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あの世界的写真家 荒木経惟が「ArtSticker」に参加!


タカ・イシイギャラリー東京で公開中のアラーキー最新作「梅ヶ丘墓情」展をアートスティッカー上で楽しもう。

荒木経惟 「梅ヶ丘墓情」2019 年
ゼラチン・シルバー・プリント
© Nobuyoshi Araki / Courtesy of Taka Ishii Gallery


◼️「梅ヶ丘墓情」展について

荒木経惟 「梅ヶ丘墓情」展示風景 タカ・イシイギャラリー東京 2019 年 5 月 25 日 - 6 月 15 日
Courtesy of Taka Ishii Gallery Tokyo / Photo: Kenji Takahashi


1994年の開廊以来、四半世紀にわたりほぼ毎年開催されたタカ・イシイギャラリーでの
荒木経惟の個展は、今年27回目を数えます。このたび開催される個展「梅ヶ丘墓情」(タカ・イシイ ギャラリー東京で6月15日まで開催)で発表された最新作のうち26点を、ArtStickerでご紹介します。

個展タイトルの「梅ヶ丘」は荒木の自宅がある場所。展示される作品群の被写体の多くは、自宅やその周辺で撮影された、人形、像や怪獣のオブジェ、花、モノクロームの空ですが、すでに亡き父と母の没年を記したメモや、妻の陽子の写真も含まれます。

昭和から平成への改元時や2000年の世紀の変わり目など、荒木はその時代を謳歌した女性達、当時の出来事、変わりゆく街並みをカメラによって「複写」することで、時代の節目の世相を作品にまとめてきました。元号が「令和」に改まる今年、体力が日増しに衰え、外出を控えることの多くなった荒木の関心は自分自身にあります。

「墓情」という言葉からも、今年79歳を迎えた写真家が、自らに忍び寄る死を意識していることをうかがい知ることができると同時で、ありのままに提示される写真の堆積を前に、その解釈は見る者に委ねられるのです。

会期:2019年5月25日 ~ 2019年6月15日
会場:タカ・イシイ ギャラリー東京
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F
https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/20196/

◼️荒木経惟(あらき・のぶよし)について

70年代より荒木は被写体との親密な関係性を写した写真作品で高い評価を受け、妖艶な花々、緊縛ヌード、空景、食事、東京の街、飼い猫など、様々な被写体から強烈なエロスとタナトスが漂う独特の写真世界を確立。精力的に刊行し続ける写真集はこれまで520冊以上に及び、同時に国内外の数々の美術館にて展覧会を開催。戦後日本の写真界を代表する作家として世界的に知られている。

おもな個展
「センチメンタルな旅、1971-2017-」東京都写真美術館(東京、2017年)
「Araki」ギメ東洋美術館(パリ、2016年)
「往生写集-顔・空景・道」豊田市美術館(2014年)
「荒木経惟写真集展アラーキー」IZU PHOTO MUSEUM(静岡、2012年)
「私・生・死 」バービカン・アートギャラリー(ロンドン、2005年)
「花人生」東京都写真美術館(東京、2003年)
「Suicide in Tokyo」ジャルディーニ・ディ・カステッロ(ヴェニス、2002年)
「Tokyo Still Life」イコン・ギャラリー(バーミンガム、2001年)
「Nobuyoshi Araki」ゲント市現代美術館(2000年)
「荒木経惟 センチメンタルな写真、人生」東京都現代美術館(1999年)
「Tokyo Comedy」ウィーン・セセション(1997年)
「荒木経惟・私日記」カルティエ現代美術財団(パリ、1995年)
「アクト・トーキョー1971-1991」フォルム・シュタットパルク(グラーツ、1992年)


受賞歴
第54回毎日芸術賞・特別賞(2012年)
第 6 回安吾賞(2012年)
オーストリア科学・芸術勲章(2008年)
日本写真協会・年度賞(1990年)


■Taka Ishii gallery Tokyo (タカ・イシイギャラリー東京) について

80年代にロサンゼルスでファインアートを学ぶ傍ら、プライベート・ディーラーとして活動していた石井孝之が、同時代の美術動向を紹介する場として1994年東京・大塚に開廊。独自の審美眼と国際的な視座で、国内・国外、キャリアやメディウムなど様々な作家とともに、多彩なプログラムを四半世紀にわたり展開。現在六本木と香港に合計3箇所のスペースを持つ。


■ArtStickerについて

◼️ダウンロードはこちらより


TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。