クソザコナメクジデッキ解説 MtG スタンダード エスパー毒性コントロール

私が最近ようやく回し始めたオリジナル(?)デッキの解説です。
タイトル通り弱いので、参考にはならないと思いますが自身の思考の整理として書きます。
デッキリストは晴れる屋さんのデッキ構築機能で書いてあります。
https://www.hareruyamtg.com/decks/764129

発端

青単テンポを組んで晴れる屋さんの平日大会デビューしたものの、しばらく期間が空きイクサラン失われた洞窟以降では青単テンポがほとんど勝てなくなっている現実を目の当たりにしました。
そこで新しいデッキを組もうと思い、まず色を考えたときに
 有彩色(青赤緑)では青しか使いたくない
 無彩色(白黒)は致し方なく許容
という方針を立てました。
そこで結果も出ていて自分の好みに合うのがエスパーコントロールでした。
しかしながら、結果を出しているエスパーコントロールは「婚礼の発表」、「放浪皇」、「黙示録、シェオルドレッド」などのなかなかお値段の張るカードが複数投入されているため、貧乏なワイには手が出ない、となりました……
そこでシェオルドレッドならば同じ黒4マナの「ドロスの魔神」に入れ替えてなんとかならんか、とない頭を捻って組んだのがこのエスパー毒性コントロールです。

設計思想

シェオルドレッドをドロスの魔神に入れ替えて、婚礼の発表などのパワーカードを抜いたら当然回らないので、エスパーの色の組み合わせで、かつお安く買えるカードでシナジーを模索しました。
思いついたのが、相手に毒カウンターを載せてダメージレース以外の勝ち筋を見せつつ、4ターン目にドロスの魔神を出してライフ計算を狂わせる目論見です。
このとき増殖で相手の毒カウンターを増やせばライフがあってもこちらが勝利、ドロスの魔神の油カウンターを増やして延命を図る、と毒とライフの両面を詰めることができます。
これを軸にデッキを組みました。

個別カード解説

メインボード


這い回る合唱者 2枚
多汁質の頭蓋住まい 2枚
この1マナクリーチャー2種は、可能な限り1ターン目に出して相手に毒を意識させることが目的です。
合唱者は死んでも同じく毒を持つダニが残りますし、頭蓋住まいは接死でブロックを躊躇させられるので毒カウンターを1つでも載せられれば成功です。

スレイベンの守護者、サリア 2枚
これは対戦相手にも出てくるのが意外だ、と言われましたが、後続のドロスの魔神よりヘイトが高まるクリーチャーをわざと出して、除去を使わせるのが目的です。
むしろ、自分のソーサリーとインスタントも重くなるので4ターン目までに除去してほしいと思っています。

虚空翼の混種 3枚
このデッキの毒カウンター載せのエースです。
飛行でブロックされにくく、また墓地にいるときに増殖すると手札に戻るので使いまわせるのが強いと思っています。

腐り腹のネズミ 2枚
死んだときに増殖できるので、積極的にアタックしていけるクリーチャーです。

ドロスの魔神 4枚
このデッキの本当の主役です。
4マナ6/6飛行はどんな相手でも無視できないサイズなので、油カウンターがなくなったら敗北というデメリットを補って余りある優秀なクリーチャーです。
チャンプブロックされても相手クリーチャーが死ぬと2点を相手に飛ばせる擬似トランプル能力も持っています。
設計思想で述べたように増殖で延命を図り、前述の小粒クリーチャーで2点、ドロスの魔神が3回殴って18点で合計20点を削り切って勝利というのが理想の勝ち方です。

実験的占い 4枚
ドローソース兼増殖です。
4ターン目にドロスの魔神を出せるように、相手に毒カウンターが載っていなくても積極的に撃ちます。

記憶の氾濫 4枚
スタンダードでおそらく最優秀なドローソースです。
このデッキはそこそこ手札消費が激しいので、5ターン目以降に息切れしないように入れています。

胆液まみれ 4枚
除去兼増殖です。
-4/-4修整ではシェオルドレッドは落とせませんが、採用数が減っていますし、シェオルドレッド以外のほとんどのクリーチャーは対処できると踏んでの採用です。

失せろ 1枚
虚空裂き 1枚
証人隠滅 1枚
確定除去・カウンターとして入れています。
白の2種は相手にトークンを渡してしまいますが、軽めのマナ数で盤面を対処することを優先しています。

アイレンクラッグ 2枚
あわよくば2ターン目に出して、3ターン目にドロスの魔神を出せるかも、という願望だけで入れています。
数少ないマッチ数ですが、1回も戦場に出せなかったので入れ替える必要があると思っています。

忌まわしき干渉者、アショク 1枚
奇跡的にマッチが長引いた際の勝ち筋として入れています。
これも1回も戦場に出せなかったので、入れ替え候補です。

コイロスの洞窟 4枚
闇滑りの岸 1枚
皇国の地、永岩城 1枚
廃墟の地 2枚
島 2枚
行き届いた書庫 2枚
天上都市、大田原 1枚
平地 2枚
不穏な投錨地 1枚
眠らずの城塞 1枚
薄暗い裏通り 1枚
難破船の湿地 4枚
沼 3枚
種子中枢 2枚
土地については、ほとんどの土地はチャレンジャーデッキや自引きで持っているカードです。
目標としては、1ターン目に白か黒、2ターン目に青と白か黒、4ターン目に白青黒黒が出ることを目指しています。
諜報ランドとミシュラランドについては確定タップインなので、減らして闇滑りの岸や金属海の沿岸に入れ替えるのがよさそうです。

サイドボード

切望の隼 2枚
無力化 2枚
サイド後に勝ち筋を変えるために入れています。
2ターン目もしくは3ターン目に切望の隼を変装で出し、4ターン目にドロスの魔神を出し、5ターン目に切望の隼を表にしてドロスの魔神を相手に渡して無力化で油カウンター除去、5ターン目の相手のアップキープに勝利というのが理想です。

未認可霊柩車 1枚
墓地対策です。
再録されて安くなっているので安らかなる眠りに入れ替えることも検討しています。

切り崩し 2枚
否認 2枚
喉首狙い 2枚
証人隠滅 1枚
一巻の終わり 1枚
太陽降下 1枚
告別 1枚
確定カウンター・除去です。
メインボードでは増殖を優先して少し弱いカードを入れているので、確実に効くものをサイドボードに入れました。
枚数が多過ぎる気がするので、厳選が必要です。

総論

毒性デッキとしては「敬慕される腐敗僧」を主軸にした構築が強いですが、エスパーにして増殖を活用することで変化球的なデッキになったと自負しています。
スタンダードのローテーションが近いので、それまでの間はできるだけ多く回したいところです。

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