら大丈夫なはず」とまだ暗い早朝にひとりで練習などしたら、意外と横断歩道ではない場所を通行している歩行者や自転車がいたりして、一日の気力を朝から使い果たすような感じに。

さて、私は最近不運続きで、心配事が頭を占め、心ここに在らずの状態になることが多いと家族にもよく指摘されております。その負の連鎖から脱却する目的もあってこのnoteもはじめたのですが、今朝は自転車に乗っていて車に轢かれそうになりました。

自転車ですらそんな状態になるし、私のような自転車や歩行者が他にも存在するだろうことを考えると、ますます怖くなりました。

苦手を根性で克服するのも素晴らしいことですが、それだけが良いとも思いません。どう頑張っても人には向き不向きがあるでしょう。人の命を奪うかもしれない車の運転です。こんな時は諦める勇気も必要かな、と思った次第です。


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