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おトクなきっぷ

交通費はお家を出ると必ずかかる費用です。現代社会を動かしてくれる欠かせないものである事は確かですが私はどうしても勿体無いと思ってしまいます。移動は何か形となって残るわけでもないし、その時間が楽しいわけでもないですからね。飛行機などの変わった乗り物なら楽しい場合もありますが、それもすぐ退屈となり最終的には苦痛でしかなくなります。故に出来るなら節約しようとした結果手元に残ってる、悪く言って交通費をケチる為に今まで使った「おトクなきっぷ」を、この記事で紹介してみます。


東京

都区内パス(760円)

都区内パスを入れたSuica

東京23区内のJR東日本の普通列車を1日間利用できるきっぷです。Suicaに入れると定期券みたいに使えるのでとても楽です。私は東京に行く場合は千葉からのアクセスになりますので都内最初の駅で一旦降り、そこの発売機で買ってからまた乗る形になるので時間を無駄にしてしまいますが、モバイルSuicaなら都内じゃなくてもアプリ内で買えるらしいですね。欲しいなモバイルSuica

東京メトロ24時間券(600円)

東京メトロ24時間券

東京メトロを24時間利用出来るきっぷ、これは何より値段設定が間違ってると言ってもいいくらい安いのが取り柄です。東京メトロ東西線の終点となる中野駅から西船橋駅までが片道330円なのに、それを往復するだけで元が取れると言う謎の金額設定……23年の運賃上げの時、この乗車券は値段の調整がなかった結果こうなりました。しかも一般的な一日乗車券と違って一日券ではなく24時間券なので開始から24時間内なら翌日も使えます。有効時間内に改札を通ると降りるのは有効時間を超えても認めてくれるので、例えば先日の午前10時から利用したとしたら、翌日の午前9時59分まで駅の改札を通過すると目的地まで使えるシステムで、かなりお得になります。都区内パスと同じくPASMOに入れる事も出来ますが、私はPASMOを持ってないのでその機能は使った事がありません。

Tokyo Subway Ticket (800〜1500円)

Tokyo Subway Ticket 16枚、20,800円分

こっちは基本的に上の東京メトロ24時間券の拡張版となります。東京メトロに加え都営地下鉄にも乗れる事以外は基本同じです。ここにはありませんが都営1日乗車券とは違って都営バスなどは利用できません。あくまで利用できるのはメトロと都営の地下鉄のみです。種類は3つで24時間800円、48時間1200円、72時間1500円。一番長い72時間は1日500円しかしない、とてもお安い値段となります。私なんて手元に残ってるのだけ数えてみたら16枚でした。捨てちゃったのもあるので実際使った枚数はもっと多いかと。

関西

大阪メトロ1日乗車券(820円、620円)

大阪メトロ「エンジョイエコカード」

大阪メトロが1日間利用できる切符です。正式名称は「エンジョイエコカード」らしいけどわざわざ呼ぶ気にはならないかな。こっちは平日と土日祝が別価格となってるのが特徴です。22年の時点では平日800円、土日祝600円だったけど、この記事を書く為に調べてみたら値上げしてました。基本都区内パスとあんまり変わらないので、ここまでくると書く事もなくなりますね。あるとしたら、御堂筋線直通北大阪急行の緑地公園駅に行った時、清算機でこの乗車券も処理出来た事くらいです。東京で上記のきっぷで直通の私鉄区間まで出た際は務員さんが清算してくれたので、駅務員さんが居なかったから降りられないのかと思いました。

京都地下鉄・バス1日券(1100円)

無くなった京都市バス一日券

写真は無くなったバス一日券です。市バスが一日乗り放題となる切符で、地下鉄一日と別々に販売されたいたんですが、今は地下鉄一日券(800円)と、地下鉄・バス一日券(1100円)だけ販売中です。恐らくオーバーツーリズムに苦しんでいる京都市が観光客を地下鉄に誘導する為そうしたのではないかと。でも1100円なら普通にSuicaで支払った方が安く済むので今は買う理由がない切符だと思います。京都のバスは正気では乗れませんからね。できれば一日一回も乗りたくない。

HANKYU TOURIST PASS(700円、1200円)

阪急 TOURIST PASS 1日券

阪急の、神戸三宮から宝塚、大阪梅田、京都河原町までの区間をフリーに乗れる切符です。一日券は700円、二日券は1200円。しかも二日券は連続した二日ではなく別々の日に利用する事も可能という点がすごく良い切符です。今日使うと翌日まで有効となる他の切符と違って今日使って三日後に使うなど、柔軟な使い方ができるのですごく役立ちます。今も昔と同じ値段なのもありがたいところ。

大阪周遊パス(2800円、3600円)

大阪周遊パス、2日乗車券

これはお得な切符というより、観光の為のチケットと言った方が正しいと思います。電車とバスに乗れるのはあくまで付加的な機能で、本当はあらゆる観光地に入場する為買うべきものです。一日券は大阪メトロと圏内の私鉄まで利用でき、二日券は大阪メトロのみ利用できる仕様となってます。あと通天閣、大阪城、梅田スカイビル空中庭園など色んな施設で入場券として提示し入る事が出来ます。大阪メトロのエンジョイエコカードに観光地の入場券を加えたチケットってところですね。大阪を観光するに特化した目的がはっきりしてる切符です。

全国

JAPAN RAIL PASS

JAPAN RAIL PASSと指定席券

全国のJRが合同で発売するJAPAN RAIL PASS。価格は50,000円から140,000円。7日、14日、21日の中で普通車券とグリーン車券の2種類を選べるので合計6種類となります。利用出来るのはJRの「のぞみ」・「みずほ」を除いたすべての新幹線と鉄道、東京モノレール、宮島フェリー、JRバスなど(TRAIN SUITE 四季島などの特別列車は不可)私が使ったのは一番安い7日の普通車券です。七日間のぞみとみずほに乗れないだけでJRなら何でもに乗れる切符で同時は29,650円でした。東京から大阪を往復する値段とそんなに変わらない金額だったので色々有効に使う事ができました。7日の間東京から名古屋と京都を通って大阪まで、大阪から東京に戻り函館まで行く計画を立てたのは良かったものの、5日目の大阪で雨にやられ気力を失い東京に戻り函館は諦めましたけど。その時函館まで行ってみればよかったのに今は50,000円と値上がりして微妙ですね。それだったら飛行機の方が安いかな。

この記事書く中、今までの旅路を振り返る事が出来ました。そこでもう一度、旅は本質的にお金の無駄遣いであると、ケチるなら旅などしなければいいんだと気付けた、とても有意義な時間になったと思います。もちろん今は分かってるつもりですが、次の旅もケチるでしょう。
こんな記事を読んで頂き誠にありがとうございます。

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